電子出版が普及していくのを見ていて僕は常々「電子に手塚がいない」と言ってきました。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) October 14, 2021
手塚さんが紙の上で見せた目線誘導はとんでもないものでした。
スマホで読むとなるとそれはまた変わってくると思います。
書き込んであるのに読みやすい、その筆頭はー
ーワンパンマンだと答えてきました。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
さらに怪獣8号はそこを意識していると思います。
多角的なカメラ配置にすると実は読みにくくなることが多いのですが全くそれを感じさせません。
小さな画面でも目が滑らずにアクションを追えるというのは凄い技術なのです。
そのキモはー
ーやはりコマ割りにある思います。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
紙と電子では特性が違いますが、漫画で一番難しいのはコマ割りだと思っています。
漫画家全員が悩むと言い切れる。
コマ割りを制した者が世界を制すのです。
僕も電子解禁にしたのでワンパン8号を読んでもっと勉強します。
4コマ漫画等はまた違う話です。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
過分なるお言葉をいただき恐縮です!ONE先生のサイタマという大発明のおかげで楽しく演出を試行錯誤して来れました。格闘ドラマ演出の偉大な先達である森川先生にそこまで仰っていただけて光栄です!ありがとうございます!
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) 2021年10月14日
僕のは読み手が一番慣れている斜め上からのカメラばかりなんだよ。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
テレビだよね。
超人バトルは立体的、多角的になるから画力もいるし大変だよね。
本当に感心する。
いやいやいや!!超密度の突風のように飛んでくるパンチ表現の臨場感や「え!?そこから届くの!?」と思わせる間柴のフリッカーのリーチの表現など、テレビ以上にありありと伝えるパワーを感じます!こちらこそ感服しております!
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) 2021年10月14日
ありがとうございます(>_<)
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
ひょっとしたら上のツイートは、ツイッターで少し前に「スマホとウェブトゥーンとコマ割り」が話題だったことが関係しているのかもしれません。
togetter.com
そのまとめにつけたブクマは,以前からこのブログで何度も書いた話なので略す。
漫画を描いている人に「漫画はいずれ全部縦読みになり見開きも無くなる。文学のように漫画が難しくて読めない人が多数派になる」と言われたb.hatena.ne.jp何度も書いた持論だけど、トキワ荘時代から「映画のような漫画を描きたい。だが不可能だからコマ割りを工夫」だったわけで、四角いスマホ画面の中で次々構図・画面が切り替わるのはより映画に近くなったのかもよ。
2021/10/13 11:10
この石ノ森章太郎の漫画が、うごかぬ証拠。
時に、「はじめの一歩」はずーーーーっとネットサブスク「コミックDAYS」の掲載を拒否し、電子書籍発行もNGだった。去年だか今年だかに解禁されたばかり。
まったく老害は度し難し、というかコミックDAYS有料読者としては被害を被ってるんだよ、と思ってた。
ちなみに、こういう「電子書籍拒否勢力」は次々と撃破され、森川氏に先立ち川原正敏(「龍帥の翼」のコミックDAYS掲載を同様に拒否してた)も解禁。
山岸涼子は最近、一斉に作品の電子書籍がリリースされ話題となったばかり。
そしてあずまきよひこ「よつばと!」は『次巻のコミックスリリース時期には電子書籍を発行する』と宣言・・・・・・・あ、これは実質拒否なんじゃないか?一番、電子拒否でねばってるのがこの作品ということになりそう(笑)
よつばと15巻は2月27日。電子版は準備中で、次の巻が出る頃には出したいです。 pic.twitter.com/AICg1xIMNB
— あずまきよひこ (@azumakiyohiko) 2021年2月20日
閑話休題、
ただ森川ジョージは老いの繰り言で電子書籍を拒否してるんじゃなくて…
ああ、電子書籍発売はことし6月だったか。
電子発売間近につき考察と不安。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年6月25日
例えば一枚目の写真の見開きをスマホで見るとすると、二枚目の前の画面が先にくる。
完全に事故である。
もはや自分にも何ヵ所で事故が発生しているのか全くわからないのである。 pic.twitter.com/OY11o3Kj3O
ははははは。
だけれども重要な指摘だ。
そこで、最初の話にもどって言うけれども、ウェブトーン、スマホマンガには「手塚治虫がいない」であろう。
しかし逆に言うと「手塚治虫が居なくても成り立つ素敵な環境」なのかもしれない。「英雄が必要な時代は不幸だ」の裏返しのようなものでね。
ウェブトゥーンは、それなりの工夫(コマの大きさを変えたり、次のコマまでの間隔をあけたり…)も必要だけど、
「漫画で一番難しいのはコマ割りだと思っています。
漫画家全員が悩むと言い切れる。
コマ割りを制した者が世界を制す…」
そんな難しいコマ割りの技術とセンスが不要になるのは、有難きことかもしれないと……
それは、実作をやって「コマ割り」を体験してみて、実際にジャンプラでも使ってマンガを描いてみたいと思ってるおいらだからわかる。
いや、そのマンガってこのレベルだけど(笑)、
この記事の後半部。
m-dojo.hatenadiary.com
いやそれでも、コマ割りを実際に経験してみ?いろいろわかるから、主に難しさが。
「はじマン」は1~8話かな?そのへんが無料公開されている
tonarinoyj.jp
で、今回、森川氏が、新鋭の漫画を具体的に挙げて「これがスマホマンガ時代のお手本だ」とやってるのは、まさに重版出来!に出てくる売れっ子漫画家じゃねえか、と
過去記事から
このとき(2018年)「重版出来!」が、「これからは電子書籍の時代かもしれない」というテーマで、がっつり書いたんですよね。
そしてその時、「電子書籍ならではのコマ割り」について、ベテラン漫画家が「ハッとした」エピソードを入れているんだ。ここではプロ作家も色々と語っている。↓
togetter.com
そのアティチュードは、なかなかにかっこいいと思っています。
「はじめの一歩」、誌上ではおなじみのサブキャラ対戦、今井vs星が展開されていたが…
【New】はじめの一歩:1357話、今井と星の我慢比べについに決着!?なんて漢たちなんだ… https://t.co/nzBhoh1Rsx
— SLviewPlus Now (@slview_) 2021年10月13日
今井は王者になってからつけられた1R決着の代名詞を強く意識していそうなので星に足をすくわれる可能性が出てきましたなぁ...#はじめの一歩 pic.twitter.com/YiqT3YVrzW
— わた飴🦋五等分のぼく勉 (@barbe_papa_) 2021年10月4日
マガジン44号で『はじめの一歩』を読みました。
— ゴユビナマケモノ (@2083Dydy) 2021年9月29日
日本フェザー級のタイトルマッチで今井対星の試合。
正直モブ同士みたいなものなのでやらんくても良いのではと思ったてけど、互いにパンチを避けない意地の張り合いが楽しくてビックリでした(ボクシングとは言い難いかもだけどねw)。#はじめの一歩 pic.twitter.com/XYmqkE92pc
今、本誌連載でタイトルマッチを頑張っている星くん。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) October 9, 2021
メキシコに行った時背負っていたリュックがハチクジちゃんリスペクトなのです。
しかし読者さんはおろか担当編集者にも気づかれず、ただただ滑るという結果になってしまいました。
かわいそうなことをしたなあ。 pic.twitter.com/YsZMqtpbFg
最後に… 上のtwitterのやり取りは、別のラインでこう続いていた。
漫画の見せ方、読ませ方にはこれまで諸先輩方が連綿と紡いできた歴史の文脈があると思います。これからも森川先生の光る背中を追わせてください。
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) 2021年10月14日
先輩とか関係ないよ。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
先に生まれただけだよ。
僕が後に生まれていたらキミの背中を追うだろうし、すでに追っているし。
歴史や歳なんて関係無しで優れた才能と努力が業界を引っ張るのが正しいよ。
一歩が板垣に言った台詞だ……
— 遠田翔平【沈黙のアポロン】 (@ShowheyTohda) 2021年10月14日
先ほどのツイートを「カッコいい」と言ってくれる人がたくさんいるのですが、これ僕の言葉じゃないです。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
ちばてつやさんが僕に言ってくれた言葉です。
カッコいいのはちばさんです。 pic.twitter.com/ForsmB5Vd5
僕は15才の時から持ち込みで講談社に通っていたので、よく言われたのです。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
「子どもが遊びに来てる」とか「漫画の描き方教えてあげる」とか。
「先に生まれただけで偉そうにするなよ」といつも思っていたし、なんならそう言い返していましたよ。
腹が立つことも多かったけどー
ーちばさんと同じ雑誌に載りたくて頑張りました。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
ある日対談の機会がおとずれて、思いの丈をぶつけようと勇気を出して「ちば先生に憧れていました、ずっと目指していました。ちば先生のおかげで今ここにいます」と言ったら、それは違うと言うんですよ。ー
ー「僕はたまたまキミより先に生まれただけで、後に生まれたら同じセリフをキミに言うんじゃないかな」と。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
優しすぎて震えましたよ。
その頃なんとなく大御所の神様扱いされていて人との関係が遠くなったと言っていました。
もっとフランクにつきあって、と。
だから僕はこう呼ぶのです→
→ちばちゃん。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
まさに、本当の大御所の方は「実るほど頭を垂れる」って言葉通りですね。どの世界でもこうなんですよね~。
— ま〜くん [M・A・C] (@macoshima) 2021年10月14日
いや、僕はかなり偉そうにしています。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) 2021年10月14日
はい、
ぶち
こわし。
……そんなレジェンド・オブ・レジェンズ ちばてつや先生が、本日ユーチューブで公開座談会。
【会長ちばてつや ほか協会員 出演情報】
— 日本漫画家協会公式 (@mangaka_kyokai) October 15, 2021
漫画家たちのオンライン座談会
「戦後76年 あの日の記憶をつなぐ」
明日10月16日(土)14時より約60分予定
※見逃し配信同日20時より
出演:ちばてつや 古谷三敏 バロン吉元 北見けんいち 武田一義(進行役)
▼配信はこちらで!https://t.co/bcFTxxmTtx
◇漫画家たちのオンライン座談会 「戦後76年 あの日の記憶をつなぐ」
— 平和祈念展示資料館 (@heiwakinen) 2021年10月15日
明日!10/16(土)14:00~
出演:ちばてつや、古谷三敏、バロン吉元、北見けんいち、武田一義(進行役)
子ども時代を過ごした中国大陸での思い出や戦争にまつわる記憶についてお話しいただきます。https://t.co/j6DMZRLlDG pic.twitter.com/zwbMpmQnNm
明日16日14時
— 武田一義@ペリリュー全11巻(完結)発売中! (@144takeda) 2021年10月15日
僕は進行役という肩書きの聞き役です😅
76年前の戦争を満州や中国で過ごし、戦後日本で漫画家として大成した4人の先輩たちの思い出話はとても面白かったです☺️ https://t.co/nGIAj9nTiu
これは別建てにすべきだったか…
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