INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

『怪盗ルパンって、何でシルクハットにマントの服装なの?』→当時はありふれた、街に溶け込む格好でした(忍者も!)

こんな2ツイートの紹介。


ムッ…な、なるほど!!!
なんかの漫画に、そのギャグあったな、大阪のヒョウ柄か横須賀のスカジャンか忘れたけど、とにかくド派手な服装を誰か、よそから来た人に着せながら、地元民が「こんなふうに、平凡でおとなしい服装が無難かな…」と言うってネタがね。

ちなみに逆もまた真なりで、いま、ありふれて目立たない地味な格好をしても、それを
「ふふふ、今まさに、自分は街に溶け込んだ状態。そう、怪盗紳士や忍者のように…」という謎の高揚感に繋げられることもある、という話を数か月前に書いたばっかりだ
m-dojo.hatenadiary.com



しかしまあ、そんな背景もかすんでしまった今は、シルクハットにマントに片眼鏡は、ほっかむりに唐草模様の風呂敷を超えて、ドロボーのアイコン。
ルパンレンジャーもそうだし、

まじっく快斗もそうだし…


やっぱりこんな人が歩いていたら神聖モテモテ王国のファーザーなみに職務質問ではないか。ギャワー。

当時の挿絵画家のセンスも絡んでいて…ホームズの「鹿打ち帽」もぶっちゃけロンドンでしかるべき場所を紳士が訪れる時のファッションとしてはやや不適切で、自然豊かな郊外でアウトドアをするんならいいけど…的なものであることは有名(いまの、Tシャツやクロックサンダル的な?)。「意外?いや意外も何も、『鹿撃ち帽』なんだから野外レジャー向きの帽子に決まってんだろよ」と帽子が口をきけたら言いたくもなるだろうが。




忍者も、伊賀や甲賀では普通の作業着だった、というのはさもありなんだけど、その作業着が暗殺や破壊工作に向いた服装であることって、そもそも伊賀と甲賀はある意味、常在戦場の戦闘民族というか、どこかの地方大都市にも負けない「修羅の国」であることとも、たぶん関係がある…

それはあとで詳しく、別のネタとして書く予定。
元ネタは週刊文春2023ねん5月18日号に掲載の「室町ワンダーランド」。

室町ワンダーランド 甲賀のお尋ね者

ところで「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」単話編の定期配信が復活との由




ちなみにこの前「どうも単話版とかを買い逃して困る」という話の”解決編”
m-dojo.hatenadiary.com


今回は、「フランスで翻訳版がブレイク、人気作品になった」というのもひとつの宣伝文句となっているが、そんな結果を予想できない時代に、こういう世界的古典を漫画化したものを、世界で配信するということを議論してもいました(えへん)

……こういう古典ものの強みは、「何度となく売れる機会がある」「地域を限定せず、世界中に売れる」ことだと思います(科学まんがなどの啓蒙ものと似ている)。 作品ごとに当然出版社の囲い込みがあるだろうし、彼らにはそうする権利もあるが、空想の中で、これらをひとつの「レーベル」として売ってみたい。
…いや、こうやってブログで出版社を越えて一堂に並べて紹介するだけで、ある意味それが実現しているよ!!!


そして、望みはそのレーベルで各国語に翻訳し、世界に配信することですな。
日本には史実寄り・想像多めを含め、各国を描く歴史漫画もたくさんある。それと合わせれば、また巨大なレーベルになるのだが。
m-dojo.hatenadiary.com