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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

三谷幸喜の芝居で、鈴木京香の代演が三谷本人⇒『「男性の恋人」役とのやり取りはそのまま。今の時代は何の違和感も無かった』

三谷幸喜のありふれた生活:1116)まさかの代役、素敵な発見

2023年1月5日 16時30分

 去年の話になるが、僕が代役を務めた「ショウ・マスト・ゴー・オン」。浅野和之さんが現場に復帰、ようやくフルメンバーが揃(そろ)ったと思った矢先、鈴木京香さんがコロナに感染し…(略)


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ほんとの意味でショー・マスト・ゴー・オンなわけだが、結局最終判断は、劇を最も知り尽くしている?ということもあり、鈴木京香三谷幸喜での代演となった。

当時も少し話題になってたようだ。


んで。
もともと、初め(初演)はこの役は男性だったが、鈴木京香が演じるということで、三谷氏得意のあて書きで鈴木京香らしい役目を膨らませた、ということもあったようだが、ともあれ再びこの役は男性という形で演じられることに。だが、その「鈴木京香に合わせ膨らませた」中には…恋人役として小沢雄太が登場する、もあったのだった。
そこはどう処理したか?…画像参照。

三谷幸喜鈴木京香の代役。「恋人役」の登場は…そのまま(つまり男性同士)


ということで、

鈴木京香の代演を三谷幸喜が務めた。
・舞台上の役の性別も、女性⇒男性となった。
・その共演の「恋人」役は、実際の縁者も役柄上も「男性」のまま。
・つまり舞台上の、男性役(三谷)の恋人役(小沢)も男性同士。
・それで何の不都合もなかった。素敵なことだった


……という話であります。
ただ、ダイバーシティとか多様性とかの話とは別に、ちょっとした作劇論やフィクション論で、また似た構造ながら違う固有名詞(たとえば黒人が演じてた役を白人が演じることになり、役柄上も「黒人⇒白人」にしたが全く問題なかった、素敵ではないか、みたいな話)で語ったら色んな論点を含む話だと思う。
だが、その辺はまた別の話題(別の記事)も書いて、絡めて論じよう。

とりあえずこの記事は、そんな一件があり、それを三谷氏がコラムで書いたよ、という報告で。



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