本日発売のサンデー32号、
— 普通の人(絶チル公式) (@zetchil_kousiki) July 6, 2021
『絶対可憐チルドレン』は615話が掲載です。皆本vsあのお方…の回です。
そして本作は、
来週7/14発売の33号で完結となります。
その瞬間を、是非本誌で見届けてください。
単行本62巻は7/16ごろ発売です!ぜひどうぞ!#少年サンデー #絶チル pic.twitter.com/PJcaW4F3V3
あのお方、というのは、ここにいう「突然現れた男の正体」なんですけど
本日発売のサンデー30号、
— 普通の人(絶チル公式) (@zetchil_kousiki) June 22, 2021
『絶対可憐チルドレン』は614話が掲載!
最終回まで残り3話。突然現れた男の正体は…?
単行本62巻は7/16ごろ発売です!!書影ももう少しで…出るはずです!https://t.co/NTcqeBHeyV#少年サンデー #絶チル pic.twitter.com/hpgjqelrOE
最終回はすでに描き上げたそうな。
cnanews.asablo.jp
次回掲載号が本日発売されたので、それに合わせてネタバレを語ります(嫌な人は回れ右で)
この人物とは、こんな間際になってオチつけ要員として登場した、明石薫の父親。
だが、このひとは前回のラストで、非常に重要な問いを発したのだった(笑)

「絶年齢差は10歳、知り合った時年下の相手はまだ10歳。仕事上の上司と部下の関係にあった…その2人の恋愛って道徳的にどうか」という。
これ、その男女2人の間でその発言が出た時に、このブログではすでにネタにしています。
作者・椎名高志氏ははっきりと、批評性あるパロディ、ギャグとしてここに焦点を当てている。
m-dojo.hatenadiary.com
なぜ自分がそこに興味を持つかというと、いま法哲学的な分野で、ちょっとばかりホットな問題になっているからです…この「年の差恋愛」が。
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いや簡単にいうと、この作品における年長の男性・皆本氏は、この問題に対して一種模範的な態度(100点中150点)をおとりになっておられて、逆に逸脱しようとする年下側をいさめ、絶対に合法の範囲をはみ出さない。それ自体(その回りくどさ)をギャグにしてるし。


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【アニメ無料配信!】
— 普通の人(絶チル公式) (@zetchil_kousiki) 2021年6月30日
『絶対可憐チルドレン』アニメが、
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完結前のこのタイミング、一気見するチャンスです!https://t.co/o7u3CqH8ij
まとめれば、この作品設定に限らず、普遍的な一般論としてもこうであろう。過去記事ですでにまとめてる。
法哲学的な部分で議論するなら、かなり平々凡々な結論になってしまうからなぁ。
「その被保護者的な人物が、自由意志を尊重できる年齢―――18歳だか20歳になったら、性的な関係を含めた恋愛・婚姻関係になったっていい。そりゃ自由である」
「むしろそれでも反対嫌悪するならエイジズムという差別偏見である」
「そのいい・悪いを区分するのは、単純かつ唯一の基準がカレンダー、生物学的年齢である。上のような区分の年齢に一日でも足りなければ不可、一日でも超えれば可」
「性的な関係抜きの、精神的な恋愛ならどうか? まあそりゃ、それを妨げるべきものはあるまい」
しかし、一方で既にこうも書いていた。
だが、一方で
これでもやはり法・コンプライアンスを超えた道徳的な判断として「いやこの年齢差、仕事の中で保護者・監督者的立場だった人と、その保護指導を受けていた人が恋愛関係になるのは道徳的な汚点、罪である」と考える人もいる
そう、「相手が18歳以上になるまで待ったとしても、それで法律はクリアしても、以前に保護者・監督者的立場だったひとと、それの対象だった被保護・被監督的な立場の人が恋愛関係になるのは道徳的にNG。むしろ脱法行為である」
と考えるひともそれなりにいるっぽいんですよ。
そういうひとにとっては、この長編SF漫画「絶対可憐チルドレン」の最終盤のあれ、”ファイナルファンタジー(最終回発情期)”は道徳的にアウトなわけです。
で、すでに本日店頭にならんでいるはずの615話では、親御さんの問いに皆本が回答するターン。ギャグで返すか、マジメに王道を語るかはともかく、一種の作者の”批評”があるだろうことは間違いない。
とくに「相手が18になるのを待ったとしても、教え子と恋愛関係になるのは法ではなく道徳的な部分で許されないことだ」と考える論者にこそ、読んでもらいたいところだ。
そういえば、いまぐんぐん人気があがっているフィギュアスケート指導者漫画「メダリスト」も、もし万が一終盤に”ファイナルファンタジー”が発動されたら、そんな展開に成ったりそんな批判を浴びたりするんですかね???