えーと、どこかで「偶然ネタ、設定がかぶることってあるよね!」「そういう状況を示す特殊な用語もあるよね!」というのが話題になったんだよね?その話には乗り遅れてしまったが…はてブでもいくつかあったよな
(あとで見つけたらリンクを張ります)
山本弘ブログの過去記事もわだいになったはずだし…・・・・
ともあれ、そんな偶然に設定・アイデアが似てしまった一例として、あの心臓の強い(褒めてる)久米田康治氏ですら、発表後に「あの有名作品とネタ被りするなんて!」と、その作品を封印した、という一篇がある。
それが「お金の要らない世界」という設定だ。この「いらない」がミソで……
創作、意図的にパクるつもりなど一切なくても他人とネタ被りすることは当たり前にある。後ろ暗いところが無いのなら堂々としていたほうがいい
— 悠戯@迷宮レストランなど (@meikyu_R) August 7, 2024
一番きついのは「作品自体は忘れているが作中のアイデアやフレーズだけが記憶の片隅に残っていて、それを自分が思いついたものと勘違いしてお出しする」というアレ(後になって自覚すると最悪) https://t.co/4UQ4m1rFfb
— LOLISKY (@qvvXwosbJA) August 7, 2024
久米田が絶望先生でドラえもんパクっちゃったやつですね https://t.co/rRm2l0JNy0 pic.twitter.com/ylkqpwF21b
— 白ポッチ (@5941sTown) August 7, 2024
ここから当方が、話題に絡んでいくのだが……
【質問】この機会に、詳しい人に尋ねたいけど
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2024年8月8日
『「お金がいらない世界」を不思議な力で実現したのはいいけど、結局数字が飛び交う社会は変わらず、その方向が違うだけだった…」って、特撮番組「5年3組魔法組」にもありませんでしたか?(記憶だよりだが、あったと思う…)https://t.co/zsb3BhLTIy
確か『バンノーダー』という何でも願いを叶える代わりに、必ずしっぺ返しがあるというアイテムを使ってました。ドラえもんとはどちらが先だったんのかな?
— 足裏つる太郎 (@Ashiuratsuru) 2024年8月8日
久米田先生の件でドラえもんにも似た話があることを知って、『あー、こりやうっかりネタ被りしやすい話なんだな』と思いました。
それだ!「しっぺ返し」という日本語、たぶん十数年ぶりに目にした(笑)https://t.co/hhlNUpvInI
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2024年8月8日
その後の報告…「あれ?さすがにあんな有名番組、今は配信あるよな?」と探したらAmazonプライムに(個別有料)、そして各話の紹介もあって完全決着!1977年作品だとも判明。「お金の要らない世界」のネタ被り、ドラえもんとの先・後も調べればわかるね。有難うございましたhttps://t.co/Iq9rwRz4Kq pic.twitter.com/BM9XdulKHI
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2024年8月9日
シーズン1エピソード17 - マンガンキーで大騒ぎ!
1977年4月11日
ステレオの安売り広告をみてハナマンは次々と色々なアルバイトに精を出す。しかし、安売りの期間はわずか3日間。ハテナマンを助けるためにショースケはお父さんに頼んで、ハテナマンにアルバイトをさせる。そして、ステレオ代がやっと貯まったハテナマン。勇んでお店に向かったのだが、ベルバラのイタズラで値札を代えられてしまい、結局、買うことができない。やけになったハテナマンはマンガンキーを使ってお金のいらない世界にする。果たしてどうなってしまうのだろうか?(C)東映
マイ★ヒーローの無料体験またはレンタル
レンタル期間は30日間で、一度視聴を開始すると7日でレンタルが終了します。
https://www.amazon.co.jp/dp/B06VX6CKC8
なんと!アマプラにあったんですね。
— 足裏つる太郎 (@Ashiuratsuru) 2024年8月9日
そしてバンノーダーじゃなくてマンガンキーだったようで😅
うろ覚えでも当時はとても好きな作品だったので、また観られるのは嬉しいです!
そして…これがオドロキオドラデク!
「お金を持たない者ほど裕福で、お金を持っている者ほど貧乏な世界」というアイデアは、私の知る範囲でも1915年のアーチボルド・マーシャルの長篇小説『アプサイドニア』(1915年)まで遡れるので、この程度のネタ被りで作品を取り下げる必要はなかったと思う。 https://t.co/KGCk2Vvsv2
— カスガ (@kasuga391) August 9, 2024
『アプサイドニア』の主人公ハワードは洞窟探検中に見知らぬ国に迷い込み、そこで出会った貧相な乞食に小銭を施そうとする。乞食はかんかんに腹を立て、警官に彼を泥棒として告発する。
慈善家のペリー氏によって牢獄から救われた主人公は、アプサイドニアの経済の原則を教わる。
この国では財産を持たない者ほど裕福であり、財産を持つ者こそが貧民なのだ。先の乞食と思った男は有力貴族の一人であった。他人に金を施す行為は犯罪であり、金を奪う行為は慈善と見なされる。
『アプサイドニア』は現在に至るも未訳であり、日本で紹介された形跡もほとんど見出せないため、藤子・F・不二雄が本作に依拠したかどうかは疑問だが、これは逆に言えば「お金の価値が逆転した世界」を想像すれば、誰もが似たような設定に行き当たる証拠でもあると思う。
一番まずいのは久米田氏がこういう行動を取ったことで、今後の創作者が「お金の価値が逆転した世界」というアイデアを非常に使い辛くなったことだ。
いや待て、軽く言ってるけど超びっくりの情報だよ!!
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2024年8月9日
>「お金を持たない者ほど裕福で、お金を持っている者ほど貧乏な世界」というアイデアは、私の知る範囲でも1915年のアーチボルド・マーシャルの長篇小説『アプサイドニア』(1915年)まで遡れるhttps://t.co/OnF4QkYJF3
なお著作権はすでに消滅してるので、原文がhttps://t.co/B8F1vk7MKDで読めます。https://t.co/h4c8tPJlXr
— カスガ (@kasuga391) 2024年8月9日
www.gutenberg.org
おもわず伝えたよ。そして皆さんにもこの情報をシェアする。
ちなみにこのコンセプト、こんな驚きの情報が別の所から(笑)https://t.co/OnF4QkYJF3
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2024年8月9日
あらま〜そんな昔から😅
— 足裏つる太郎 (@Ashiuratsuru) 2024年8月9日
久米田先生に教えて、肩をポンポンしてあげたくなります(今さら&何様)w
ただまあ、そう書いてはいるけど、カスガ氏に驚かされるのは、それほど驚きではない(日本語が変)。
うちのブログ内で「カスガ」で検索すると、そういう事件と解決が、コナンなみに勃発してる。
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おっ、togetterの「カスガ」タグ、まだ有効性があるわ
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創作系譜論 ※準タグです。この言葉でブログ内を検索すると関連記事が読めます
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