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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

本日WOWOWでUFC /RIZINはGYAO生配信


www.wowow.co.jp






gyao.yahoo.co.jp


朴光哲らが参戦、8月16日の「ONE」がabemaTVで配信中

abema.tv

第8試合 タン・リーvs朴光哲
4分1.4k視聴2019
あと6日間
2019年8月16日にタイ・バンコクで開催されるONE Championship「DREAMS OF GOLD」出場選手の試合をAbemaTVで公開!!世界最高峰の総合格闘技「ONE Championship」から目が離せない!!

第3試合 澤田龍人vsアジス・カリム
無料

第9試合 ムアンタイ・PK・センチャイムエタイジムvs山田健太
無料


第13試合 スモーキン・ジョー・ナタウットvsジョルジオ・ペトロシアン
無料


あと6日間
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あすはRIZINUFCがあり。

木村草太氏の「あいちトリエンナーレ事件」評への感想、疑問

出た


headlines.yahoo.co.jp

読んだ。このへんはまとめて論じるべき話なのだが、、膨大になるので目につくところからやっておき、最後にまとめればいいや。ということで、この文章を引用し感想

一般論として、主催者が、外部からの意見に説得された結果として、自律的に展示を見直すことは当然あり得る。個人には、公共施設での催しを自由に批判する権利がある。また、公共施設の運営者には、批判が理にかなったものであると判断したなら、それを受け入れ、催しを中止したり、内容を修正したりする権限がある。

 例えば、公立大学の施設を利用する講演会で、講演者が「差別や名誉毀損(きそん)発言をしない」と約束しなかった場合、「差別や名誉毀損を防ぐべきだ」との批判を受け、主催者が講演会開催を取り消すこともあろう。

はじめ、ぶふっと噴き出したよ。「ひゃくたなおきーのことかーっつ!!」って(笑)

名前は挙げずに、予防線を張っていると。
ただ、その大学の話に勝手につなげるけどあの時も理由の中に「そのままだと混乱が起きる」「その防止のための警備が非常に膨大になる」(つまり木村氏があいちで中止理由にした『万全の警備体制を敷くことは難しい。このため、主催者は中止の判断に追い込まれた』と類似系)などは入っていて、さらに抗議・中止要請側も「講演開催の事実や内容にショックを受け、自殺する人が出たら賠償責任を取れるのか」といった言い方をしていたらしいが。


・脅迫が論外の犯罪行為であることは言うまでもなし。異論は当然ながらない


・さて、今回の目玉はこれ。記号を便宜上ふっておく

A:電話での抗議についてはどうか。今回、多数の抗議電話により、事務局や愛知県の業務はパンク状態にあったという。通常、一人一人が電話で意見を伝えること自体は、脅迫などを伴わない限り、禁止されるべきものではない。
B:しかし、今回、抗議電話をした人たちは、抗議メッセージを伝えることを超え、不特定多数の力によって、展示会を中止させようとする意図があったのではないか。

まず、先に「B」だが……こりゃいわゆる「ゲスパー」論で、「…という意図が有ったのだろう」だったらねえ、たとえば上の100田さんの話でも『抗議メッセージを伝えることを超え、不特定多数の力によって、百田氏の講演会を中止させようとする意図があったのではないか』となりますしねえ。


そして「A」が今回、わざわざ記事を書いて紹介する理由である。こう、非常に重要な見解を述べている。

 ■抗議を拒否できる正当な理由とは

 法律家たちは、個人による意見表明の自由を確保しつつ、展示主催者や行政機関の業務遂行を妨げないようにするにはどうするべきかについて、新たな理論を提示せねばならない。例えば、抗議を受け付ける方法を手紙やメールに限定したり、匿名での抗議を拒否したりしても正当と言えるのはどのような場合なのかを、理論的に整理する必要があろう

そう、つまり、「抗議の電話、ファクス、メールがじゃんじゃか寄せられてくる」ことに関して、それが表現の自由を脅かすかどうか、どうも憲法の専門家の中でも、まだ未整備未議論の状態だ、と木村氏は認めたのだ。
ここが重要。頑張って論じてほしい。そして「憲法学」は、その結果をあなた方の上司である「法哲学に伝えて、法哲学の側もフィードバックしてほしい。

そして

「今回の展示中止がテロ事件だ」との大前提を確認したところで、表現の自由に対する行政機関の介入問題について検討しよう。

 今回、河村たかし名古屋市長や菅義偉官房長官が、展示内容への疑義を表明しつつ、展示や補助金支出に介入する姿勢を示した。もちろん、河村市長や菅官房長官も、個人の立場であれば、展示物を自由に論評する権利を持っている。

 しかし、個人の表現の自由は、行政機関としての立場を離れた場所で、個人としての発言であることを明示して行わねばならない。公職としての立場を利用して、特定の芸術表現について介入するのは、憲法上の問題がある。

 まず、芸術展の展示の適切さは、芸術の専門家により自律的に判断されるべきものだ。市長や官房長官は行政のプロであって、芸術判断の専門家ではない。市長や官房長官が、表現内容の適切さを理由に介入するのは、越権行為だろう。

これらは多様な論点を含む。箇条書きにしつつ、本格的に論じるのは後日にしたい
・「主催者としての判断権限」と「外部からの圧力」の違いについて。
・「行政が主催者」の場合は。また主催者が今回のように実行委形式で、複数の集合体なら。
・「芸術展の展示の適切さは、芸術の専門家により自律的に判断されるべき」とは何か。「芸術監督」のことか。「現場現場のキュレーター」のことか。
・展示の適切さの判断権限が「専門家」にゆだねられるなら、それはいわゆる「専門家支配」ではないか。その場合、行政の「民主的コントロール」はどこで担保されるのか
・実際に憲法学の中では、このへんの、「美術や学術の選定などでは、行政であっても専門家に権限がゆだねられ、政治家(行政の長)も介入できない」という理論はあるらしいのだが(曽我部氏も)、
・「芸術の専門家」は本当に、外部からの美術芸術評価の声より判断力が高いのか。専門家か否かは、試験によるのか資格によるのか。津田氏はどんな資格があるのか。
・要は行政のえらいひとは、あるいは議員職にあるひとは感想や賛否を「はい、一個人として言います」とつけくわえればいいのか。

・・・・・などなどの論点を、あとで広げて論じよう。とりあえずの感想

木村草太の憲法の新手2

木村草太の憲法の新手2

憲法問答

憲法問答

木村草太の憲法の新手

木村草太の憲法の新手

Nスぺ再放送前に「二二六事件」過去記事リンク集/村上もとか「龍」6巻には北一輝出てきます

ということで再放送である。

www.nhk.or.jp

NHKスペシャル「全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~」
2019年8月15日(木) 午後7時30分(73分)
2019年8月18日(日) 午前0時35分(73分)
番組内容
NHKスペシャル「全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~」
私たちが知る歴史は、一断面に過ぎなかった―。NHKは「2・26事件」の一部始終を記した「最高機密文書」を発掘した。1936年2月、重要閣僚らが襲撃された近代日本最大の軍事クーデター。最高機密文書には、天皇の知られざる発言や、青年将校らと鎮圧軍の未知の会談、内戦直前だった陸海軍の動きの詳細など、驚くべき新事実の数々が記されていた。事件後、軍国主義を強め戦争に突入した日本。事件の「衝撃の全貌」に迫る。

この前紹介したとき、「新資料とか新事実っていうけど、NHKってこのへん最近羊頭狗肉なんだよな」みたいなこと書いたが…



とはいえその後連ツイが続く。


226事件に関しては、毎回その日に載せている記事がある

m-dojo.hatenadiary.com
そこからのスピンオフ
m-dojo.hatenadiary.com


あと、226事件は漫画化、漫画の背景に出てくることもいろいろあるけど、自分としては226事件の前の段階として暗躍していた北一輝を登場させた「龍」を押したい。
実はいまあらためて気づいたんだが、大長編の「龍」で北一輝が登場する連続回は、6巻の中にキレイに収まっているんだ(最初に出たビッグコミックスの話ね)

これだけ読むもいい

浅羽通明が星新一を読む「星読ゼミ」は18日と24日。『ひとつの装置』とか

そのまんま写す

第29回★星読ゼミナールのお知らせです。
>>> Aクラス08月18日(日曜)午後。13時開場13時半開始16時半まで。
>>> Bクラス08月24日(土曜)午後。13時開場13時半開始16時半まで!
>>>
今回の課題作品は、「沈滞の時代」「おみやげを持って」「ひとつの装置」「遠大な計画」。いずれも『妖精配給会社』(新潮文庫ほか)で読めます。

妖精配給会社 (新潮文庫)

妖精配給会社 (新潮文庫)


今回は初期作品から。星夫人も印象深いと語るマッドサイエンティストの装置発明ものの頂点を中心に、悠久の時間と人智とを考えさせる作品4篇。半世紀以上前に放たれた鮮烈なイメージと諷刺を、味わい考え語り合いましょう!

> いつもながら、話題は、時事問題、サブカルチャー、男女、家族、下ネタから、芸術、社会、歴史、哲学、宗教などなど、
作品から離陸して様々な方向へ自在に広がってゆくはずです…(^_^;)
>
> Aクラス:木戸銭(参加費):1500円加えてドリンク等の注文をお願いしています。(500円~)
於☆夜学バー“brat”地下鉄>>
千代田線湯島駅徒歩2分JR御徒町駅徒歩4分。台東区上野243池之端すきやビル3F
>
>
Bクラス:木戸銭(参加費):1500円のみ。セルフサービスの珈琲と水はありますが飲み物、スナック菓子など各自の持ち込み推奨です!於☆本と珈琲・あひる社絵本の国支部。新宿区四谷4丁目28吉岡ビル7F。地下鉄丸ノ内線新宿御苑前駅下車。出口2(大木戸門口)より地上へ、新宿通りを四谷方向へ左側の歩道をひたすらまっすぐずっーと歩きます。謎のイスクラ薬局を過ぎ大木戸門前、コメダ珈琲を過ぎ、なお歩いて世にも怪しい宇宙村と昭和な喫茶店騎士道を過ぎると拓ける視界は四谷大交差点。吉岡ビル一階文具屋EMOTO右脇を入り奥のエレベーターで七階まで。古本に囲まれ学習にも陰謀にも最適な天空のサロンへようこそ♪所要時間ほぼ8分。
>
> 星読ゼミは要予約。予約はasabami@piko.toまで、お早めに!
>>>
>>> A会場の詳細は、
>>> http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/access.html
>>> https://mobile.twitter.com/brat_yagaku/
>
(課題短編は、開場~開始までにお越しいただければ読むことができます。お持ちの方はぜひご持参ください。)
>>> ◎終了以降は、物販の時間となります(^o^)
>
基本ここでしか買えない特別グッズ=浅羽通明最新時事エッセイ、評論を直販!(内容については浅羽通明Twitter参照)、闇の古本行商人セドリィ浅羽の講釈付古本即売コーナー、BAKENEKOBOOKSふるほんどら猫堂も(白熱オークションあり!)毎回大好評です(=^ェ^=)


『今回は初期作品から。星夫人も印象深いと語るマッドサイエンティストの装置発明ものの頂点を中心に、悠久の時間と人智とを考えさせる作品』
らしいのだが、自分は正直、「ひとつの装置」しか覚えていない。しかしこの「ひとつの装置」は、1000を超える星の作品の中でも、自分は一番好きかもしれない。


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表題にはならないが、この巻の巻頭を飾るのが、「ひとつの装置」である。
※この巻とは、「コミック星新一」3巻のこと

コミック星新一☆親しげな悪魔

コミック星新一☆親しげな悪魔

この題を聞くとき・・・自分は12歳だか11歳だったか、とにかく中学に行く前、小学生の記憶に戻る。
甲本ヒロトの歌で 
レコードプレイヤーが 「スイッチを入れれば必ずお前を十四歳にしてやる」と言ったんだ・・・という歌詞があるが、自分にとっては星新一SFがそれに当たるのかもしれない。
どういうふうに読んだかは、今でも覚えている。
何度かこのブログでも書いたポプラ社の、筒井康隆が情熱的に書いた少年向けSF入門書「SF教室」には、ブックガイドがついていた。
当時、地元の図書館は子どもルーム大人ルームが完全に分かれていた。
そのブックガイドにある名作、なまじ古典の名作なら子供用リライト版があったが、現役作家の星新一小松左京筒井康隆の紹介本は当然リライト版なんてない。
そこで「大人ルーム」にいくとSF全集(どこから出てたんだろう?)があり・・・星新一は通常出ている短編集をバラして再構成した「傑作100」というものだったはずだ。
それを図書館内で読んだとき・・・どれもが当然傑作だったが、この「ひとつの装置」に流れる哀しみ、風刺、詩情・・・すべてに度肝を抜かれたことを、昨日の様に思い出す。


世界的な名声を博している高名な科学者が、ある装置の開発に極秘に乗り出した。研究所の経費を流用し、さらに私財も投入して始まったこのプロジェクトは、のちに「完成まで、装置の内容は博士以外一切知らない」ままで、膨大な予算をつぎ込んだ国家の支援する公的事業となる。

そしてその装置は完成したが・・・

これ以上の内容紹介は、ストーリーとテーマの根幹に触れるから差し控えたい。だがこの装置の意味、そしてここに「へそがある」ことは、この原作者が<人間の本質>に関して持っていたユーモラスな諦観と愛情を感じさせて実に秀逸だった。その装置をどうビジュアル化するかって大変なところだが、なんとなく自分が脳裏に浮かべていたイメージに似てもいるし、想像しなかった斬新な部分もあるのだよ。
(この作品はNHKのショート番組でも映像化されたが、わざと映像を抽象的に作った演出がなされ、個人的には評価も低いし、そもそも番外扱いすべきものだと思っている。)

もう満員かも。詳しい質問はtwitterへ。一方の会場のあひる社もアカウントあり


twitter.com

終戦記念日にして”光復節”-の翌日に、日韓について基本の説を語る

その話を書く前に、見かけたおもしろツイートを。



だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」

だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」

徹底検証 韓国論の通説・俗説 日韓対立の感情vs.論理 (中公新書ラクレ)

徹底検証 韓国論の通説・俗説 日韓対立の感情vs.論理 (中公新書ラクレ)

高宗・閔妃―然らば致し方なし (ミネルヴァ日本評伝選)

高宗・閔妃―然らば致し方なし (ミネルヴァ日本評伝選)



さて、そんな話のあと本題に……文在寅演説の具体的がどうこうとか、デモがどうこうとか、そういう話の細部には言及しない。いや演説やその分析は重要なのだが、具体的なことはどうでもいい。
それを受け取る我々は、文在寅政権を好意的に評価しているひとでも、逆に「ムン政治をゆるさない。」なひとでも、この演説が、韓国の世論や議会、或いは政権の支持率などにさまざまに影響し、それが政治の流れ、日韓外交の今後に影響し、同政権もそれを意識していることが、当然の前提になっている。
一言で言いかえれば、韓国が日本と同様の、一般的な(十全でも完璧でもないが、普通の)民主国家・民主体制であり、両国の外交は民主体制同士の外交として行われていることを大前提と受け止めている。

それがゆえに、そうでないときよりスムーズでないかもしれない。
しかし、自分もギリギリでそれを知っている世代だが、日本が韓国と……、というか、日本が他のアジアと何かの外交や関係を持つとき、そういう前提自体がかつて存在しなかった。対アジアにおいて、そういう形での軋轢が生まれる余地がある民主主義体制は無かった。もちろん東南アジアでの対日批判など―
※それを背景にかんべむさしの傑作SF「サイコロ特攻隊」が生まれた

もあったし、古くは日韓国交反対デモや、中国でのデモなど、「世論」が政府に影響を与えることは半民主主義体制でも非民主体制でも場所によってはあった。
それでも、民主体制同士の、お互いが民主体制であることを前提とした”ゲーム”が行われていることは、80年代の韓国、ソウル五輪ごろからの韓国を見ている中では「偉大な成果」であり、最大限に寿がれるべきものだ。ほぼ同時期に民主化を展開した台湾に対しても全くに同様である。経済的な面や対外的影響力という面では、ある意味でそれに先んじて大発展したシンガポールが、民主主義や自由という面で今どの水準に留まっているかを考えれば、韓国台湾の「不可逆的民主化」がどれほど凄いことかは自ずからわかると思う。(ブルネイも……あそこは比較すらしようがない)
シンガポールについてはリー・クアンユーを「民主主義最大の敵」と評したこともある。
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いま日韓関係は、関係の良好さという面だけを見れば「戦後最悪」なのやもしれない。しかし、民主体制同士、世論や投票結果によって、それを意識した政府が動いた結果の関係であるならば、それはどんなふうな対立があったとしても、かつてよりは、少しはましな面もあるのではないか。
それを、光復節の翌日に、あらためてことほぎたい。

ユリアン、わたしは最悪の民主体制同士の関係悪化も、双方、或いは片方が非民主体制下での良好な関係よりまさると思っているんだ」
「提督、正しいかもしれませんが、そもそも提督も私もよその作家の方のかいたキャラクターですよね」
「いや、まさに『キャラクター』だからこそ、勝手に使っても違法ではないんだよ(下リンク参照)…ああ疲れた、紅茶にブランデーを入れたものをもらおうか」
「暑いので麦茶にしましょう」
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香港の動乱拡大の中「中国機動隊は、佐々淳行が助言して成立した」という過去記事。これが「天安門の反省」…

香港での当局とデモ隊の衝突が理由であろう。

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が再度読まれています。 再論などは略し、まずはご紹介まで。