INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

PRIDE−UFC裁判の資料で、我々が知った3つの真実

kamipro140P

「彼(榊原信行)はMMAビジネスで成功できなかった。だから、サッカー・ビジネスでは今度こそ成功することを願っているよ。」


−−そんなこと言いつつ、榊原元代表を訴えているくせに(笑)


「おっと、その話は係争中だから、コメントは差し控えさせてもらおうかな」

ということで、現在も進行中ですこの裁判。


その資料の原文が、某所で手に入るのですが、それで分かった重要な点が3点。

(1)英語はむずかしいね
(2)法律・経済用語の理解はむつかしいね
(3)ブログはなんでもいいから、衝撃的なタイトルにすれば勝ち。


あっ、昨日(4/1付)のブログでこれをやればよかった(笑)
いやいや、これもただ単にタイトルがリンクされるNHBニュースの読者を騙そうというわけじゃない。石を投げないでそこ。


kamiproでのダナの一言で気付いたのだが――これは格闘技のはなしというより報道全体の問題だが−裁判というのは公判が始まった時にはみな、センセーショナルに取り上げるが、進行している途中での新事実とかはあまり取り上げない。
しかし裁判である以上、おそらく訴状に挙がった争点についてひとつひとつ明らかになっていってるはずだ。
そのへんの報道が足りないので、奮起いただきたいと、また再度注目しなおしたほうがいいという意味を込めてセンセーショナルな見出しをつけた次第。

「人生は3つ数えてちょうどいい」和田京平著

京平さんの本。レフリーというより、全日本の内部の潤滑油的な役割の人だった。それは先代のジョー樋口も同じだったな。
ふと思い出す、氏の存在。

内容(「BOOK」データベースより)
ワン・ツー・スリー。和田京平が3つ数えるとき、そこには戦いのドラマが、人間の熱い生き様がある!いま初めて振り返る全日本プロレスの32年。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
和田/京平
1954年生まれ。東京都足立区出身。数々の職業を経たあと、72年に全日本プロ・レスリングにリング設営スタッフとして参加。74年、ジャイアント馬場の「動きがいい」との推薦でレフェリーになる。同年デビュー。以来全日本のマット一筋、軽快なフットワークとアクションで裁いた試合は1万試合を超える。また、ジャイアント馬場の付き人としても、馬場が99年に亡くなるまでの約10年間公私にわたり共に時を過ごす。試合前の紹介時に観客から起こる「キョーヘイ!」の大コールは、いまや全日本マットを超えてプロレス界の名物のひとつである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「吉本プロレス」が旗揚げ超満員

http://blog.livedoor.jp/emu_moto/archives/51237318.html

・・・オープニングでは、レイザーラモンHGによる「プロレスリングKAGETSU」旗揚げがスピーチされる。
しかし、そこに現れたのは「KAGETSU」乗っ取りを図る世界のナベアツ。第一試合のジャリズム・山下と対戦するはずだった「元旦マスク」をはじめ、KAGETSUの選手半数を控室で抹殺したVTRを流し、ナベアツ軍とHG軍の対抗戦を迫る。HGもその要求を飲み、超急転直下、観客驚がくのサプライズ対抗戦が開始される。


うむむむ。
プロレスは「シュート革命」を経て、今、生き残るためのコンセンサス(のひとつ)は、ほぼ定まっているといっていい。

「プロレスとは山あり谷ありのストーリーをあらかじめ定めた、ひとつの表現である。へんに真剣勝負っぽく見せるより、ストーリーや表現をじっくりと作りこもう」
「プロレスは本当に体を鍛えた、強い選手である必要は必ずしも無い(それが役立つこともある)。他のジャンルで名を成した人気者もいいプロレスを見せることができる」


この二つの理論に沿ってハッスルが行われ、ある程度の成功を収めた。
だが、成功すればするで「じゃあ俺たちがやればもっと成功するよ!」と、例えばレイザーラモンの2人を擁する吉本興業が考えるのは当然といえば当然の成り行きだった。
かなりエゲツなー、とは思うけどな(笑)


この大会について一番話を聞きたいのは、TAJIRIである。吉本レスラーの「サイコロジー」はどのようなレベルのものだったのか。興味深い。

「ちりとてちん」終了記念に−−ある落語の本質(「編集手帳」より)

まず、読売新聞の巻頭コラム「編集手帳」が2001年のコラムから中公新書に収録されているということを今まできづかなった。新聞コラムを収録した本といえば朝日新聞天声人語」が有名だけど、今現在、コラムの質という点では人語子や他の新聞各紙を含めて比較しても「編集手帳」子が圧倒的に抜きん出ている。もう論証不要だろう。あちこちで言われていて今さらの話だ。コラム界のヒョードルシュルトというか、「コラムの神様の子」という感じだ。

たまたま図書館で借りたのが第11集。
コラムとは自前のレトリックを打撃とし、博覧強記、引用自在をグラウンドとする。両者のレベルを高め、しかもそれぞれを融合させねばならぬのも総合格闘技と同じ。

この人が、五代目柳家小さんの息子の「小さん」襲名披露を材にこんなエピソードを紹介している。(186、187P)

落語というのは、若手が直の師匠のほか、いろんな名人のところに出稽古にいって技術を学ぶ(これも総合格闘技と同じだな)。桂小金治も、若い頃に小さんから話を教わった。まだ食糧難の時代、白いご飯が楽しみだったという。
うーむ、最初は面倒なので要約しようと思ったが、このコラムをどう要約できるのか。
写すしかないじゃないか。完成されすぎていて。

・・・ある日、満腹になって帰る途中、忘れ物に気づいて戻ると、小三治(※小さんの当時の名)夫妻が子供と昼飯を食べていた。サツマイモだった。小金治さんはとまどい、胸をつかれ、帰りの電車で泣いたという。

 申し訳なさに、もう稽古に通うのをやめようと思い、師匠の桂小文治さんに相談した。師匠は言った。「大バカやな、お前は。小三治はお前に落語を教えているんやないで。落語ちゅうもんを、この世に残しているんやないか」と。

教わり、芸を受け継いだ人がやがて、おのが食を削ってまで次の世代にそれを引き継ぐ。落語に限るまい。伝統芸能は、伝統文化は、数知れない人々が「志」の細い糸をつないでここまできたのだろう。
小さんさんが87歳で亡くなって4年。今年は長男三語桜さん(59)が六代目を継ぎ、襲名披露の興行がつづいている。あの日、サツマイモの食卓にいた幼い子供だろう。芸の糸、志の糸の末永かれ。

年齢や「あれから何年」は2006年当時のもの。
わたしは、最後に悠久の歴史が、そして人と人が、碁というゲームを通じて繋がっていくことが最後のテーマになっていく「ヒカルの碁」を思い出した。


今、はまぞうが混雑してて紹介できないな。名文を紹介し、アフェリエイトの購入者を増やし儲けようと思ったのに(笑)【補足】あとでできた

編集手帳」第十一集より名文紹介・名引用・逸話孫引き


■「慢心は足音がしない」


■「惚れて通へば千里が一里/ぬしを待つ間のこの長さ/おやまあ相対的ですね」
(1922年のアインシュタイン初来日時、ブームに乗ってできた相対性理論を思いっきり誤解した歌(笑))


■さくら咲く咲く 平和の空で 野暮な原爆 ためすバカ・・・
西條八十作詞「大当り景気ぶし」1957年)


■「中国語ではコスモスの音に『可思莫思』の字をあてることもあるという。「可」(べし)と「莫」(なかれ)を助動詞として眺めてみれば「思うべし、思うなかれ」と読み下すこともできる。あきらめたい、あきらめきれない恋心か、見果てぬ夢か。」


■「いっそ/大きく凹もう/いつか/多くを満たす/器になるのだ」(伊藤柚月)


■「我が生は 淋しからずや 日記買う」(高浜虚子


■「釣り竿は一方に釣り針を、他方に馬鹿者をつけた棒である」(サミュエル・ジョンソン


■「Q:あなたの人生で、過酷な戦争体験から学んだことはありますか?」
「影響はあったかもしれないが、言葉にする際は”ない”と答えるのがいいでしょう。そういうものから学べたとするならば、それ(戦争)が必要となってしまう」(イビチャ・オシム


■「逃げ込める港も近くにない海上で嵐に襲われた場合に避けねばならないことは、海岸線に近づきすぎることなのだ」(塩野七生ローマ人の物語2」)


■お祈りの言葉を小さな女の子が唱える。「われらに日々のパンを与えたまえ」
その後が聞き取れない。いまなんて言ったの?母親が尋ねた。
お母さん、怒らないでね。あたし、お祈りしたの。
「パンの上にたくさんバタをつけてくださいましって」(アンデルセン「絵のない絵本」)


■「こぼれ松葉を/ありゃ見やしゃんせ/枯れて落ちても ふたり連れ」(都都逸


■洋画家の里見勝蔵が巨匠ブラマンクをパリに尋ね、指導を仰いだ。ブラマンクは二つの皿を里見の前に置いた。
「描き分けてごらん」
塩と砂糖が盛られていたという。


■「眠りても 旅の花火の 胸にひらく」(大野林火)「手花火の こころの中に 散るごとし」(川口重美)

ドキュメント映画「靖国」の上映中止、本日4全国紙が社説に

やじうまワイド」情報です。いま記憶で書くと朝日、毎日、産経…だったかな?
みりゃ分かるんだけど。
おお、半日ぐらいかかるかと思ってたら「社説比較くん」が早い!これで全4紙プラス、別の日の朝日社説も一気に読める。
http://massacre.s59.xrea.com/othercgi/shasetsu/index.xcg?event=568
(余談ながら、はてブで社説にブックマークをつける方がいると思うが、どうせならここにエントリを張ることで一気に読める。「社説比較くん知名度UPのために、また賛否両方を読む機会を与えるためにお奨めしたい)

社説比較くんは残念ながら東京新聞を地方紙としているのか入っていないが、東京新聞も本日取り上げたので加えるちと5紙となる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2008040202000319.html



この問題は実は
表現の自由
■抗議の自由
というおなじみの対比のほか
文化庁という、税金による組織の助成金の使い道を、国民代表の議員が調査し是非を問う自由
■映画館(この前のプリンスホテルも含む)という民間施設(民間企業)が映画を選ぶ自由

という、あらたな自由の錯綜と対立が加わっていて、不謹慎だが正直思想的に面白いんだわ。
また是非、この問題に興味をお持ちの向きは
この日記内の「ムハンマド」検索結果
も合わせて読んでもらえれば幸いだ。絶対に共通することがある。
また、葦原骸吉氏の「電気アジール」でも、最新エントリが関連した話題で小生もコメントしているので、合わせて読んでもらえれば。

http://d.hatena.ne.jp/gaikichi/20080331

あと、ここにも貼るといいかな?
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.asahi.com/national/update/0331/TKY200803310328.html

NHK「熱中夜話」と「星新一劇場」情報

下のコメント欄情報

野球とMSX 2008/04/02 08:35

星新一

星新一ショートショート」は、NHK総合テレビで毎週金曜午後10時50分−11時放送、再放送は金曜午後3時45分−3時55分です。BS2で水曜深夜3時−3時10分にも放送される予定です。初回は「約束」「不眠症」「ボッコちゃん」の3作品だったようです。

熱中夜話

同じくNHK−BS2の新番組ですが、木曜深夜0時−0時39分に放送される「BS熱中夜話」は、4月3、10、17日の3週にわたり「ウルトラマンナイト」です(当初2週分の予定だったが、ネットでのアンケートや投稿が好評で拡大したそうです)。
アンケート内容から想像すると、特に「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の「最強だと考える怪獣、星人」や「心に残るエピソード」を取り上げるようです。

この番組のきっかけとなった「BS熱中夜話・日本の城」が、本日4月2日深夜1時45分−2時26分(第1夜)、2時26分−3時06分(第2夜)に再放送されます。

公式サイト
http://www.nhk.or.jp/nettyu/

ちなみにこの「熱中夜話」は、要はBS漫画夜話が制作費が安いのに視聴率が良く、本にもできるお得なコンテンツなのでもっと幅広い「オタク夜話」を創ろうと企画された。だがNHKでは「オタク」が差別用語、禁止用語らしいんだわ(笑)。

それで熱中夜話、となったとの由。(ソース:唐沢俊一日本オタク大賞2007」での発言。ニコニコ動画で探してみてください)
ちなみに「最初のテーマが城になったのは、スタッフに好きな人がいたから」
そのまんまかよ!

椎名高志が通常連載以外の出版物の締め切りも抱えているとか

http://cnanews.asablo.jp/blog/2008/04/01/2915223

都合により現在三本同時進行中です。他の出版物の締め切りも重なっていて、現在仕事場は戒厳令下。こうならないために

「出版物」という言い方だと漫画じゃないのかな?まあ資料として。
テレビアニメの話題が多いな。自分はどんな作品も、漫画は読んでもアニメはみないことがほとんどで、今回もそうなるとは思うが世間的な成功は強く祈っている。
いつやるのかぐらいは後で調べて告知しておこう。


【メモ】杏里が「悲しみが止まらない」の続編の歌を発表