池袋の百貨店のストライキがきっかけなのだろう、伊集院光のツイート。
ラジオ局のストライキって聞かなくなったな。やってんのかな。 #ストライキ
— 伊集院光 (@HikaruIjuin) August 31, 2023
ラジオ局でストライキ・・・想像がつかないですね。放送しなくなっちゃうのでしょうか・・・
— 王進先生 (@oshinsensei) 2023年8月31日
昔STV労組がストライキやったことありました。管理職のアナがᴛᴠに出ててストライキなんだと察しました(遠い記憶)。
— やや♪♪ (@yayayapi0828) 2023年8月31日
前の時は、局員の平社員が全員休んで、役職ついてるおっさんが馬鹿力やってたよ。深夜なのにアナウンサーからディレクターからみんなベテラン。 https://t.co/mKerRhJisi
— 伊集院光 (@HikaruIjuin) 2023年8月31日
某在阪ラテ兼営局もストするとスポットのニュース読みがベテラン(要は組合員ではない役職者)が出て来てたからよく分かったなぁ。
— うぃんぐ日本ツーリスト (@WingNipponTour) 2023年8月31日
そこでベテランがニュース読みするとしたらあとは若手が合宿してる夏の甲子園の時… https://t.co/eScrqptnJA
筒井康隆「経理課長の放送」というドタバタ短編がありましたね ( https://t.co/6bTUWE9HUe )https://t.co/SnPnNmAh36
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2023年8月31日
筒井康隆は、かつて多くが出ていた新潮社ではなく、今は徳間文庫のほうで売られている…らしいな。
んで「テーマごと」になっているのでありがたくもある。
ameblo.jp
筒井康隆の短編小説「経理課長の放送」は、僕にとって電車の中で読むのが最も危険な小説の一つだ。何故って、余りにも笑えるところが多すぎる…
小説のスタイルは非常に単純で、あるラジオ局の放送でアナウンサーが喋っている科白をそのまま書いてあるだけ。しかしこの男、アナウンサーにしてはちっとも喋りがうまくないし、スタッフの手際もやけに悪い。
実はこのラジオ局、労働組合がストライキを起こしたため、課長以上の役職者しか出勤していないのだ。もちろん、アナウンサーも不在。ピンチヒッターとして無理矢理マイクの前に座らされたのは、経理課長の馬津という男で…(略)…ハプニングが次々に巻き起こる。
最初はへどもどしながら職務を果そうとしていた経理課長も徐々に愚痴が多くなって、自分ばかりにアナウンサーを押し付ける上司や、ストライキを起こした部下たちに不満をもらしていく。しまいには断水で出ない水の代わりに社長の差し入れだという酒を下戸のくせにがばがば飲み、みるみるうちに酔っ払い、暴言のオンパレード。やがて…(略)
笑えるポイントは幾らでもあるのだが、たとえばこの一節などは毎回ツボに入るポイントだ。
失礼いたしました。同じCMを十六回もやってしまいましたが、テープがあのエンドレスだったもので、停めかたがあの、テープ係の人が慣れないものでその。お待たせいたしました。朝のニュースです。まず国内関係のニュースから。政府は十日、秋に開かれる国連総会にそなえ、関係各国との経済状態の再調整に取り組むことを決定しました。このためまず首相が、内縁関係の妻愛子さん三十二歳、長男正秋くん十一歳、長女の喜久江ちゃん六歳を撲殺し、自らも首を吊ったと見られていますが、この日はちょうど第六回横断歩道愛好者協会の総会が開催。失礼いたしました。原稿がばらばらで、あの慣れないもので。えと、ニュースを終わります。担当は馬津でした。ばさ。ばさ。ばさ。しばらくお待ちください。
しかし、この種の「ギャグ小説」がいまや需要というか発表する基盤のようなものが失われていった感じがある。
こういう路線を一番良く受け継いだ清水義範氏ですら「仕事が減った」と公言するポイズンな世だ。
ストライキも懐かしいが、こういうギャグ小説、爆笑小説自体が懐かしい。