これにブクマがついたのは、かなり意外だった。
だって13.1万の フォロワーがいる有名人だから直接見てる人も多いし、なんならそのツイートに直接ブクマをつければいいので…って、今はツイートにブクマを付ける時の仕様が変わってつけにくいんだよね。
それじゃしょうがないか……
だが、あちゃー、ちょっと困ったなーと思ったのは、実はあの記事は書きかけで、ちょっと私用で時間が無いので途中で切り上げ「続きはあとで書くかー」のつもりだったのが、その前にバズってしまったのだ(笑)
仕方ないので、こっちにその「続き」を書く。というか前の記事は紹介で、これからが感想・考察となる。
ただ、記事にもブクマにも書いた通り「まあ、そうやろな」「当たり前のはなし」…【日本を牛耳る、とかは過大評価。何の影響力も無い、は過小評価】にはまったくもって賛同なのだけど、
あえてそこに付け加えるなら
「卓越した戦略とスキルによって、自分の本来の実力以上…中堅程度の影響力を政界に持てた一典型」だと思うんですわ。レバレッジ(梃子)型、といってもよろしい。
ただそれも、実体はBだがA級の力を持った、とかじゃない。敢えていうなら本来の規模・実力はF級…いやもう一声上にいって、E級ぐらいかな。E級の規模だけど、舌を巻くほど上手くやってD級の影響力を持ちえた団体、なのじゃないかと思っている。
それは何ゆえか。
・無償で働く「秘書」を送り込み、その地位を握る
・選挙の時に熱心な「運動員」を送る
・一応、或る種の社会問題に、彼らなりの「結論」と「理由」を持ち、それを議員に直接訴える活動をする。
(実は政治家、社会の神羅万象に自分のスタンスがある訳でも、それの是非を考える知識も、暇も無かったりする。でも社会問題に、ある種の「意見」が必要となり、借り物のそういう結論を借りて喋ってる間に本気になったりするのさ)
・敵に回った時にしつこく、わずらわしい嫌がらせやネガティブキャンペーンを行う
当然、これは或る種の「ロビイング活動」と重なるし、さらに一部は「シンクタンク」と重なる。
上の、政治家は神羅万象に意見を持ち合わせようもないが、持ってるふりをせねばいかんのでそういう知恵を借り、借りてるうちに本気になる…というのは、シンクタンクの現状を解説した、下リンクの記事に詳しい。
m-dojo.hatenadiary.com
……ワシントンという政治の首都で働く者は誰も彼も忙しい。とりわけ連邦議会の議員たちは5分刻みの毎日である。その議員やスタッフにシンクタンクの報告書を読めといっても所詮無理というものだ。だからワシントン DC 内のナショナル空港から キャピトル・ヒル(議事堂)までの車に乗っている15分の間にサッと目を通すこともできるブリーフィングペーパーを彼らに届けようではないか…
その結果誕生したのが「バックグラウンダー」「イシューブレティン」「エグゼクティブ メモランダム」だった。いずれも2ページから20ページ程度のレポートである。
財団のニュースレターである「バックグラウンダー」は5000から2万字程度の政策ペーパーであり、「エグゼクティブ メモランダム」に至っては一枚紙の両面に政策論議の概要をまとめただけのものである。これらのメモを読んでもらう目的は、議会における法案審議に直接影響を及ぼすことで…
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まあ、それを真似しようと言っても「無償の秘書」とか「熱心な運動員」なんて、なかなかに提供する力を持った勢力は無い。
ただ、そこまでいかなくても
その5分の1ぐらいのスケールでも、「熱心な運動を担う」「何かの結論や理論を吹き込む」「敵に回れば嫌がらせをする」ことで、政治勢力の内部で、実力や規模以上の影響力を持つこと、統一教会に限らない。
というか、そこには普遍的なテクニックがあり、
……逆に言うと、自らを「良き統一教会」っていうと語弊があるか(爆笑)、要は「理想を持っている自分たちは、実力(規模)は小さいが、それ以上の影響力を政治勢力の中で持ちたい。」という集団、あるいは何かの目標を持った社会運動全般においては、その理想がほんとに良きものであることを祈りつつ「統一教会のやり方は、或る種の参考になるのではないか?というか、みんなもうやってるのかも?」と思うのでした。
本当は、こういう感想を付け加えておきたかったのだが、最初に書いたように追加するまえに単独で読まれてしまったので、別記事として残しておく