ダナよロレンゾよ、震えて眠れ!「200億円」で日本格闘技界が大逆襲!!…違うわ。
というところでおなじみNHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポスト。
【★その他★】 読売新聞「グッドウィル買収に絡み、巨額の金銭が格闘技団体代表らに」 < Gryphon
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090126-OYT1T00013.htm?from=navr
グッドウィル欺き380億円、買収仲介の会計士ら中抜き
総合人材サービス会社で東証1部上場だった旧グッドウィル・グループ(GWG)による人材派遣会社の買収に絡み、GWGが支払った883億円のうち約380億円が取引を仲介したファンド運営会社ら3者に流れて・・・(略)
・・・関係者によると、契約書に記されたファンドの組合員(出資者)はGWGのほかファンド運営会社「コリンシアンパートナーズ」、格闘技団体代表、投資事業会社の元代表の3者・・・
(略)・・・架空の出資比率に基づいて・・・約200億円を格闘技団体代表らが分け合った。
ところがですね、ここからどう転がすかと言いますと旦那、いろいろ厄介がございまして。
NHBニュースよりいち早くブログで話題にしたのは
http://sadironman.seesaa.net/article/113227127.html
ですが、あとはここに任せましょう。というか、各種のプレッシャーはこっちではなくあっちのほうにと。
まあとにかく、いろいろとお大事に。
というのも何なのでもう少し続けると、「格闘技団体代表」という言い方がねぇ。格闘技っていま「総合格闘技」の意味でも使われるから、ややミスリードっぽい。巷間言われる話だと、むしろ「武道団体」という言い方のほうが適当だというか。
でしょ?
ニューヨークタイムズが、UFCを論じる
これもNHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです
【海外総合】 NY タイムズ、 UFC の NY 解禁に否定的論調(訳) < Gryphon
http://theboard.blogs.nytimes.com/2009/01/22/the-disturbing-rise-of-ultimate-fighting/
1月22日の同紙「THE BOARD」欄より。社説的な存在のようです(右にBout the board という自己紹介記事があります)
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-407.html
でもすでに紹介されていますが、一応能力の限りで全訳してみました。
=======================
総合格闘技「UFC」のプロモーターは、彼らの血にまみれた戦いの新しい開催候補地として、ニューヨーク州を凝視し続けている。
ラスベガスからやってきたこの大企業は、街頭での派手な大喧嘩といった雰囲気をかもし出す新しいスポーツを、1ダース以上の州で既に興行し、テレビ放送もある。
彼らはニューヨークででヌルヌルに脂ぎったロビイストを雇った。議会に法律改正の圧力をかけるためだ。NY州の州都選出議員、ボブ・ライリー氏の主張は少数派ではあるが、そんな動きに立ち向かう、勇敢な声だ。だが彼は、ハルク・ホーガンとこれから戦うやられ役(ジョバー)のような立場だと感じざるを得ない状況だろう。
UFCを認める人々も「たしかに、以前このスポーツは醜悪で残忍なものだった」ということには同意している。アリゾナの上院議員のジョン・マケイン(※08年共和党大統領候補)がそれを「人間の闘鶏」と呼んで、禁止するキャンペーンに行ったときことを覚えている人もいるだろう。
彼らは、「急所攻撃もサミングも禁止となった。規則を改正した」と主張するが、ライリー議員は「彼らは『何が許されているか』について口をつぐんでいる」と指摘する。 「頭部へのキック、頭部への膝蹴り…そういう頭部への打撃が認められています、とは言わないね」
UFCの選手はヘルメットも靴もないし、ボクシングのように厚い詰め物をしたグローブもつけないのだ。UFCの支持者が、州の財政難の折、1チケット200-400ドルの料金の中から一部が州の財政に入る意味は非常に大きいと主張する。
だが、ちょっと待ってほしい。そうではあるだろうが、それは文字通り「血塗られた金」ではないのか。
この”スポーツ”に対しては、最も説得力のある議論が英国メディカル連盟から出ている。(同連盟はUFC、ボクシングともに禁止する運動をしている)
イギリスの医療専門家はこう宣言したのだ。
「暴力的な格闘トーナメントの場に、医師はいることができない。UFCに関わるプロモーターや関係者は多くのお金を儲けるだろうが、どんな金額だろうと不治の脳傷害や若死に見合うものではない」
UFCの大人気(ケーブルテレビの主力になっている)という現象はつまり、そこでたくさんの金銭が動くこと、そして暴力とセックスに関してこの国が奇妙なダブルスタンダードを持っていることが理由だろう。
「wardrobe malfunction」(※わいせつ関連の、放送規制のことか?)によって、通常は隠しておくべき身体の一部がほんのちょっとでも見えてしまったら、政府は迅速に、そして非常に懲罰的な反応を見せる。では、若者が別の若者の顔をぼこぼこにして血だらけにするなら・・・それはなぜか、エンターテインメントということになるのだ。
NYタイムズは、国際的クオリティペーパーであると同時に、NYのローカル紙であるという面も厳然として存在する…らしい。数十年前の立花隆の記事がソースだが。
あと THE BOARDというコーナーが、日本の社説とイコールなのか、それも無知なもんで分からないですけど。
まあ、お高くとまったNYTがUFCをまだあんまり認めていない、つうことはよくわかった。同じくNYに本拠を置くWWEについてはどういう視線を向けているのだとうか。
NYはとにかくいろいろ厳しくてですね、ブルーノ・サンマルチノがジャイアント馬場をカナディアン・バックブリーカーで持ち上げたところ、州警察の介入で試合中止となったことがある(ソース:梶原一騎)。
あの州のルールはネコの目のようにクルクル変わるのさ、ともある覆面レスラーが言っていた(ソース:同上)
あと、訳していて思ったのは、強欲とかえげつないとか、そういうことの表現であっちも「脂ぎった」ロビイスト(the oiliest lobbyists )という言葉を使うんだなぁと(笑)。
論考・梶原一騎的な文体を真似する方法とは?
梶原一騎の話題でつなげる。
この前、
■真樹日佐夫氏『梶原一騎23周忌を記念し、今度「平成版四角いジャングル」を始める』
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090122#p3
という記事を書いたのですが、予想通り漫画の動向に広くアンテナを張っている漫画情報サイトが、ひとつも後追いしてくれませんでした(笑)。
ま、それはいいんですけど、そこでこう書いた。
一年開始が早かったら
「キン肉万太郎が前評判と違ってボブ・サップに完敗したのは、実は事前に中身の選手が極真の刺客に制裁され、慌てて替え玉が用意されたためだ」
と説明できたのに(笑)
「親にも言えぬことがあります…オスッ」
その下、コメント欄よ。
id:fullkichi1964 2009/01/23 06:25>「キン肉万太郎が前評判と違ってボブ・サップに完敗したのは、実は事前に中身の選手が極真の刺客に制裁され、慌てて替え玉が用意されたためだ」
それミクシイで大会翌日にワタシやりました(笑)。
ここの213件目。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=38410776&comm_id=97461&page=all
>「石井がキン肉万太郎としてデビューしたと思ったのですが・・・後半の失速は?」
>「グッフッフ・・・記者さんも石井=キン肉万太郎と気づいたところまではさすがだったが・・・しかしおしむらくは一を知って十を知らず!」
>「!?」
>「あの日、控え室に入ったところまではたしかにキン肉万太郎の中身は石井だった・・・しかし控え室には何とあの氷の皇帝が待ち受けていた!」
>「ゲェッ、そ、それは・・・!」
>「そう、UFCに石井が行くことを知ってアフリクションが送り込んだ刺客よ!あわれ、石井はヒョードルに不意打ちのロシアンフックを食らい、失神!あわてふためいたFEGは急遽、子飼いのアマレス選手田中章仁にマスクをかぶせ、リングへ・・・」
>「・・・」
>「サップが万太郎にテイクダウンされた時、押さえ込まれぱなしだったのはなぜか?万太郎の正体を知るサップがてっきり腕十字に来るものと思い、警戒していたからにほかならない。しかし、その中身が変わってることに気付いたサップは、急遽反撃・・・それがあの万太郎後半失速の真相よ!!」
>「・・・さ、さすが鬼の黒崎の目はごまかせない!ううッ・・・!!」>このトピックは現実の格闘技界の動きに基づいている!!(かもしれない・笑)
まあ、ある世代なればこそ思いつくシンクロニシテイという(^^)。
あほう。(山宮恵一郎調。褒め言葉。)
さて、これを見て、「梶原一騎っぽく書く」とはどういうことか。ということを考える。
ひと言で言えばかつての少年読み物、大日本雄弁会講談社の系譜を受け継ぐ?文語調の挿入だ、ということになるのだろうが・・・。
より具体的に箇条書きしてみる。
■体言止めの使用。
■「…よ」と言う言葉を男言葉として使う。(「一発でも食らえば、地獄へ真っさかさまよ…」)
■「○○を」ではなく「○○をば!」。(これは以前id:washburn1975氏がどこかに書いていた)
■「オット!」「エヘヘッ」「イヤハヤ」の使用。(「オット!昔やられた相手に教えちゃソンだ!あばよ!」)
■普通調べられない証拠を提示し「疑うなら調べろ」と開き直る(「疑う向きは新格闘術・黒崎健時氏を尋ね、ヤケドの跡を見せてもらうといい」)
「これは梶原一騎文体の秘密の、ごく一部にすぎないなんて、けんそんだよねにいさん?」
「いや、事実だ」
小島一志ブログは最近更新が多い。
タイトルのみ。リンクもあえて張らない
毎日新聞がロシア−グルジア紛争の特大検証記事を掲載
戦争とメディア:グルジア紛争 反感あおった情報戦
http://mainichi.jp/select/world/news/20090126ddm010030036000c.html
掲載当日は、1ページをまるまるつかった大特集に驚いた。
いま、ブックマークが15ついているが、もっと読まれていいと思う。
これは、ある意味この本を受けた「続・戦争広告代理店」である。
何べんでも紹介を繰り返すが、傑作の書
ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)
- 作者: 高木徹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/15
- メディア: 文庫
- 購入: 28人 クリック: 241回
- この商品を含むブログ (167件) を見る
ダカーポ「鳩の詩」(みんなのうたより)
この前の「NHK教育特番」からのつながりで、適宜「みんなのうた」の傑作を紹介しようと思ったのだが、なかなかままならず。
久々に紹介するのがこの「鳩の詩」です。もともとみんなのうたって、完全に人気がでて定着すると学校の音楽の時間などに取り上げられていくし、有名歌手の詩はその人の持ち歌になるので「みんなのうた」テイストを特定するのはむずかしいのだが、これはそれっぽいです。
http://www.syoutarou.com/hatonouta.htm
街のどこかの かたすみに 愛にはぐれた 鳩がいる
夢を探して 追いかけて 折れた翼で 翔(と)ぼうとしてる翔べ 翔べ 鳩よ 高く 高く 空へ
翔べ 翔べ 白い鳩よ わたしの この胸の空を
肉料理の「調味料」として長ネギを使ってみた。
えーとですね、焼肉なんかでタレに刻みねぎがたっぷり漬けこまれているものとか、そういうのは普通にありますね。
私は焼肉で、ちょと辛い感じがすきなんですけど、ちょっと食べきれないぐらい長ねぎをもらったので、このねぎの薬味の「ピリ辛」さを薬味でなく、本体の味の辛さとして応用できないか?と思いました。
■ねぎを切り刻む。輪切りではなくみじん切りに。それも大量に。薬味に使う分量の五倍ぐらい。
■肉とにんじんやピーマンなどを炒める(別に他の味をつけてもいいんだが、実験のためにシンプルに塩で焼きました)
■炒めた後の深皿・どんぶりの中などで、刻み生ねぎと焼肉を混ぜ合わせる。
結論としては、さっぱりとしてうまいものでした。他の香辛料がいらないぐらい辛さも出た。
写真を撮っておけばよかったが、うめぇのですぐ食べちゃった(笑)。
自分用メモ代わり。
最近、書く量が減っていたのは
実際に忙しかったのですが、それプラス肉体的疲労で、睡眠時間が1、2時間長くなっていたからですね。
私は夜があんまり強くなく、更新可能になる午前零時はけっこうつらい。
けっこう深夜とか未明に更新しているのは、実はだいたい、ぐうと寝た後なんですよ。
今日は忙しくないのかというと、やっぱり忙しいのですが、忙しさの極限だったため眠りがすごく深くなったためでしょう、短時間の睡眠ですごく快調になったので、こうやって膨大に書いた(笑)。ピークを超えた精神的な楽さもあるか。
毎回、格闘技、時事社会、サブカルチャーや読書、時々科学(間違いあり)って感じでコンスタントに書きたいというのが希望。
でもここ二週間、週刊誌・週刊漫画系は読んでないや。
手元にあるゴン格も少しずつ読みすすめないと。