毎年8月8日に岡山県真庭市の湯原温泉で行われる「はんざき祭り」に来ました。
— 幣束 (@goshuinchou) August 8, 2024
はんざきとはオオサンショウウオの当地での呼び名であり、その昔、人や牛馬を飲み害をなし退治され大ハンザキに因んだ祭りで、2台のはんざき様の山車が温泉街を巡行する…のだがとんでもねえ邪神崇拝感があって最高です pic.twitter.com/nQ5i3sVwBm
橋を渡り温泉街の中心部へ向かうはんざき様
— 幣束 (@goshuinchou) 2024年8月9日
文禄の頃、化け物ハンザキを三井彦四郎という若者が退治したが、その後彦四郎の家に怪事が起き一家は絶えてしまい、村内にも災いが及ぶようになった為、祠を建て鯢(はんざき)大明神として祀った。その祭祀は古いが祭りは1962年から始まり今年で62回目である pic.twitter.com/3ada3haYOr
はんざき様の山車は2台あって、雌雄になっています。こちらは女の子で花をあしらった烏帽子をかぶっています。瞳もつぶらなかんじです。最終目的地のお祭り広場に着いた場面です。その後、色々催し物があり暗くなったら光るはんざきねぶた、はんざき獅子舞、お囃子総踊りに花火や餅まきがあり終了。 pic.twitter.com/fjMdgwIqFO
— 幣束 (@goshuinchou) 2024年8月9日
このような珍しいお祭りで多分に観光を意識したものであるが、単純にこのはんざき様の伝説をゴリ押ししてるわけではない。岡山北部、特に湯原温泉街を流れる旭川周辺には昔からオオサンショウウオが棲息し、今では天然記念物の貴重なオオサンショウウオの産地なのでありはんざき様は地域の誇りなのだ。 pic.twitter.com/jQOq5ikDV4
— 幣束 (@goshuinchou) 2024年8月9日
温泉街入口のはんざきセンターではオオサンショウウオの保護展示がされ、研究が行われている。
— 幣束 (@goshuinchou) 2024年8月9日
毎年8月7日宵宮、8日本祭の固定でこのはんざき祭りは行われているので、ぜひ興味ある人は湯原温泉へ。日本で唯一の鯢大明神を拝し、また貴重なオオサンショウウオへの理解も進むこと請け合いである。終 pic.twitter.com/aldg20C2qv
おや、稗田礼二郎先生。…今回は、このお祭りの研究でこちらに?