いま発売中のビッグコミックオリジナル2025年8号が
いろいろ面白くて小ネタにできるんで買っちゃった。
その1
「托卵」をネタに偶然の競作があった
まずその前に、この「托卵」という俗語の定着ぶりにあらためてオドロキオドラデク。
そして、この人をおむかえすればその雑誌に黄金の雨が降るんだ!のアンドレ・ザ・高橋留美子が読み切り登場。
よく考えたらこの年で!週刊連載は休まずに!!読み切りをかなりコンスタントに発表してる!!
どういうこと???
・・・・・・という、そっちの驚きは別にして、まー、こういうテーマを書いている。

そしたら、その大ゲストをお迎えしたレギュラー陣だって意地を見せる。四番バッター「深夜食堂」もこうやった。

ま、別にブームとかそういう話でもないんで、「この子は本当に俺の子?」は、秦の始皇帝の時代から、永遠の物語のテーマだった。奇貨居くべし。
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ただお国柄もあるようで、井上靖がチンギスハーンを書いた時、これをテーマの中核に置いたら、モンゴルの人々から「うちじゃそれ、あんまり気にしないんですけどねー」と、どっかのアサシンクリード並みに違和感を持たれたとか、云々。
……それは自分の出生にまつわる悩みです。
テムジンの父とされるイェスゲイはテムジンの産みの母であるホエルンを他の部族の男から略奪し結婚しました。ホエルンがテムジンを産んだのはその後です。テムジンは自分が本当に父イエスゲイの子供だろうかと悩みます。
テムジンの一人語りが続く場面で、弟達は間違いなくイェスゲイの息子だというのに自分一人だけは違うかもしれない、といった悩みが吐露されます。
テムジンのそうした悩みは日本の小説には馴染み深い題材です…源氏物語にも描かれているぐらいですから。しかしモンゴル人にとってそれは全くと言って良いほど理解できない心情です。モンゴル人曰く、モンゴルの男は出自に関して悩んだりはしない。誰の子供でも皆同じだと。
日本人が 作った映画を観たモンゴル人の中には、世界制覇をした男が、そのように自分の出自に関してウジウジと悩むような女々しい性格であるわけがない、と怒った人もいます。
自分がこの手の作品の中で、ミステリ風などんでん返しも含めて実に凄い傑作だと思ったのは井沢元彦「暗鬼」でした。
m-dojo.hatenadiary.comそういえば山岡荘八(の、横山光輝コミカライズ)はこんなことをかいてたな
実は秀頼は家康の息子ゆえに、家康は穏健だった?(横山光輝「伊達政宗」) 秀頼は家康の子か?との疑惑(伊達政宗)
しかしその一方で「あの子が本当は誰の子だって気にしない!調べる必要もない!!俺の子だ!と断定する!!」が『理想の態度だ!』とされる社会的規範もあるよね
今回の深夜食堂も…


はじめ
・カバチタレ
・天切り松 闇がたり
・トランプの家(柴門ふみ)
他になんか多数あったな?
色々悩んだり悩まなかったりするが
「俺の子じゃないという状況証拠がある?それがどうした、気にしないよ。DNA鑑定で100%わかる?そんなことするもんか、それは妻を疑うことになる!だからうちの子だ!」
みたいな振る舞いが理想なんだ、と。モンゴル人的メンタリティ(と、かの国の人がそう言っている(上の記述参照)そうだから、そう命名しよう)
まあ、家父長制、マチズモの呪縛ですよね(マジ)
この主張をしてもいいのだが、もっと家父長制の顔をしろ、と。
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