これは、三浦瑠麗氏が今回の「朝まで生テレビ」で喧伝していた話のひとつ。
(氏のトークをはじめ、オミクロン下では結構な程「自粛反対」論が勢いを増しているのを感じた。後で文字起こしなり要約できればいいが…)
twitterを今遡ったら数日前、24日あたりからtwitterでお目見えしているようなのだが……
コロナのピークアウト予測にかんする三浦瑠麗氏のツイート集
コロナについて、現在の各研究チームの感染推移予測を動画にしてみました。それぞれに前提が異なるのですが、各チームがどこでピークアウトすると考えているのかが、これだと一目瞭然です。CATSのチームのビッグデータ予測も入っています。 pic.twitter.com/ov0RV7nS0z
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) January 24, 2022
世界各国におけるオミクロン株の感染ピークアウトパターン。 pic.twitter.com/jILRraYzke
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 2022年1月24日CATSのビッグデータ分析によるオミクロン株の東京感染推移予測(本日版)。毎日新たなデータが入ってきますので、動的予測を行います。 pic.twitter.com/OUyRjxOYlm
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 2022年1月24日
東京都は、2万人を少し越えたところで、2月はじめにコロナがピークアウトする可能性が高い(七日間移動平均)。CATSのビッグデータ分析結果が出ました。1/24の東京都のデータまでを含めた最新の分析です。
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) January 24, 2022
今後も最新データを反映し動的予測を行っていきます。 pic.twitter.com/K0jcVHC4u4東京都のコロナ新規感染者数ピークはいつ?複数データで予測(1月25日時点) https://t.co/BnuOPCAR43
— QUICK Money World【公式】 (@QUICK_QMW) January 25, 2022
本日の東京都のデータを踏まえた動的予測更新です。
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) January 25, 2022
いまは【減速期】ピークアウト予測は2月1日〜2月9日。感染者数のピークは20,600〜22,900人の予測です。 pic.twitter.com/02X627UBCVこちらの方が画像が鮮明です。 pic.twitter.com/d2FwdTAweO
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 2022年1月25日
新型コロナウイルス感染症の特徴は、感染の「波」が数次にわたって押し寄せる点、さまざまな要素が複雑に絡み合い、感染が拡大・縮小するところにあります。人々のちいさな行動変容や、ウイルスの季節的なふるまいなどが影響を与えているため、豊富な種類のビッグデータによる予測が適しています。 https://t.co/nJOWLWhoEG
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) January 26, 2022これまでもリアルタイム動的予測を試みるチームはいましたが、おそらく圧倒的にデータが不足していました。人流データに頼りすぎたり、人流データそのものの誤差が大きすぎたりすると、大きく外してしまいがちです。今回のCATsチームはビッグデータ分析の専門家を中心に民間有志の力を結集しています。
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 2022年1月26日
CATs-QUICKの予測は人々の行動変容を含め日々更新される豊富なリアルタイムデータを反映する動的予測です。必要以上に経済社会活動を抑制することなく第六波を乗り切るため、東京都のピークアウトを日次更新で予測していきます。先々の活動予定を時期尚早に諦めることのないように、お役立てください。
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 2022年1月26日
勝手にピークアウトするなどとは申しておりません。東スポではなく実際のレポートをご覧ください。 https://t.co/S6YJtcpNzr pic.twitter.com/NpVNV5jTfD
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 2022年1月27日
これはなにか?
マネーワールドってえところに紹介記事があった。
シンクタンク山猫総合研究所代表の三浦瑠麗氏ら「CATs(Collective Analysis Teams=リアルタイム社会診断システム)」と呼ばれる構想を共有する有志メンバーが開発した予測モデルによると、東京都の新型コロナ新規感染者数は、7日移動平均で2月上旬(1~9日)にピーク(1万9400~2万2000人)を迎えるという。前日の予測と比べてピークの時期は変わらないが、ピーク時の感染者数の下限は増加し、上限は減少した。CATsの分析によると、現状の感染ペースは「減速期」に相当する。SNS中のキーワードや病床使用率などのデータから市民の行動…(略)
【三浦氏のコメント抜粋】
(略)ATs-QUICKによる予測を、従来予測と比べた時の最大の特徴は、日々更新される豊富なリアルタイムデータを反映する動的予測である点です。必要以上に経済社会活動を抑制することなく第六波を乗り切るため、東京都における感染のピークアウトを日次更新で予測していきます。日々変わる人流や飲食店の予約状況、オンラインの検索やSNS等が映す市民の心理などを変数に加え、少数の限られた要素に過大なウェイトをおくことなく、動的予測を算出して提供します(略)
ん、うーん… 毎日のデータを追加して更新を改訂し続けてると、「〇〇〇〇年、世界経済は破局する!」を毎年出している人、みたいな伝で、毎日「1週間後にピークアウトします」って言い続ければ結果どこかで当たる…という話なのか??と思ったが(笑)、さすがにそういうことはないようで、
「2月1日~9日にピークアウトする」という主張自体は明確に打ち出している。
世論調査の答え合わせが議席予測だ、みたいな話で、こういうのは数字を出した以上、それが正しいか間違っているかは結果としてわかる。
菅義偉前首相は昨年8月25日に、第五波の収束について「明かりははっきりと見え始めている」と語り、当時は批判されたが、あとから統計を見るとそれがこと五波の収束時期については、正しいと言ってよかった…という顛末は記憶に新しいところだ。
予言者として花束を受け取るか、詐欺師として石もて追われるか、それともロックスミスのように「次は失敗しませんご期待ください」ですむのか(笑)。
それはまあ、一にも二にも結果を見て、だ。明確にピークアウトの時期の予測を表明した、それはたしかにいさぎよい。
というかしあさってがもう、「ピークアウト」予想日に入る。
関連 正面から「時短営業とか自粛とか本当に効果あるの?うちはやらないよ」と奈良県知事が言い出したら。
感染「第4波」「第5波」の検証から、飲食店の営業時間短縮と酒類の販売停止が感染者数の減少につながっていないと判断した。医療が逼迫(ひっぱく)するから飲食店を時短するというロジック(論理)が分からない。奈良県は大阪府の10分の1の感染規模だが、これまで飲食店に時短要請をしなくても感染は収束した。
専門家は重点措置や緊急事態宣言で感染者数を抑え込んだと主張するかもしれないが、(ウイルスを)抑え込んだのではなく、(感染者数が自然に)下がってしまったという方が正確だ。どうして感染者数が増えるのか、減るのか。国は検証せず、根拠を出さない。
重点措置は効果がない割に経済への打撃が大きいと考える
感染症対策で最も必要なことはエビデンス(証拠)だ。日常生活との両立を図る中で効果が少ないものは採用しない。その際に求められるのが、複数の作戦の中で何が効率がいいのか、どれが効果があるのかを検証する「オペレーションズ・リサーチ」の発想だ。
これまでの感染対策で、やった場合とやらなかった場合を比較して評価する。薬の効果を確かめる実験でもそう。この観点でいうと、奈良は緊急事態宣言の発令や重点措置を適用しなくても感染が収束した。これが最大のエビデンスだ。
※ただ、一言いうなら「奈良はやらなかったが奈良周辺の自治体がやったから『フリーライド』できたんじゃないか」、という可能性もあるよねと。