梶原一騎の話題でつなげる。
この前、
■真樹日佐夫氏『梶原一騎23周忌を記念し、今度「平成版四角いジャングル」を始める』
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090122#p3
という記事を書いたのですが、予想通り漫画の動向に広くアンテナを張っている漫画情報サイトが、ひとつも後追いしてくれませんでした(笑)。
ま、それはいいんですけど、そこでこう書いた。
一年開始が早かったら
「キン肉万太郎が前評判と違ってボブ・サップに完敗したのは、実は事前に中身の選手が極真の刺客に制裁され、慌てて替え玉が用意されたためだ」
と説明できたのに(笑)
「親にも言えぬことがあります…オスッ」
その下、コメント欄よ。
id:fullkichi1964 2009/01/23 06:25>「キン肉万太郎が前評判と違ってボブ・サップに完敗したのは、実は事前に中身の選手が極真の刺客に制裁され、慌てて替え玉が用意されたためだ」
それミクシイで大会翌日にワタシやりました(笑)。
ここの213件目。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=38410776&comm_id=97461&page=all
>「石井がキン肉万太郎としてデビューしたと思ったのですが・・・後半の失速は?」
>「グッフッフ・・・記者さんも石井=キン肉万太郎と気づいたところまではさすがだったが・・・しかしおしむらくは一を知って十を知らず!」
>「!?」
>「あの日、控え室に入ったところまではたしかにキン肉万太郎の中身は石井だった・・・しかし控え室には何とあの氷の皇帝が待ち受けていた!」
>「ゲェッ、そ、それは・・・!」
>「そう、UFCに石井が行くことを知ってアフリクションが送り込んだ刺客よ!あわれ、石井はヒョードルに不意打ちのロシアンフックを食らい、失神!あわてふためいたFEGは急遽、子飼いのアマレス選手田中章仁にマスクをかぶせ、リングへ・・・」
>「・・・」
>「サップが万太郎にテイクダウンされた時、押さえ込まれぱなしだったのはなぜか?万太郎の正体を知るサップがてっきり腕十字に来るものと思い、警戒していたからにほかならない。しかし、その中身が変わってることに気付いたサップは、急遽反撃・・・それがあの万太郎後半失速の真相よ!!」
>「・・・さ、さすが鬼の黒崎の目はごまかせない!ううッ・・・!!」>このトピックは現実の格闘技界の動きに基づいている!!(かもしれない・笑)
まあ、ある世代なればこそ思いつくシンクロニシテイという(^^)。
あほう。(山宮恵一郎調。褒め言葉。)
さて、これを見て、「梶原一騎っぽく書く」とはどういうことか。ということを考える。
ひと言で言えばかつての少年読み物、大日本雄弁会講談社の系譜を受け継ぐ?文語調の挿入だ、ということになるのだろうが・・・。
より具体的に箇条書きしてみる。
■体言止めの使用。
■「…よ」と言う言葉を男言葉として使う。(「一発でも食らえば、地獄へ真っさかさまよ…」)
■「○○を」ではなく「○○をば!」。(これは以前id:washburn1975氏がどこかに書いていた)
■「オット!」「エヘヘッ」「イヤハヤ」の使用。(「オット!昔やられた相手に教えちゃソンだ!あばよ!」)
■普通調べられない証拠を提示し「疑うなら調べろ」と開き直る(「疑う向きは新格闘術・黒崎健時氏を尋ね、ヤケドの跡を見せてもらうといい」)
「これは梶原一騎文体の秘密の、ごく一部にすぎないなんて、けんそんだよねにいさん?」
「いや、事実だ」