自分、twitterは「フォローした人のツイートが目に留まるかどうかは、偶然見た時のタイムラインの運しだい。」という運用をしているので、けっこう見逃してる情報がある。
約1カ月遅れで「木根さんの1人でキネマ」最新回が更新されていることを知って、読んだ。
「木根さんの1人でキネマ」最新36本目がマンガPark(https://t.co/gn2HhkhznT )にて公開開始!今回は「エイリアンVSプレデター」とクロスオーバー映画回!佐藤と木根母が遂にクロスオーバー!果たして如何なるパターンの交わり方をするのか!?戦慄の結末を見よ!! pic.twitter.com/ixjFAwZZUD
— アサイ・1人でキネマよろしくね (@asumithi) August 29, 2019
自分もクロスオーバーの素人研究家というかコレクター‥である一方、マーベル系コミックと映画にはずっと縁なく過ごしていたので、知識を補完する意味でも大変興味深く読みました。
そして、わがクロスオーバー論を語ってもいいのだが、それはリンクを1本だけ張っておく。
今回、考えるべきやや真面目な主題。
ルームシェアしている2人がいる。カップルですか?と尋ねていいか? 或いはデフォルトとして『カップル扱い』したほうがいいか?
いや、この小見出しは、少し抑制的な表現にとどめているんやで。作品ではもっと露骨なんやで。
ほらこんな感じ。
これへの回答は
だったのだが……これは聞き手が一方の母親であるから、踏み込みも許されるし、家族関係の構築(遺産や入院・手術手続きなど)においても必要だから尋ねても合理性があって失礼ではないのだ…ともいえるかもしれない。
だけれども、じゃあ、逆に、一般的なふるまいとしては「カップルかどうか聞いていい」んでしょうか、これ。
いや、あれなんだよね。それは男女の話もそうで、それを尋ねるのは失礼な場合もあるっす。でも逆に「お二人は夫婦かい、恋人かい?」「いや、ただの同僚です」「こりゃ失礼」なんてのは、普通の世間話の範疇で収まる。
「高杉さんちのおべんとう」には「同じ大学の人です、いまは」という、粋なセリフがあったなぁ。
だが、同性の方に、お二人は同性カップルですか?と聞くのに、それとは違う緊張感が伴うのは、事実だろう。だからアウティングとかカミングアウトって言葉もあるわけで。本来は男女に「お二人は夫婦?恋人?」と聞くのも、同性の二人組に同じ質問をするのも、まったく重みやニュアンスが同じである社会が理想だろうが、それでも統計的には9:1の割合でめずらしいのだから、そういう扱いにはならないのだろうか。
自分が知ってる限りでは推理ドラマ「シャーロック」第1話にそんなシーンがあったはずだ。独身のシャーロックと知り合って「君は同性愛者か?僕はそれに偏見は無いぜ」とかこよく宣言したはずのワトソンだが、いざシャーロックとの二人組が、レストランで『同性カップル』扱いされると、動揺して、慌ててそれを否定しにかかる…という場面。
シャーロックが呼び出した場所は友人のレストラン。
食事をしながら待つことにしたんだけど、店主のアンジェロから恋人同士と間違われちまいました。
「キャンドルを持ってくるよ。ロマンチックだから」アンジェロ
「恋人じゃない!」ジョン
てか、大家さんにもレストランのオーナーにも、ゲイのカップルと間違われていたホームズとワトソン・・・そこが現代ふう・・?(笑
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「きのう何食べた?」の一場面。不動産屋は(打算して)「歓迎する、問題無いからぜひ住み続けて」と言いたいがために確認をする
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こんな一件もあったな。
台湾から遊びに来た友人に、「ベア系ゲイカップルの旅行ポスターが駅に氾濫している日本は、なんてオープンな国なんだ」と関心されて困惑している……#北海道新幹線#サンドイッチマン pic.twitter.com/mtlBpkumbO
— 冨田格(いたる) (@itaru1964) March 12, 2016
これに隣接した話で、男で二人旅をしたときに勝手に布団をぴったりくっつけられて困った、云々という笑い話扱いの話をどこかで読んだっけ。
もう少し敷衍して、LGBTの人を、それを前提としたとき、風呂場やトイレ、同じ寝室での宿泊などをどのように扱うのか、という問題にもつながる。
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- 作者:田亀 源五郎
- メディア: セット買い
【追記】ブクマで、最近こういうtogetterがあったとの情報を得る(id:gomakyu さんより)
togetter.com
まあ、ややこしいので単純にルームシェアはルームシェアだ、それでいいじゃないか、とも思うんだけど、社会においてLGBTの存在感が喜ばしいことにどんどん高まり、嬉しいことに普通の光景にどんどんなっていくと、同性の二人組に「お二人はカップルですか?」と確認することは、異性間の夫婦や恋人と同じ地位に近づいていくとき、どうにも必要な行為となる。その一方で、そうではない、以前からのお馴染みのあの『ルームシェア』をしている人たちは、前提としてのそういう”推測”を社会から受ける機会が高まるということだろうな、と考えた次第なりよ。