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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

顔画像認識、訪問販売者の顔録画・・・、悪質商売は減少?(テツぼん、こち亀)

これも漫画の話題ではあるけど、実際にこうなっていく気がする・・・

「テツぼん」は、鉄道オタクがたまたま親の後継者として二世議員になったが、その鉄道知識を利用し、まったく無欲、無自覚ながらも政治的な難題(当然、交通にまつわる話題が多い)を斬新なアイデアで次々解決、政界で評価され住民から感謝され・・・と、一般的なオタク漫画雑誌じゃない(ビッグコミックオリジナル)から見過ごされがちだけど、ある意味いちばん都合のいいオタク・ファンタジー漫画です(笑)。

ただ今回の話は、その本題ではなく、ちょっとした一場面。鉄道業にもかかわる、新興IT企業の社長さんが日常的にIT機能を活用している、ことを表現するための一節です。


いま現在、インターホンを鳴らすと鳴らした人の映像が記録される・・・という機能のついた商品が実際にあるか。あるよね。
http://panasonic.jp/door/swd700/03.html
宅配便を装った強盗、というのもしばしばあるし、詐欺まがいのセールスや押し売りもあとを絶たない。だが、そういう人はそれはやっぱり、顔をさらし、記憶されることはかなり恐れるんじゃないかと思う・・・
こういったものの今現在の普及率はまだまだ非常に低いだろうし、悪質な訪問販売の主要ターゲットになっている高齢者への普及は難しいだろうけど・・・この機能の便利さ、安心安全の向上はたぶん後から統計的にも実証されるかと思う。



ただ、宗教勧誘でも詐欺セールスでも・・・、こういう悪質なセールスマンらを、本当はデーターベース化すればもっと効果的になるだろうし、そういう風潮も発生するかもしれない。
「訪問客はインターホンを押して呼び出す時点で録画に同意したものとみなす」という法的な理屈付けはけっこう簡単にできるだろうけど、民間(私人)とはいえ、記録によって抑止力を高める、というのは当ブログでいろいろ言ってきた「となりのビッグブラザー」的な色合いもつよく、やや複雑な思いもする。ましてやそれがネットワーク化され、データベース化されていったら・・・どうなるのだろうかね。

そういえばジャンプ39号の「こち亀」がまさにこういうデータベース、顔画像認識などによって個人を特定できる・・・ということをギャグ仕立てにしていて、往年の冴えの復活・・・とはいえないが、こういうところに興味のアンテナを張っているだけでも、まさに伝説の片鱗を見せてくれているなあ、と思ったことでした。




(少年ジャンプ2012年39号 「進化する監視カメラの巻」)