INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

もし「ルパン三世の息子らが活躍する『ルパン四世』」を「三世」作者の遺族や関係者に”断らず”作ったらどうなるか?

モンキー・パンチ氏が亡くなられた。
自分は「ルパン三世」を他のどれよりも大好きだ、ということは残念ながら無かったが、そもそも昭和の関東圏においては夕方五時〜六時台に、ルパン三世が再放送される、というのがごく当たり前の風景で、そこで日常の習慣で見ていたものは、自分が好きで見ていたコンテンツ以上に印象や記憶に残っていたりする。
そういう点では十分に面白かったし、ルパン三世が残したカルチャーの遺産は、やまほど隔世遺伝の形で伝わっていると思う。ご冥福をお祈りします。

モンキー・パンチ氏が黎明期を牽引した、「漫画アクション」の歴史を追った漫画が、今連載されているのも、因縁だろう(当然、氏もガンガン登場している)



訃報を受けて、多くの思い出のツイートがあったけど、読んで興味を惹かれたものは、だいたいtogetterまとめ(もちろん2019年4月を参照)で拾われている。

togetter.com

有名な「モンキー・パンチ版の原作漫画では、銭形警部は有能な超切れ者。おまぬけなコメディリリーフにされたアニメには内心複雑なものがあった」という話もここで色々挿話が読める。


ところで。
訃報にこんなブクマを付けたのだけど

モンキー・パンチさん:「ルパン三世」の生みの親が肺炎のため死去 81歳 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

元祖アルセーヌと法的紛争も起こしかけていた「ルパン」の名称使用(<a href="https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/20170607/p1" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/20170607/p1</a>)。だが、結果的に作品の力でルパンというコンテンツ自体が強化されたという逆説は考えさせられる。安らかに

2019/04/17 08:44
b.hatena.ne.jp

再度、紹介したい。こういう話です
m-dojo.hatenadiary.com

元となった「藤子不二雄ファンはここにいる」の新リンク(移転している)も張って、読んでもらいましょう

koikesan.hatenablog.com
●『ルパン三世』を始めるさい、著作権のことが気になった。当初は周囲からルパンと呼ばれている謎の男という設定でいこうと考えていたが、編集者から「そんな曖昧な設定じゃなく、アルセーヌ・ルパンの孫ということにしなさい」と指示された。それに対して僕は、「そんなことをしたら、『アルセーヌ・ルパン』を書いたモーリス・ルブランの遺族から訴えられるんじゃないか」と抵抗した。すると編集者は、「このマンガがフランスに知られるくらい人気が出ると思っているのか! よけいな心配をするな!!」と言ってきた。
 ところが、幸か不幸か『ルパン三世』は海外でも知られるほど人気が出て、ルブランの孫から訴えられることになってしまった。裁判になって最終的には著作権侵害に当たらないと判決が下された。法律的には大丈夫だったが、フランスではルブランに敬意を表して『ルパン三世』というタイトルは使われていない。ほかの国では『ルパン三世』というタイトルをその国の言葉に翻訳して使っているが。
 のちに、僕がルブランの孫に会いに行こうとしたが、止められた。

法は法、であります。こういう結果となってよかったよかった、であります。最初のブクマにも書いたけど、これは結果的に日本の「アルセーヌ・ルパン人気」を大いに拡大、延命させたといっていいでしょう。


さて、上の話を受けて………もし、どこの出版社でもネット漫画サイトでもいいんだけど「あのルパン三世の息子が世界をまたにかけて大活躍。次元大介の息子や石川五右衛門の息子、峰不二子の娘、銭形警部の息子も登場」な作品を描いたら、どうなるか。
m-dojo.hatenadiary.com

m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com


このネタ、ブログ創設期からずっと問題意識を述べていて、しかもまだ結論が確定していなんだけど、端的な話をこれまた再録しよう

togetter.com
【仮説】そもそも「勝手に他人がスピンオフや続編を書く」ことを、著作権で止めることはできないかも?


gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
でも私見を申すなら、この「世界観」に関しては極端な話、著作権すら及ばない筈(アイデアも、キャラクターも著作権で保護されないのだから「世界観」においておや。てか世界観って言わばアイデアの一種でしょ?)
法ですら保護できないから
二者間の「契約」によって
制限したいんとちゃう?
2017-06-05 01:26:12


gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
もー極限しちゃえばね、
「世紀末、地球が核の炎に包まれて、暴力が支配する世界。そこでは一子相伝の拳法北斗神拳を使う宿命の兄弟が戦っていた!」とか「そこは独裁政権から生まれた「銀河帝国」とそこから逃れた民の自由惑星同盟が戦争を続けていた」
という設定で、その中で小説書いても(続く)
2017-06-05 01:29:30


gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
法律上、著作権上は問題にならんのじゃないかいな?と。
いや、ケンシロウヤン・ウェンリーすら出演しても「キャラクターは著作権で保護されない」から大丈夫じゃないすか?(仮説)
この仮説、ずっとあたしネット上で尋ねて回ってるが、いまだによくわからん。
しいて言えば固有名詞の商標権?
2017-06-05 01:31:57


gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
もちろん、それ以上に「相互のマナーやプライド」でそういうのはやらないのがプロ作家同士は普通だろうし、ドイルがルブランを怒った(諸説あり)時代からそうなんだろう。
だけどある意味ルブランの例(ルパンvsホームズ)は「先方が怒ろうと、世界観を繋げたもん勝ちじゃ!」なのかな(笑)
2017-06-05 01:42:39


BigHopeClasic @BigHopeClasic
@gryphonjapan 北大の田村先生が自分の教科書の中でそれはOKだって書いてますよ(あくまで田村先生の学説にすぎないものではありますが)(正確には『風と共に去りぬ』の続編を書くのに権利者の許諾は要らないということですがまあ同旨)(日本では戦時加算参入してもすでに著作権消滅)

知的財産法 第5版

知的財産法 第5版

ここも再度再度繰り返すけど漫画の場合は「絵」を持ってこなきゃいけないので、ルパン三世や銭形警部の「絵」は真似てはいけなかろう(だからルパン四世には、ひとりぐらい長生きした本人が出てきたほうが面白いのだろうけど、まぁできまい)。
ただ、絵柄は全部オリジナルなキャラとしての「ルパン三世の息子」が勝手に出てくるのは、まぁ差し支えない……んじゃないかな、ないかな。


ここは仮定として、「法律上は問題ない」としておく。

では、道徳的、倫理的、美学的なものとして
「いくら法的に問題が(仮に)無いにしても、勝手に他人様が創作したキャラクターを拝借して『その子孫です』というふうに設定したキャラが活躍する物語を描くって、倫理的、道徳的、美学的にどうよ?」という問い、モンキー・パンチ先生のルパンシリーズに関して言ったら、イヤミにしかならないでしょ(笑)


だから、やったら、面白いことにはなろう。
だが、まぁねえ・・・・・・・(笑) 

そのへんの微妙な機微はわからんでもないし、ルパン三世の連載が始まった昭和の御代と、令和の時代はもちろんアレやコレやに対しての厳しさが違う。

だからこれはうどん屋の釜。
ゆうだけ(湯だけ)に、とどめておきます。


あらためて、モンキー・パンチ先生を追悼したい(追悼になっていることを願う)

コメント欄より

pencroft (id:Dersu)

昔、といっても「カリオストロの城」や「新ルパン」のかなり後ですが、宮崎駿が「ルパンの娘と不二子の姪? が女学校の同級生で寮に住んでて、毎週学園の謎を解決するテレビシリーズ」という着想を語っていたことがありました。時代の中でルパンをやりきってもうこれ以上作る意味がない、と語る宮崎駿が、押井ルパンの企画もコケた後でそれでも無理やりなにか作るとしたら、という仮定での妄想だったと思います。あれは宮崎駿おかだえみこの対談だったような、まあ細かくは覚えていませんが、オッサンそれ観てえよ作れよ、と思った覚えがあります。

多楠 (id:ta-c-s)

アニメ化もされたライトノベル緋弾のアリア」でヒロインがホームズの曾孫、同級生で敵に回る少女の正体がリュパン4世(さらに日本名の苗字が「峰」)てのはありました