【お知らせ #813第1話無料配信します】
— ルパン帝国再誕計画@『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』【813篇】 Kindle独占配信中‼️ (@re_lupin_empire) 2020年8月21日
Amazon KIndleで連載中『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』新章『813』第1話を、明日から期間限定で無料配信します!
読んでみたいとお考えの方はこの機会にぜひ!
期間:8月22日(土)~8月26日(水)
対象:『813』第1話(単話版81話)https://t.co/z5u32OTC6R pic.twitter.com/K37sHWyUsx
・お手元に置いて何度も読みたい方には、お得な無料配信です。
— ルパン帝国再誕計画@『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』【813篇】 Kindle独占配信中‼️ (@re_lupin_empire) 2020年8月21日
・配信開始時にもお知らせしましたが、『813』第1話は8月30日(配信から90日)にAmazon Unlimited対象外になります。
・期間終了間際は、DLしきれないと有料になることもあるので、端末容量やお時間に余裕を持たれることをお勧めします。
キャンペーンの開始時間が、日本時間でなく太平洋標準時基準というもので、、Amazonが設定してるので予定より16時間遅くなります。ご注意をお願いいたします。
— ルパン帝国再誕計画@『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』【813篇】 Kindle独占配信中‼️ (@re_lupin_empire) 2020年8月22日
開始時間 8月22日 午後4時頃
現在、単話版は5話まで。
この話だね。
m-dojo.hatenadiary.com
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この時期のルパンは、心に傷を負う形の結末を迎えた「奇巌城」からの復活で、その分やさぐれというか、以前よりも冷酷非情化(に、なったのか?の問い)が注目点。
あと、後半の表紙にもなっているけど、優れた知力と捜査力を持つ新たなライバル登場。
とこ
ろで。
自分が5話までの中で一番印象的だったのは、残念ながら今回の配信とは別の「第2話」の話だが、ここ。
推理もの解説書を見ると、区分している人もしてない人もいるのだが、要は現場で虫メガネ片手に、証拠品を集めて推理する、のと、こういうふうに容疑者や重要証言者に何か質問をして、その回答から巧みに情報を引き出すのは、実は別ものの捜査法なんだわな。後者にある意味特化したのが刑事コロンボだが、実はホームズも初期からこっち方面での捜査もよくやってる。自分が一番鮮やかと思う場面もこれだから
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(略)…「それじゃ賭けるか?」「自分が正しいと分かっているから、単に君から金を巻き上げるだけだがね。しかし偏屈になるべきじゃないという勉強代に一ソブリン賭けよう」
店員は不気味ににやりと笑った。「帳簿を持ってこい、ビル」彼は言った。
(略)
「そのとおり。そこだ。下になんて書いてある?」「アルファのウィンディゲート氏に販売 12シリング」
「何か言うことがあるか?」
ホームズは物凄く悔しそうな顔をした。彼はソブリン金貨をポケットから取り出して、台に投げ捨てて、口も聞きたくないほど腹立たしいという様子で背を向けた。何ヤードか離れてホームズは街灯の下に立ち止まり、彼独特の、心の底からおかしそうな雰囲気で声を殺して笑った。
「ああいう風に頬髯をカットしている男で、『ピンク・アン』(※引用者註、大衆紙の名前=競馬情報などが多いらしい)がポケットから飛び出しているのを見たら、賭けを持ちかければ必ず引っかかる」ホームズは言った。「あえて言うが、もし奴の前に100ポンド積んでいたとしても、賭けを持ちかけるというアイデアで僕が彼から引き出したほど完璧な情報は入手できなかっただろう(後略)」
ルパンといえば、気球や隠し部屋やら……大袈裟かつ、推理小説的のルール的にはどうなのよ、な仕掛けで話が展開するというイメージが、日本では主に孫のおかげで必要以上に定着しているが(笑)、実は「心理学の徒」を自称し(当時の最先端、「新しい」学問であった)、相手を誘導するのにたけているのであり。
「予告状」も、初代がやったのは実はその心理操作の一環で、別にわざわざ不利を承知でフェアプレイするとかじゃないのです…とは森田先生のよく言うところである。