こういうアカウントに偶然出会った
Tweets by SakiKofungun twitter.com
上のプロフィル欄から
というのが伸びている。
その前に、これに対してムムッと気になった理由、前段階を記しておこう。
m-dojo.hatenadiary.com
にまとめていたが、NHKが数年前、こんな番組を作ったんです。
これについては異論もあるという。だが今は、その話はいい
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そこから発展して,こんな記事も書いた。
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この議論の当否は置く。ただ、その前に「航空レーダー測量をすれば、これまで木々などに埋もれていた、人為的に山に手を入れた後が分かる」という話があるなら、岐阜関ヶ原だけでなく、日本をきちんと区切って、全国全てをもう一度航空レーザー測量できないか??と思うのです。もちろん一放送局でなく、国費を使うべき話だな。
全国津々浦々で、抜けなくやるのがもちろん理想だけど、難しいならやはり歴史的、伝承的に「この地区には城跡がありそう!古墳がありそう!」なところを募って、先行して始めたらいい、とも思います。
かの関ヶ原……以前から無数の研究者、好事家が集まって歩いた場所であり、たぶん戦争直後から多くの記録伝承が残っている地域。そこでも数百年で忘れ去られ、存在を発見できなかった。それが「航空レーザー測量」なら発見できた…。
関ヶ原でそうなら、別の場所では新発見がもっとあり得るだろう。
「そういう手段を使えば発見できるのに、やってない」という現状はなんとももどかしい。
だけど、肝心の航空レーザーによる遺跡調査って、どんなものかわからなかった…ところで、最初に記したリンク記事を見たわけ
航空レーザ測量であれば、古墳に立ち入ることなく測量ができる
陵墓は宮内庁が管理しているため、陵墓調査は基本的に宮内庁しかできず、古墳研究で重要な副葬品が判明している陵墓はほとんどありません。近年では、古墳の護岸工事に伴う調査を宮内庁が実施し、埴輪の様相がわかるようになってきましたが、それも偏りがあります。
しかしすべての古墳を対象に、測量さえできれば古墳の立体的な形状から設計図等を分析することができ、平等な研究ができるのです。とはいえ、測量調査は古墳に立ち入って行う必要があり、立ち入り禁止の陵墓での調査はこれまでは困難でした。
そんな折、東京大学大学院博士課程で、古墳の築造に関する設計復元の研究を専門にしている柴原聡一郎さんが、こんな提案をしてくれました。
「航空レーザ測量であれば、陵墓内に立ち入ることなく測量ができ、古墳の設計図を検討できるデータを得られるのではないか?」
彼は奈良市の発掘調査にも参加し、私の右腕として活躍してくれています。2022年4月に奈良市若草山頂にある「鶯塚古墳」に対して、ドローンを用いた三次元測量をともに行ったこともあります。また、彼自身は個人研究として、三重県女良塚古墳などの航空レーザ測量をすでに実施した経験があります。
ただし
大型古墳に対する航空レーザ測量は、宮内庁書陵部(ウワナベ古墳)、奈良県立橿原考古学研究所(大和古墳群など)、堺市等(百舌鳥・古市古墳群)での実践例があります。若手研究者が行う研究としては非常に挑戦的なテーマですが、ドローンを用いた航空レーザ測量が可能になったことで、比較的安価で計測できるようになりつつあります。
また私自身5年ほど前から三次元計測を用いた研究を扱ってきたことに加え、古墳の三次元計測を自ら行ってきた実績がある柴原さんとタッグを組むことでチャレンジできる環境が整った今、この挑戦をしたいのです。
しかし、費用が高額であることや、三次元計測したデータの処理作業が高難易度であるため、これまで個人研究として実施されたことはありませんでした。
レーザーの危険性に関しての懸念はあるのだろうか(ねぇよ)。