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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

メルケル党首、独首相へ。社民党と大連立

この話に今まで一番気になっていたのは、僅差とはいえCDU(キリスト教民主同盟)が第一党になり、その後在外投票などを経てさらに差が広がったのだから、仮に連立の組み合わせによって多数派になれる可能性があるにしても「憲政の常道」として首相になることをシュレーダーは断念するものだと思っていたのですよ、私は。


というのが同時期のニュージーランド総選挙で、野党と与党がちょうど反対だったけどそういう展開になったので(野党が急増したものの、ほんの1、2議席差で与党が第一党を維持。連立のやり方によっては野党政権誕生も可能だったが、早々と党首は「私は史上最強の野党を率いる」=政権は取らないと宣言した)

まあ、民主主義的に本当にピュアにいえば50議席のA党と49議席のB党、そして2議席のC党があったらB+C政権、が出来るのもある意味民主主義のルール内・・・・のような気がするんだよね。
これはその国の伝統や歴史もあるんだろうけれども、実は自分は明文化されていない憲政の常道ということで国の政治が大きく決まるというのに違和感があるんですよ。

しかし例えば小室直樹氏なんかも「憲政の常道」を踏み外しての民主主義はない、などと大きくその意味を認めてるしな。そういえば「銀河英雄伝説」(またこれの引用かよ)でルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが決定的に独裁者となるのは、慣習的に兼任がありえなかった二つの役職をルドルフが兼ねたときに始まるんだっけ。


朝日新聞10/12の「私の見方」では欧州政治研究の東大教授・高橋進氏(この人も有名)が寄稿しているが、過去の大連立も「実質的に野党を機能させなくするものだとして『民主主義からの逸脱』という批判に終始さらされた」という。