自戒:活字メディアと異なり、テレビはビデオ取材につきオンエア前に、どこを使うのかを事前に確認してくれない。前段なく一部映像を切り取って使用するのはこれは悪しき慣行です。私は霊感商法被害者の救済のため取材に応じているのであり、政治家を批判するために取材を受けているのでありません
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) July 30, 2022
VTR取材を受けた時期とオンエア時期では情勢も変わっていることもあります。活字取材の際は校正機会があり修正できるのですが、VTR取材の際は事前確認がないのでその修正も難しい。いずれにせよVTR取材を受ける際は、今後特に注意することにします。テレビもこの悪しき慣行を修正する努力をすべきです
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) July 30, 2022
うーむ。
TVが取材して、発言のどの部分をオンエアするかを独自に決めて、それを事前に伝えない…のはこれまで「編集権」の範囲だと言われてきたと思うが、それは「悪しき慣習」だと紀藤正樹弁護士が踏み込んだ。
以前、超ざっくり言って、取材報道する側には「編集権」があるが、取材される側には「期待権」がある(こともある)と、そんな議論もあったっけ
https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/20070130/p2
一方で、もし「発言のどこを使うか事前確認する権利」があったら、たとえば失言政治家や暴言弁護士がインタビューで語った、たいへんニュース価値があるうっかりの失言などを差し止めてしまうかもしれないわけで、だからむつかしい。
ひとつのオルタナティブとして、メディア取材の時に取材受ける側も録画録音し、その「全文」を、ネットにアップすれば、少なくとも「あれは切り取りです、全部のやり取りと比べてくださいよ」と反論することが容易になる、かと思う。
これを個人的造語として「全文革命」と呼んでいる。
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