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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

性犯罪被害者が、裁判所での証言に際し、全身を覆って出廷した(朝日新聞)

朝日新聞の記事だが、ネット上では現在「有料デジタル版」でしか見られない。http://digital.asahi.com/20120523/pages/national.html

裁判員裁判、性犯罪の起訴率低下 被害者が回避か

 
裁判員裁判の対象となる性犯罪で容疑者が起訴される割合(起訴率)がここ数年、大きく下がっていることがわかった。裁判員裁判の対象にならない性犯罪は起訴率に極端な変化はみられず、対象事件の減少傾向が際だつ(要は裁判員裁判だと多くの一般人が参加するので、被害者が情報が広がるのを恐れて起訴しなくなる傾向がある、という推論や、検察自体の起訴判断が変わっている、という推論)

被害者、全身覆い出廷 不安「裁判員に見られる…」

要約すると、性犯罪被害者が証言して、やはり裁判員という一般の人が来るのに不安を覚え、マフラーや帽子やマスクで顔を隠したと。

・裁判は、不当な訴訟進行がないよう公に、ひろく傍聴可能にして、だれでも裁判を見られるようにするべきである。
・弁護人は被告の利益を第一に考え「本当に犯罪があったんですか?」「原告はうそを言ってるんじゃないですか?」という前提で、いろいろ質問し、矛盾を追及する権利がある。


どちらも、人類数千年の試行錯誤が生んだ、裁判のかなり揺るがしがたい大原則だが・・・その代償が、上のイラストのような格好をして出廷・証言する被害者だとしたら、その代償はまた大きい。
現場では「せめて裁判員裁判にしないように」という判断で、強姦致傷でも起訴を行えるのに強姦で起訴する(前者は裁判員裁判になる)などをしている。

また、被害者は別の場所で偶然「裁判員を経験した」と話す人を見つけて、すごく不安、悲しい気持ちになったという。現行法でもその程度なら話していいことになっているし、メディアや識者も「裁判員守秘義務は厳しすぎる。もっと経験を話してもらうことが社会のためになる」という意見が強いが、出廷した被害者本人は「裁判員には何も語ってほしくない。守秘義務を守ってほしい」としているという、この落差がある。
(※朝日新聞のデジタル面記事は、少し後になったら一般の人も読めるようになる可能性もあります)

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でも、性犯罪を好んで集中して傍聴するグループ、の描写がされている。猟奇的・扇情的な事件の報道が、マスメディアを確立させたパーツのひとつであることもまた事実だが・・・

ある程度、公開原則をまげてもいいのかもしれない。いま、そういう試みもされているし、被害者などの証言の時についたてをつける例は広まっているという。