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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ちばてつや、前後編で手塚治虫話を描く。結婚のお祝いに突然現れ、熱いマンガ論…(表現規制問題)【漫画小ネタ集】

本当に、ちばてつや氏が、この当時の思い出を語れる「最後のひと」になってしまうのではないか、と思ってしまう、最近のレジェンド漫画家の訃報の数々・・・・・
ご本人も、そういう感慨を持っておられる。
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というか、少なくとも「描ける」人というくくりでは、既に、本当にラストマン・スタンディングとなってしまった。同世代は、お元気な方でも当然悠々自適の引退、あるいはインタビューや文章コラムぐらいでお見掛けするだけになった。
それが当然なので、今、エッセイ漫画を氏が定期連載してる(完全に、自分で筆を執っての作品らしいし!)ってのが鉄人を超えたチタン人ぐらいの御業なのであります。
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で、最近2話連続で書いたのが、
「練馬にはすごくたくさんの漫画家がいる」というところから始まる思い出。

ちばてつや ひねもすのたり日記 手塚治虫

※この名前一覧に、若手がフツーに入ってるのもすごい!視界に入ってるんだ(協会の長だったから、かもしれないけど)

自宅に仲間がやってきての、結婚を祝う私的な集まりに、ふらりと来たのが…キターッ!!

ちばてつやひねもすのたり日記手塚治虫

私見だが、最後に手塚治虫が登場すれば何でも収まる「手塚オチ」というジャンルがある。既に自分は、片手の指を超える例を採取している(笑)

※数例挙げておくか。編集王ケロロ軍曹スケットダンス絶望に効く薬尾瀬あきら読切「夢で逢いましょう」、アオイホノオ

ただ、この回は「手塚オチ」だが、実はプロローグだったのだ(笑)
結婚祝いの場に座るなり、若手漫画家を前に熱いマンガ論を一席ぶちはじめる。藤田和日郎先生かよ。いやこっちが元祖

ちばてつやひねもすのたり日記手塚治虫

ここでの思い出が「表現規制」に関する話だったのは、偶然か必然か。
というか、ちば氏は本当に「練馬に漫画家が多い」というテーマから徒然にこの話を思い出したのか、この表現規制の話を書きたかったから逆算して練馬話から始めたのか。…

ちばてつや ひねもすのたり日記 手塚治虫

また、エッセイ漫画的に回想する時は、時系列を入れ替えるとか、3人の発言者を1人にするなどの演出も必要となるので、完全な史実とは言えないことも多い。
手塚治虫の本の焚書に関連して、確か最近疑問というか検証がどこかにあった気がするが…ああ、一例。
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ちばてつや手塚治虫に聞いた(と、エッセイ漫画で描いた)話では、本当に焚書現場に呼び出されて糾弾された上で、多数の漫画本らが目の前で火をつけられた…ということであります。(その本は、子どもたちから手当たり次第に回収したもののようだ)
この回は当然、まだ単行本にはなっていません(電子書籍購入や、漫画喫茶などで見られるでしょう)