何か最近書き逃したことがあったなあ、と思ったら菊池俊輔氏への追悼だった。
「ドラえもん」「仮面ライダー」などテレビ番組の主題歌や伴奏音楽(劇伴)の分野で日本を代表する作曲家、菊池俊輔(きくち・しゅんすけ)さんが24日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した。89歳。青森県出身。(略)
アクションドラマ「キイハンター」などのテーマ曲や、アニメ「タイガーマスク」「バビル2世」「ドカベン」「ドラえもん」、特撮では「仮面ライダー」「スーパー戦隊」シリーズなど…(後略)
氏から受けた学恩ならぬ「楽恩」は、当方も例にもれず実に深い。あらためてお悔やみ申し上げます。あとで名曲のランキングでも作ろうかな…
行け!タイガーマスク by 新田 洋,スクールメイツ #nowplaying
— ただし (@Tadashi_22) 2021年5月17日
菊池俊輔氏にしては間奏があっさりしてる。因みに「正義のパンチ」は「反則」である。 pic.twitter.com/ToVK5EJQ51
ときに。
こういう時に何を代表作に挙げるかでメディアの識見が問われるが産経新聞(というより共同通信かな?)などは上記のように「ドカベン」を挙げていた。
【追悼・菊池俊輔】
— 昭和のピン (@okutaka_pin) 2021年4月28日
がんばれドカベン/こおろぎ'73#好きな菊池俊輔作品 pic.twitter.com/OJcLkqef9C
「がんばれドカベン」
— JUNK (@xmbhwfqdx) 2019年12月1日
作詞:水島新司・保富康午|作・編曲:菊池俊輔
こおろぎ’73の貴重なテレビ出演@retoro_mode pic.twitter.com/UhbKKjZ1LW
さらに、ときに。
…みたいな感じで、安倍元首相の動向を報じる記事が最近増えている。
このふたつがどうつながるかと言えば、少し前の「桜を見る会」問題の時に、自分が「がんばれドカベン」のふしで安倍応援歌を途中まで作ったことがあった、というはなし。
出せない 収支があるものか
かくした 嘘が すぐばれるああ政権の スキャンダル
ホテルを 脅した 細工だぜ……
ただ、これが自分の衰えだと実感したのだが この下の句(歌の後半部分)が思いつかなかった…
自分は格闘技板アミューザ時代(もうこの言葉自体が通じないな…)に、格闘技に関する替え歌名曲をつぎつぎと作成したものだが、当時は思いついたら、「そのまま一気に、自然と全部が完成する」ものでした。
そりゃもう、そのまま任せていたら自然に思いつくんです。脳内に文字が浮かぶんです。
いまでは大半が、そもそもデータとして失われている&ネタが小ネタ過ぎて意味が作成した自分でもわからなくなっているんだが、ほんのちょっとだけ痕跡が残っている
骨法・堀辺正史氏逝去。「梶原系ハッタリ」が許された時代は遠くなりにけり…… - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
「ほりべえの『ほ』の字は ほんとかおまえの ほの字」
とか
謙吾、高瀬大樹、ミノワマン…「裏の存在感」持つ彼らのそれぞれ。 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
「謙吾が 投げられて 舞い上がる やがてゴングが鳴らされて 行くよホスピタル」
とか、ほんとにカラオケで音楽が流れるのと同時に、うたいながらおもいついたんです。だから後者はDEEP2の時に作ったんだな…
そんなふうに、待ってれば神が降りて、安倍応援歌の後半部分も作ってくれるだろう…と思ったら、降りてこなかった。
前半は、ひいき目なしに見ても、まあ悪くないクオリティだと思う。しかし、それをすべて作れる持久力が失われていた。
現役のベースボール復帰を目指した新庄も、つまりはこんな感じだったんじゃないだろうか。
そんなことを痛感し、そのまま心の中にお蔵入りした「がんばれドカベン 安倍応援歌バージョン」だったが、作曲した菊池俊輔氏の大往生に合わせて、ここに記録しておくことにした。
どうか、追悼のしるしに。(ならないよ!!!)
- アーティスト:こおろぎ’73,コロムビアゆりかご会
- 発売日: 2006/06/28
- メディア: CD