さっき、小ネタとして紹介するにとどめようと思ったけど、
やっぱりちょっとだけ書きたいので
独裁者には正しい情報が伝わらないのではなく、過剰な情報の洪水から都合がいいものを自分で選ぶのだ
スターリンの伝記を何冊も読んでいるので断言するが、独裁者が情報から遮断されているというのはまず嘘で、しかもその嘘の出どころは独裁者本人なのだ。独裁者が直面するのは、むしろ逆で、大量の虚実が混ざった情報を受け取るはめになり(独裁制なので部下を信用していないため)……
— 鳥山仁 (@toriyamazine) 2022年4月2日
※連ツイです。クリックして開いて、続きをお読みください
マイレスポンス
この画像が典型ですなあ
— INVISIBLE DOJO (@mdojo1) April 3, 2022
(※「ナポレオン覇道進撃」ウィーン和平会議の回。ハプスブルグの皇帝ですら…)
>独裁者が直面するのは、むしろ逆で、大量の虚実が混ざった情報を受け取るはめになり(独裁制なので部下を信用していないため)……https://t.co/wEXka46G9Q pic.twitter.com/rzTB2jhaPi
うん、手元に絶好の画像があったのでやっぱりこれだけはね(笑)
ひとつ前のページはこれ。
世界史上に残る外交合戦の場だったウィーン会議は、「会議は踊る」の異名の通り、古典外交の成熟と退廃のゆえにきらびやかな社交、そこにまつわる艶聞風聞の洪水だった。
それをそれぞれの担当者が、まじめに熱心にレポートする。だれそれと彼それの不倫なんかどーでもいーわー!!と思いきや、それが外交的に重大な何かに発展するものも。
そんな戦いの勝者は…
m-dojo.hatenadiary.com
皇帝国王の時代から、いい王様って、まずはこの、朝から届く報告書を丁寧に読んで、理解して、決裁し、疑問点を的確に問えるか?なんだよね。
とくに偉いのは清の雍正帝だったとききます
異世界に行って王様になったなろうのヒーローたちもやっているかな?
ただ、ばっさりと「簡単に話せ、かけ!じゃないとそれだけで失格じゃ」というふるいをかける指導者も多いそうで
信長は後年「立ち話政務制」を採用したんだとか。(センゴク天正記に、その話が載ってたね)
天正記は、長篠の合戦へ向けて進んでいく…。ちょとした、細かいディティールに当時の資料の原文を引用し、リアリティを増す演出が増えていく。
たとえば、信長が日常の忙しい、そして膨大な政務をどう済ませていたか、という話で、当時の公家の日記から、この「立ち話制度」のことを引用し、物語に組み込んでいくのである。
これこそゴシップでウラはとってない(ホントかどうかわからない)が、近年だと小泉純一郎、ジョージ・ブッシュ・ジュニアの盟友2人がともに「A4レポート1枚で報告せよ。それでわしがおやっと思ったらくわしく話を聞いてやる。ダメならその問題がその程度の話か、お前の能力がその程度なんだ」みたいな手法だったとか…真偽不明のゴシップですよ、ゴシップ。
そこで思い出すのが機動警察パトレイバー漫画版1話…じゃねえ、第二話か!!「名刺の裏に書けるかね?」という謎の言葉が、説明なく登場したことだ。子供向け作品にはやや説明不足だろー(笑)
mechacomic.jp
二話の無料はないのが惜しい
でも該当画像はあった!!GJ俺
つまり、名刺の裏程度の小さいスペースで、簡潔にアイデアをプレゼンできる。それほどの切れ者がこの男・後藤だ…って意味なんでしょうな。
機動警察パトレイバー(漫画版)で、レイバー部隊新設を提案した後藤隊長が上司から(その案を)「名刺の裏に書けるかね?」「書きましょうか?」という..「これが「霞が関文学」だ!国会とかでやたら使われる「説明用フィリップ(=ポンチ..」https://t.co/QFUPAQQhw8
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) March 26, 2017
これ、以前「意味が解りません、教えてください」とヤフー知恵袋かなんかであったんだよな…
そんなわけで、
「偉い人も結構な情報の洪水を、なんとかさばききるだけで大変」という話から、偶然にも??好きな漫画の名場面名セリフを繋ぐことができました。