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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 報道、記録、文化のために

自由報道協会で「やや日刊カルト新聞」などが記者会見、の顛末

2012年5月24日現在、「やや日刊カルト新聞」本体ではなく、執筆者の個人ブログのほうに詳細が記されている。
自分もいま検索などをしたところで、詳細はこれから読みます。

自由報道協会の記者会見で自由報道協会をdisってきました。
http://cultwatching.cocolog-nifty.com/cult/2012/05/nodis-f4b4.html

この会見に関するtogetter

■120522 サイエントロジーに関する記者会見
http://togetter.com/li/308092

現在、まとまって読める記事的なものはこの2本かな?
プラス、個人的な造語ですが「全文革命」の成果で、記者会見動画が存在する。

上の文章によると、やはり和やかというよりは率直で激しいやり取りがあったようで「ニッポンの大喧嘩」的な光景が好きな人は面白いかも。

5月22日のぼくらの記者会見については、上記のような改竄問題が発生し、開催前からケンカ上等な空気になっていました。

 開催すると決めたのにこういうことをしたら、会見前から批判され会見でも批判され、むしろ騒ぎが大きくなに決まっています。…(略)…「市民の人権擁護の会」の人は、当然と言えば当然ですが、サイエントロジーや「市民の人権擁護の会」について自己主張し、そのことについて質問をしてきたりしました。

 なもんでぼくは、「ほら、自由報道協会の告知のせいで、こういうことになっちゃった」と協会を非難。それで代表の上杉隆氏と議論になってしまい・・・(略)

出席者のtwitter
紀藤正樹弁護士
https://twitter.com/#!/masaki_kito
藤倉善郎
https://twitter.com/daily_cult/

性犯罪被害者が、裁判所での証言に際し、全身を覆って出廷した(朝日新聞)

朝日新聞の記事だが、ネット上では現在「有料デジタル版」でしか見られない。http://digital.asahi.com/20120523/pages/national.html

裁判員裁判、性犯罪の起訴率低下 被害者が回避か

 
裁判員裁判の対象となる性犯罪で容疑者が起訴される割合(起訴率)がここ数年、大きく下がっていることがわかった。裁判員裁判の対象にならない性犯罪は起訴率に極端な変化はみられず、対象事件の減少傾向が際だつ(要は裁判員裁判だと多くの一般人が参加するので、被害者が情報が広がるのを恐れて起訴しなくなる傾向がある、という推論や、検察自体の起訴判断が変わっている、という推論)

被害者、全身覆い出廷 不安「裁判員に見られる…」

要約すると、性犯罪被害者が証言して、やはり裁判員という一般の人が来るのに不安を覚え、マフラーや帽子やマスクで顔を隠したと。

・裁判は、不当な訴訟進行がないよう公に、ひろく傍聴可能にして、だれでも裁判を見られるようにするべきである。
・弁護人は被告の利益を第一に考え「本当に犯罪があったんですか?」「原告はうそを言ってるんじゃないですか?」という前提で、いろいろ質問し、矛盾を追及する権利がある。


どちらも、人類数千年の試行錯誤が生んだ、裁判のかなり揺るがしがたい大原則だが・・・その代償が、上のイラストのような格好をして出廷・証言する被害者だとしたら、その代償はまた大きい。
現場では「せめて裁判員裁判にしないように」という判断で、強姦致傷でも起訴を行えるのに強姦で起訴する(前者は裁判員裁判になる)などをしている。

また、被害者は別の場所で偶然「裁判員を経験した」と話す人を見つけて、すごく不安、悲しい気持ちになったという。現行法でもその程度なら話していいことになっているし、メディアや識者も「裁判員守秘義務は厳しすぎる。もっと経験を話してもらうことが社会のためになる」という意見が強いが、出廷した被害者本人は「裁判員には何も語ってほしくない。守秘義務を守ってほしい」としているという、この落差がある。
(※朝日新聞のデジタル面記事は、少し後になったら一般の人も読めるようになる可能性もあります)

それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!

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でも、性犯罪を好んで集中して傍聴するグループ、の描写がされている。猟奇的・扇情的な事件の報道が、マスメディアを確立させたパーツのひとつであることもまた事実だが・・・

ある程度、公開原則をまげてもいいのかもしれない。いま、そういう試みもされているし、被害者などの証言の時についたてをつける例は広まっているという。

アフガニスタン〜「帝国の墓場」と呼ばれし、その大地。

この前のキャンプ・デービッドサミットで、アフガンからの各国の撤退などが協議されていて、読売新聞はわざわざ用語解説までつけてあの国の、長く知られた別称を紹介していた(笑)。

自分も、一回だけさりげなくこの言葉を使ったことがあったか。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111024/p2
というか現在進行形で、まもなくアメリカ合衆国もこの墓場に埋葬されそうな勢いだからな。そしてそこでハッピーエンドになるわけでもなく、そこからは内戦モードになって……。尚武の民、というと格好いいけど、あまりに尚武すぎるのも考えものだ。
われらがシャーロック・ホームズの相棒、ワトソン君もこの「帝国の墓場」で肩か足を負傷(諸説あり)し、命からがら逃げ帰ってきた一人だ。
http://mainichi.jp/opinion/news/20120523k0000m070111000c.html

毎日新聞 2012年05月23日 00時07分
 ロンドンの聖バーソロミュー病院の病理学研究室にある青銅のプレートにこう記されているという。「あなたアフガニスタンに行っていましたね」。シャーロック・ホームズ語り部役のワトソン博士に初めてこう声をかけた研究室なのだ▲もちろんフィクションと現実の混交を楽しむシャーロキアンの仕業である。当時の英国はアフガンで戦争を繰り返していたが、ホームズはどうしてワトソンがアフガン帰りだと見抜いたのか。後にホームズが明かしている▲彼はまずワトソンを軍医と見抜き、日焼けしてやつれた顔や腕の負傷に目をとめた。「わが陸軍の軍医が艱難(かんなん)をなめ負傷までした熱帯地はどこだろう、むろんアフガンだ」。熱帯は作者の誤解だろうが、過酷な外征戦争に疲れたこの頃の英国人の厭戦(えんせん)気分が分かる▲さて今、米欧の合同軍が10年以上の戦いで艱難をなめたのはまたもアフガン・・・(後略)

英語の用法「Afghanistan is the graveyard of empires」

In the first place, Chinese officials will likely come to regret making Pakistan, in their words, the “flagship” of the Belt and Road Initiative, with some 40 projects, valued at an estimated $25 billion, under way there. Beijing believes that it can succeed in transforming the country after Washington has struggled for decades there. But it shouldn’t count on it.

In the 1950s, Western economists arrived in Pakistan and tried to help the newly independent country fashion a long-term development plan. But as poorly coordinated aid poured in, Pakistani officials resisted setting priorities and making difficult reforms. “When I went to Pakistan, I had the $60 million to spend and no plan, no program, nothing,” recalled John Bell, who oversaw U.S. foreign aid to Pakistan in the mid-1950s. Asked for a list of priorities, the head of Pakistan’s Economic Planning Ministry replied, “No, we need everything, we need everything.”

Intended to last 18 months, the foreign advisory mission launched more than a half-century ago essentially never ended. Eventually, the World Bank stepped in as well, and over the years, the U.S. has provided Pakistan with more than $80 billion in aid. Last year, the International Monetary Fund bailed out Pakistan for the 22nd time. If neighboring Afghanistan is the graveyard of empires, Pakistan is the black hole of foreign assistance.

The Imperial Overreach of China’s Belt and Road Initiative - WSJ

「自由報道協会」で、同協会およびサイエントロジーの問題について語る会見が本日開催

詳細は以下の通り。
http://dailycult.blogspot.jp/2012/05/blog-post_17.html
http://dailycult.blogspot.jp/2012/05/blog-post_18.html

記者会見は5月22日午後2時から、東京・麹町にある自由報道協会の記者会見場で行われる予定です。同協会主催の記者会見を取材する場合は、事前申込制ですが、会場が満員でなければ飛び入りでも入場できるようです。入場時には身分証提示などが必要らしいですが、それさえ行えば誰でも取材することができます。

4月20日は「みんなでムハンマドを描く日」3年目だった。パキスタンで予防措置

最初は「動きなしの様子」と書いていた。
なにしろ自分も、うっかりチェックをせずに過ぎてしまった(笑)。
自分が気づく限りは世界的に反応が無い・・・と思ったらあったよ!運動、継続してたよ!!

http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052001001932.html
パキスタンツイッター閲覧規制 預言者の風刺画投稿要請に


 【カブール共同】パキスタン政府は20日、インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」で、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を投稿するよう呼び掛けられているとして、同サイトの閲覧を規制した。

 パキスタンでは有力政治家や人気スポーツ選手らがツイッターを利用。閲覧規制は、信仰の尊重と表現の自由をめぐる論議を呼びそうだ。イスラム教でムハンマドは、唯一神アラーの使徒とされている上、偶像崇拝に通じるとして肖像画を描くことが禁じられている。

 地元メディアによると、政府はツイッターの運営会社側に対応措置を取るよう求めたが、明確な回答がなかったため、規制に踏み切った。

2012/05/20 22:48


これがどういった行事かは、はてなキーワードを参照
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%DF%A4%F3%A4%CA%A4%C7%A5%E0%A5%CF%A5%F3%A5%DE%A5%C9%A4%CE%B3%A8%A4%F2%C9%C1%A4%AF%C6%FC

宗教とタブーと自由に関しては重要な問題提起だったが。

そしてその後、パキスタンではtwitter復旧。
http://blog.livedoor.jp/uranaibomb/archives/53901329.html

参考リンク

■「神聖」なものを全部(法的に)保護すれば平和は来るが、その方向性でいいすか?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100922/p3

天皇は、柔道を学んだか? 実は・・・「裕仁皇太子ヨーロッパ外遊記」

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」などで、注目が再度集まる戦前の柔道史。
ところで、過去には天覧試合でもあった全日本柔道選手権なのだが、では皇室は柔道を学んでいたのだろうか?
「そんなわけねーだろー」と正直思ってたのだが・・・
この前山内昌之氏の書評集を読んでいました。

歴史という名の書物

歴史という名の書物

歴史のなかに、未来が見える―。さあ、思索の森へ。混迷と不安の時代、今こそ必要な知恵と見識を得るために、「読み手」の歴史学者が贈る、読書のすすめ。『毎日新聞』掲載の書評などをまとめる。

自分は書評集が大好き。それ自体が楽しいのだが、やはりあまたの名著から引用された「新事実」「新知識」のエッセンスを、原著を読まずに知ることができるのも楽しみのひとつ。
ここに、
裕仁皇太子ヨーロッパ外遊記」波多野勝
という本が紹介されていました。
今上天皇エリザベス女王戴冠60年で訪英されていますが、父昭和天皇も皇太子時代に英国を含むヨーロッパを回っています。といっても軍艦で、です。
その艦上で・・・

随員たちは、艦内で柔道やトランプの勝負でも決して手加減しなかったらしい。柔道ではもう「御免だよ!」というほと手ひどく投げ飛ばされた。宮中生活では考えられなかったことだ。

・普通の宮中教育では柔道は無かった
・だが訪欧の軍艦内で随員と学んだ。そしてだいぶ投げられた(笑)
らしい。
ただ昭和天皇は晩年までかわらなかった相撲好きを子ども時代、「やる側」としても楽しみ、ずいぶんと相撲はとっていたそうだから、投げた投げられたは経験豊富だったかもしれない。
スクネ流を随員に披露する様な、大人気ないことはしなかったようだ(笑)
ああ、でも行く途中に柔道でずいぶん投げられたとなると、
この歴史ホラ話にもちょっと期せずしてリアリティが増すなぁ(笑)

■「昭和天皇とアルセーヌ・ルパン。−1921年6月21日、パリ地下鉄にて−」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090429/p6

ちなみにこの外遊は6カ月の予定だったが、沖縄を出たときに高級士官と皇太子(昭和天皇)の食事会が開かれたそうだ。そしたら皇太子がスープを思い切り音を立てて飲んだ(笑)り、食器をカチャカチャとぶつけて音を立てたそうだ。
随員は大慌て。
まだ昭和天皇の教育時代は女官が多く、日常の洋風マナーを学ぶというような発想がそもそもなかったらしい。外遊自体も皇室(母親の皇后)の反対を押し切って、山県有朋原敬が「外を見せないと」と計画したらしい。
ただ、その後も国民がよく知っている通り、皇太子はきわめて真面目で律儀に義務を果たそうという気質があり、また軍艦内ということで集中もできたのだろう。到着までには洋風マナーなどについては完全にマスターし、周囲をほっとさせたとか。

あれ????すごい偶然!!
全然知らなかったが、来月この本が文庫化されるらしい!!

裕仁皇太子ヨーロッパ外遊記 (草思社文庫)

裕仁皇太子ヨーロッパ外遊記 (草思社文庫)

若き皇太子は第一次大戦の戦禍癒えぬ欧州で何を見たのか。東宮武官長奈良武次の初公開資料をもとに全行程をたどり、外遊が昭和天皇に与えた影響を考察した意欲作。

いまの皇室は、柔道を学んでいるのだろうか。いないだろうな。
学んでいるようなら講道館も、もう少し指導の安全性確保に力を入れていただろうから。

「自由報道協会は、自由報道協会自体のスタンスを批判する記者会見を開けるか?」→開けます(かな?)

http://dailycult.blogspot.jp/2012/05/blog-post_17.html

……自由報道協会主催の記者会見でサイエントロジー教会の関連団体が会見した問題について、5月22日に「やや日刊カルト新聞社」と紀藤正樹弁護士が共同記者会見を行なうことがわかりました。この記者会見の主催者もまた自由報道協会です。(略)
自由報道協会(FPAJ)は4月10日に「精神医療被害の実態報告とその改善を求める記者会見」を主催しましたが、…(略)精神医療を全否定して、サイエントロジーの教義を踏襲した持論を披露しました。

同協会がサイエントロジーの布教活動に利用されたことについて、twitterなどでは、自由報道協会を批判あるいは嘲笑する声が高まっていましたが、「市民の人権擁護の会」がサイエントロジー関連団体であることを知らなかったとするFPAJ事務局は、具体的な反省や改善の意思も示さず、「やや日刊カルト新聞」の取材にもまともに応えませんでした。そのため「やや日刊カルト新聞社」は、FPAJに「“サイエントロジー記者会見”に関する記者会見」の開催を依頼。サイエントロジー問題に詳しい紀藤正樹弁護士とともに記者会見を行なうことになりました

記者会見は5月22日午後2時から、東京・麹町にある自由報道協会の記者会見場で行われる予定です

これは”愉快犯”的なフットワークを持つ「やや日刊」とその主筆の面目躍如。
あと自由報道協会も、これは立派だと思う。たとえば上杉隆氏の報道に反論する記者会見を、自由報道協会で開くこともできるわけだ(わざわざする必要も無いだろうけど、理論的には。)

主筆twitter
https://twitter.com/#!/daily_cult

藤倉善郎‏@daily_cult

自由報道協会主催「“サイエントロジー記者会見”に関する記者会見」は、5/22午後2時からで確定です。会見タイトルは主催者様により「サイエントロジーに関する記者会見」に変更させられました。タイトルに干渉するくらいだから、やはり協会は単なる場貸し業者ではないということか。 #fpaj
会見タイトル変更の理由は「意味がわかりづらいと上の者が申しておりまして」(事務局の人)。正確さを欠いた「わかりやすさ」などクソクラエですが、「上の者でてこい」「上の者なのか、上杉なのか」とか言うの面倒くさいので承諾しました。 #fpaj
「無批判に垂れ流すだけの報道ゴッコおかしい!」とか言うぼくらの会見を無批判に垂れ流してくれるのかな。 RT @Cabagine ニコ生やIWJも入るのかな。