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韓国の新聞「ハンギョレ」の社説に見る「メディアと権力(或いは反権力)の距離感」


[社説]理解できない米国の反応と居直った日本
japan.hani.co.kr


登録:2019-08-24 06:21 修正:2019-08-24 10:42
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日本には沈黙守り、今になって懸念を表明 
日本の無礼な反応、反感を買うだけ 
韓国政府は原則を守りながら毅然とした態度で対処すべき

キム・ヒョンジョン大統領府国家安保室2次長が今月23日午後、大統領府で韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了についての説明をしている//ハンギョレ新聞社
 韓国政府が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了を決めた後、米国が「失望」と「懸念」を込めた論評を出した。米国防総省国務省は22日(現地時間)、韓国政府がGSOMIAを延長しなかったことについて、「強い懸念と失望を表明する」と発表した。マイク・ポンペオ国務長官も韓国政府の決定に「失望した」という反応を示し、マーク・エスパー国防長官もチョン・ギョンドゥ国防長官との電話会談で「懸念」を表明した。韓国政府の決定に対する不満を露わにしている。

 米国がGSOMIAの維持を強く希望してきただけに、このような反応はある程度予期されたものだった。しかし、韓日の対立が最高潮に達するまで、対岸の火事のように手を拱いてきたにもかかわらず、今になって声を荒げる米国の態度には、我々こそが失望させられたと言わざるを得ない。過去の歴史問題を口実に経済報復措置に乗り出した日本に対しては沈黙を守る一方、対抗措置を取った韓国に対しては不満を露わにするのは、同盟に対する正しい態度とは言えない。米国は今からでも、日本の誤った行動について、批判すべきことは積極的に批判しなければならない。

 日本がGSOMIAの終了決定に“居直り”ともいうべき無礼な態度を取ることについても、遺憾を覚える。日本側が韓国政府のGSOMIA終了決定を受け、真夜中にもかかわらず、駐日大使を呼んで抗議したのは常軌を逸するものだ。河野太郎外相が「韓国が極めて否定的で非合理的な行動を続けている」と抗議したのも盗人猛々しい行動と言わざるを得ない。河野外相の主張こそがそのまま日本に返さなければならない言葉だ。安倍晋三首相が「韓国が韓日請求権協定に違反するなど、国と国との間の信頼関係を損ねる対応を続けている」と述べたのも、日本の経済報復に対する省察の態度が見られない発言という点で、同じ問題を抱えている。日本は、このような居直りの態度が韓日関係を解決するのに役に立っておらず、韓国国民の反感を高めるだけであることを自覚しなければならない。

 国内政界の一部で、GSOMIAの終了をめぐって、安保危機を誇張していることも見苦しい。自由韓国党のファン・ギョアン代表は「北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)は万歳を叫び、中国とロシアは祝杯をあげながら喜ぶだろう」とし、政府が安保を自ら壊していると主張した。ファン代表が本当に国益に関心があるなら、このような辻褄の合わない発言を慎まなければならない。GSOMIAが終了しても、韓日間の情報交換が減るだけで、韓米同盟自体に問題が生じるわけではないのは保守政界もよく知っているだろう。

 日本が反発し、米国が抗議する状況だが、韓国政府はこのような時であればあるほど、国民を信じて毅然として対処しなければならない。GSOMIAの終了は日本の誤った行動に対する正当な対応であり、韓国の自尊心を守るために避けられない措置だ。政府は原則を守りながら、韓日関係が相互尊重と互恵の中で発展できる案を模索しなければならない。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )


こちらは、社説…扱いではないのかな。なら、全部掲載はできないか。

危ういチョ・グク法務部長官候補の選択は
登録:2019-08-24 10:20 修正:2019-08-24 10:58
japan.hani.co.kr


……チョ候補者は9日、大統領府で文在寅大統領によって法務部長官候補者に指名された後、「誓海盟山」を語った。「海と山に誓う」という意味で、壬辰戦争(文禄・慶長の役)の時、李舜臣将軍が倭敵を打ち破るという意志を込めて詠んだ詩に登場する。彼が忠武公・李舜臣の詩まで取りあげて誓ったのは「公正な法秩序の確立、検察改革、法務部の革新」だった。生涯進歩的な観点で法を学び、教えてきたチョ候補者が、法務部長官となって繰り広げる新しい法行政への期待が大きかった。

 半月近くたった今、好機といえる状況は過ぎ去った。チョ候補者は、連日相次ぐ疑惑の釈明に汲々としている。現在まで人事聴聞会準備チームが出した公式釈明だけで20回にのぼる。チョ候補者の実弟をはじめ、チョ候補者が投資した私募ファンド会社、同社が投資した会社まで釈明し、しまいには離婚した元妻まで「私と息子は関わらせないでほしい」と訴えた。
(略)
 生涯を法曹文と共にしたチョ候補者が、正体の分からない“国民感情法”、すなわち民心の海にはまった状況だ。民心の海には澄んだ水ばかり集まるのではなく、あらゆるごみも一緒に集まる…… 検察改革に対する所信と実力、力を兼ね備えた彼が法務部長官になることを恐れた一部の検事らが…

チェ・ヒョンジュン法曹チーム長 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

さて。
以前の、こんな記事がブログにある。
m-dojo.hatenadiary.com
ある作家の、こんなツイートをもとにしたものだ。

一部を略して…こう当時は続けている。

(前略……)皮肉でも冗談でもなく、ある視点で定義するなら、
今現在アメリカでは超保守派のラッシュ・リンボーやFOXニュースは「反骨・反権力の言論人、報道局」なのである(笑)。んで、オバマ大統領の大統領選キャンペーンに参加したブルース・スプリングスティーンは「御用歌手」。


また、「権力に擦り寄る」をまた1面的に見るなら2009年からの数年間、湯浅誠氏、平田オリザ氏、(元内閣参与)や下村健一氏(元内閣官房内閣広報官室内閣審議官)、山口二郎氏はまさに「権力に擦り寄る」となるし、内田樹氏(元大阪市政特別顧問)は平松大阪市政に「擦り寄る」「御用学者」でありました。


佐高信氏は、対談本を出した土井たか子氏や村山富市氏に「擦り寄る」ということになるのかね。
日刊ゲンダイは小沢が民主党にいたときは御用新聞で、「生活の党」ができたら反権力新聞だということになるかな(笑)?

なんかぐっちゃぐちゃになったが、つまりは地方自治などはともかく、55年体制以降の国政で自民党政権が続いたゆえに「権力(与党)に近い」と「反権力(野党に近い)」にイメージの固定ができてしまった、という単純な話だすな。


有名なところで、その2009年の政権交代のとき、保守系新聞の産経新聞社がtwitterで「自分たちも下野した」という意味で「下野なう」とつぶやき、「お前らは自民と一体のつもり、与党のつもりだったのかよ」と言う批判や失笑を浴びた。
 
だがそれに前後し、実は正反対の合わせ鏡が…ずっと自民党政権に批判的論陣を張っていた、CS「朝日ニュースター」のトーク番組「愛川欽也パックインジャーナル」で、まさに正反対に「この番組、与党になっちゃったよ」と(笑)。そこまで民主党と一体のつもりなのか…とね。話題にならなかったのは単に、マイナーなCS放送だったからに過ぎぬ。
d.hatena.ne.jp



良くも悪くも、政権交代があるところでは、今日の権力側近、明日の反権力の闘士となる。そして、その逆もしかり。
というか、そもそもそれに期待して民主主義体制は議会制民主主義や大統領制を採用しているんだと思うわー。

その中で「俺は反権力の闘士だ!」も「お前は権力に擦り寄ってる!」も、少なくともずっとA党支配の時とは意味が違ってくる。


そこで、「今回、あからさまに『権力者寄り』のハンギョレが、まさにその見本だよ。今日の権力側近が、明日の反権力の闘士となるし、その逆もしかりなんだ。」と言える例なので、嬉しくて資料として採録したわけ。
ハンギョレが、朴槿恵政権下において、熱心にその政権を批判する「反権力」であったことも間違いないし、今現在、文在寅政権下において一番の「権力寄り新聞」であることも疑いないんだ。


もちろん「朴槿恵政権は政策が良くないし、醜聞もあるから批判したのだ。文在寅政権は、政策がいいから好意的になっている(あるいは野党よりは比較してよりましだから)支持しているのだ」というふうに主観ではなっているのかもしれない。ある意味で、それは内在的な論理としてはもっともで、そうであるなら朴政権時に反権力、文政権時に権力であるのは、「メディアよ、常に反権力たれ」よりある意味で”正しい”ともいえる。



ここは冗談や皮肉抜きで、保守と進歩派の勢力が拮抗し、民主化以降すでに数回も「二大勢力」による政権交代が行われている韓国は、日本より「進んでいる」というか「典型化している」といっていいでしょう。民主進歩党と国民党の政権交代がつづく台湾もしかり。
そんなことで、ハンギョレ社説を資料としても保存したい