その話を書く前に、見かけたおもしろツイートを。
そりゃ、韓国の状況説明してるからじゃないですかね。 https://t.co/sqXINGCtQT
— Kan Kimura (@kankimura) August 15, 2019
韓国政府はこう考えてる、という話が韓国政府と同じじゃなかったら、おかしいでしょ。
— Kan Kimura (@kankimura) August 15, 2019
だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」
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徹底検証 韓国論の通説・俗説 日韓対立の感情vs.論理 (中公新書ラクレ)
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QRコード自体が日本製では。
— 過食弁 (@juntaba1) August 16, 2019
>「NO NO JAPAN」のスマホアプリを使えば、商品のQRコードを読み取って日本製品かどうかを瞬時に判別できる。これらを駆使すれば、自身の生活から日本を完全に排除できるというわけだ。https://t.co/Lll3JV1DkZ
さて、そんな話のあと本題に……文在寅演説の具体的がどうこうとか、デモがどうこうとか、そういう話の細部には言及しない。いや演説やその分析は重要なのだが、具体的なことはどうでもいい。
それを受け取る我々は、文在寅政権を好意的に評価しているひとでも、逆に「ムン政治をゆるさない。」なひとでも、この演説が、韓国の世論や議会、或いは政権の支持率などにさまざまに影響し、それが政治の流れ、日韓外交の今後に影響し、同政権もそれを意識していることが、当然の前提になっている。
一言で言いかえれば、韓国が日本と同様の、一般的な(十全でも完璧でもないが、普通の)民主国家・民主体制であり、両国の外交は民主体制同士の外交として行われていることを大前提と受け止めている。
それがゆえに、そうでないときよりスムーズでないかもしれない。
しかし、自分もギリギリでそれを知っている世代だが、日本が韓国と……、というか、日本が他のアジアと何かの外交や関係を持つとき、そういう前提自体がかつて存在しなかった。対アジアにおいて、そういう形での軋轢が生まれる余地がある民主主義体制は無かった。もちろん東南アジアでの対日批判など―
※それを背景にかんべむさしの傑作SF「サイコロ特攻隊」が生まれた
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それでも、民主体制同士の、お互いが民主体制であることを前提とした”ゲーム”が行われていることは、80年代の韓国、ソウル五輪ごろからの韓国を見ている中では「偉大な成果」であり、最大限に寿がれるべきものだ。ほぼ同時期に民主化を展開した台湾に対しても全くに同様である。経済的な面や対外的影響力という面では、ある意味でそれに先んじて大発展したシンガポールが、民主主義や自由という面で今どの水準に留まっているかを考えれば、韓国台湾の「不可逆的民主化」がどれほど凄いことかは自ずからわかると思う。(ブルネイも……あそこは比較すらしようがない)
シンガポールについてはリー・クアンユーを「民主主義最大の敵」と評したこともある。
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いま日韓関係は、関係の良好さという面だけを見れば「戦後最悪」なのやもしれない。しかし、民主体制同士、世論や投票結果によって、それを意識した政府が動いた結果の関係であるならば、それはどんなふうな対立があったとしても、かつてよりは、少しはましな面もあるのではないか。
それを、光復節の翌日に、あらためてことほぎたい。
「ユリアン、わたしは最悪の民主体制同士の関係悪化も、双方、或いは片方が非民主体制下での良好な関係よりまさると思っているんだ」
「提督、正しいかもしれませんが、そもそも提督も私もよその作家の方のかいたキャラクターですよね」
「いや、まさに『キャラクター』だからこそ、勝手に使っても違法ではないんだよ(下リンク参照)…ああ疲れた、紅茶にブランデーを入れたものをもらおうか」
「暑いので麦茶にしましょう」
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