憲法記念日前後に、メディアやネットで知った新知識のメモ
「文民」という言葉は元々存在せず、日本国憲法制定時に造語された。
朝日新聞2023年5月3日、蟻川恒正氏インタビュー記事より。
文民は憲法制定時の造語
1946年9月の貴族院憲法改正案特別委員小委員会に、この議事が載っているから探せば見つかるかな?あとで探すか。誰か見つかったら教えて。
なぜ憲法9条は「戦力」という一般用語を当てはめたか(篠田英朗氏)
War Potentialという連合国の単なる行政用語に、わざと野球選手についてまで用いる非法律用語である「戦力」という訳語をあてた当時の内閣法制局の意図はもはや確かめることができないが(便乗した憲法学者らの意図は確かだが)、「小学生」なら、「戦力が充実している」ような野球チームの選手も違憲 https://t.co/oLmm2KMpfL
— 篠田英朗 Hideaki SHINODA (@ShinodaHideaki) May 7, 2023
War Potentialはポツダム宣言に基づいて「大日本帝国軍」解体を図る際の接収対象を示す単語。将来にわたって自衛権の行使主体となる軍隊を禁止する趣旨は、この単語には含まれていない。連合国関係者の主要な問題関心は、「ポツダム宣言の履行」確証で、大日本帝国軍の解体。基本それのみ。 https://t.co/6CXSYXcyNZ
— 篠田英朗 Hideaki SHINODA (@ShinodaHideaki) May 7, 2023
同性婚をめぐる憲法24条の「両性」や「夫婦」、あるいはオンライン国会をめぐる「出席」など、憲法…に限らず、法律を論じる時に、その「言葉」が意味するものが変われば、それが自然と改憲、法改正と同じになるという、そんな裏道がある。
だから、法律をめぐる「用語」の問題には興味があった。そんな観点から2題メモしておきます。