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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

最近「〇〇の取材を受けた/XXXと説明した/番組に反映されなかった」というSNSが多いな…


NHKスペシャルへの不満


いや、最近ってこともないだろうけど、なんかけっこう、ここ数カ月で目についたのよ(個人の感想)どんな事例だったかな、と思い出すと曖昧なんだが……


で、実際に放送された番組内容に対して、取材協力者が語った内容を「全文」と見なすと、全文の内容を後から補足するわけで、これも一種の「全文革命」といえる。
実際の放送を見て「編集されて、だいぶ内容が変わっている」「正しくは、こうこう、こういうふうに言ったんです」と後からフェイスブックなどのSNSで語るのも、いやまさに、そういう「全文革命」のひとつ



※「全文革命」についてはこちら参照

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・どんな会見でも、以前(紙や電波の時代)は各社が、限られたスペースに会見要旨を切り取って、押し込む必要があった。どれぐらいのスペースをとるかも含めて。


・基本的に、記者会見でメディアからスルーされたものは、受け手は知るすべもなかった。
 
・だが、youtubeなど動画サイトの発達で、記者会見を動画として主催者が、または取材者がアップロードするようになってきた。また、ネットは基本的にスペースの問題を考慮しないで済むので、「全文掲載」もやろうと思えば紙や電波媒体より簡単にできる。


その結果


・たとえばさまざまな記者会見において、従来のピックアップ型の報道に対して「全文を読んでみたけど、前後の流れを見ると、この記事とニュアンスが違う。恣意的だ!」「いや、全文を読んでみたけど、この報道は正確だよ」「この時の口調は、映像で見ると間違いなくあわてているよ」といった形で、全文と比較したり、その発言の表情やトーンまで合わせて論評、検証ができるようになった。


・また、発言を批判された側が「いや、全部を読んでくださいよ」と言ったり、「記者に答えたコメントの完全な発言はこういうものです。自分のサイトにアップしました」というようなことが可能になる。


もちろん、取材に応じた人があとから「XXXと言ったのに、それが反映されずに番組では……だった。悪質な切り取りだ」と言ったら、それが即、事実とも決めきれない。
これが学問的な説明をする識者とかでなく、疑惑を直撃された政治家だったら、と考えれば明らかではあろう。


ただ、SNSなどで、上のようなクレーム、抗議、不満を表明できるのは、とりあえず「土俵」に上がって勝負できる、という点では、それがない時代よりは優れている、のではないか。

放送した側も、一応理屈としては「それは言いがかりだ、説明の記録は・・・・・・・・・であり、それを限られた〇分で、◇◇◇という形に要約したのは合理的だと自信がある」とも反論できるだろうし。

4年前の記録があった
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これも、少し繋がる話
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からのー。
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