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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

終戦記念日にして”光復節”-の翌日に、日韓について基本の説を語る

その話を書く前に、見かけたおもしろツイートを。



だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」

だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」

徹底検証 韓国論の通説・俗説 日韓対立の感情vs.論理 (中公新書ラクレ)

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高宗・閔妃―然らば致し方なし (ミネルヴァ日本評伝選)

高宗・閔妃―然らば致し方なし (ミネルヴァ日本評伝選)



さて、そんな話のあと本題に……文在寅演説の具体的がどうこうとか、デモがどうこうとか、そういう話の細部には言及しない。いや演説やその分析は重要なのだが、具体的なことはどうでもいい。
それを受け取る我々は、文在寅政権を好意的に評価しているひとでも、逆に「ムン政治をゆるさない。」なひとでも、この演説が、韓国の世論や議会、或いは政権の支持率などにさまざまに影響し、それが政治の流れ、日韓外交の今後に影響し、同政権もそれを意識していることが、当然の前提になっている。
一言で言いかえれば、韓国が日本と同様の、一般的な(十全でも完璧でもないが、普通の)民主国家・民主体制であり、両国の外交は民主体制同士の外交として行われていることを大前提と受け止めている。

それがゆえに、そうでないときよりスムーズでないかもしれない。
しかし、自分もギリギリでそれを知っている世代だが、日本が韓国と……、というか、日本が他のアジアと何かの外交や関係を持つとき、そういう前提自体がかつて存在しなかった。対アジアにおいて、そういう形での軋轢が生まれる余地がある民主主義体制は無かった。もちろん東南アジアでの対日批判など―
※それを背景にかんべむさしの傑作SF「サイコロ特攻隊」が生まれた

もあったし、古くは日韓国交反対デモや、中国でのデモなど、「世論」が政府に影響を与えることは半民主主義体制でも非民主体制でも場所によってはあった。
それでも、民主体制同士の、お互いが民主体制であることを前提とした”ゲーム”が行われていることは、80年代の韓国、ソウル五輪ごろからの韓国を見ている中では「偉大な成果」であり、最大限に寿がれるべきものだ。ほぼ同時期に民主化を展開した台湾に対しても全くに同様である。経済的な面や対外的影響力という面では、ある意味でそれに先んじて大発展したシンガポールが、民主主義や自由という面で今どの水準に留まっているかを考えれば、韓国台湾の「不可逆的民主化」がどれほど凄いことかは自ずからわかると思う。(ブルネイも……あそこは比較すらしようがない)
シンガポールについてはリー・クアンユーを「民主主義最大の敵」と評したこともある。
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いま日韓関係は、関係の良好さという面だけを見れば「戦後最悪」なのやもしれない。しかし、民主体制同士、世論や投票結果によって、それを意識した政府が動いた結果の関係であるならば、それはどんなふうな対立があったとしても、かつてよりは、少しはましな面もあるのではないか。
それを、光復節の翌日に、あらためてことほぎたい。

ユリアン、わたしは最悪の民主体制同士の関係悪化も、双方、或いは片方が非民主体制下での良好な関係よりまさると思っているんだ」
「提督、正しいかもしれませんが、そもそも提督も私もよその作家の方のかいたキャラクターですよね」
「いや、まさに『キャラクター』だからこそ、勝手に使っても違法ではないんだよ(下リンク参照)…ああ疲れた、紅茶にブランデーを入れたものをもらおうか」
「暑いので麦茶にしましょう」
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