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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

コロナ減少受け「8月頃に人流半減やロックダウンを主張してた者は反省せよ」との声まで(上昌広氏とか)

ひとつ前の記事と関連して。
※前記事はこちら
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こんなツイートを、あのひとがしてた


上昌広氏。朝日系のAERAドットにしょっちゅう出ているのだが、それはそれとして。

国会で立憲民主党側の参考人として呼ばれたりするほど、政府の方針にも批判的な御仁だが、今回は意外?にもこんなことを言っているわけだ。

「彼らは、今年の8月12日に2週間限定で人流を半減させる緊急措置が必要と報じたことを、今どのように考えているのでしょうか。そんなことをしなくても感染症が急速に収束しました。」

ちなみに上氏は、今回の減少理由を「季節です」とざっくり言ってて、こっちも首を相当に捻らざるを得ないとこだが…


ただ、上の太字の部分はまあ、ひとつの問いとして成立してるのもまた事実だ。

言うまでもないほどの明確な原則を、もう一度言うておく。

コロナウイルスは人から人へ、細かい飛沫などを通じて拡大していく。

・人と人の接触を絶てば、この拡大は抑制される。


これは事実である。だからというか逆にというか、コロナ感染対策として「人流を抑制せよ」というのは、どの時点で主張しても「とりあえず正解」になるのだ。

コロナ感染抑制の面からだけ見れば「1割減、3割減より5割減、5割減より8割減…10割減」のほうが、より正解になるのである。


ただし、人流を抑制すると経済活動はもとより、教育、文化、人々の精神安定、ストレス、外交関係、人権問題……などに、マイナスの効果をもたらす。


であるなら、人流抑制は、コロナ防止の面「だけ」からは10割抑制、期間も「ずっと」が完全な正解(緊急事態宣言だって、まだまだ続けたほうが効果があるのは間違いない)小売り店も外食もイベントも文化活動も「やらない」は「やる」より絶対にいい。しかし、他のマイナスとの「兼ね合い」で、そうはせず、ある程度の人流や経済活動、あるいはイベントなどを認めているのである。


そういう視点で見れば、8月中旬の段階で「人流を半分にせよ」「ロックダウンに踏み切れ」論は、他のマイナス面とも兼ね合いをした上で本当に正しかったのか?……という問いは、問われてもおかしくはないと思う。上昌広氏であっても。


ただ、「兼ね合い」の問題であること、さらにはすべて「たられば」の話であるから、結論は出てこないだろう、であるが。(「いや、8月に人流半分だったら収束はさらに早くなり、経済効果も含めてプラスだった!」という主張だってできる)

そして、もしあの時点で高校野球甲子園大会が中止されていたら……たられば。
すなわち、事後諸葛亮

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諸葛孔明、詩をうたう