2/1(土)よる9:00
三谷幸喜×東京ヴォードヴィルショー「その場しのぎの男たち」サイン入りプログラムプレゼント!(2/01)
内容/物語
2013年、第48回紀伊國屋演劇賞の団体賞を受賞した佐藤B作率いる劇団東京ヴォードヴィルショー。旗揚げから40周年を迎えたことを記念し、1992年に三谷幸喜が同劇団のために書き下ろしたオリジナル作品を再演。明治時代の日本の政界を舞台とし、出演する佐藤B作、伊東四朗、そして脚本の三谷幸喜という、ともに“丑年生まれ”の男たちによるポリティカル・コメディだ。
<ストーリー>明治24年の滋賀県大津、訪日中のロシア皇太子が沿道を警備していた巡査に切りつけられた。組閣5日目の松方正義(佐渡稔)内閣そして国際社会へ仲間入りをしたばかりの日本にとってはまさに“青天の霹靂”と言える大ピンチ。治療中の皇太子へ謝罪に向かうも、治療中の皇太子への面会は叶わず門前払いに遭ってしまう。総理大臣をはじめ内閣の面々はなんとか善後策を講じようとするが、いずれも“その場しのぎ”のものばかり。“切れ者”と評される農商務大臣の陸奥宗光(佐藤B作)が協議に加わるも、提案はどこか的外れで五十歩百歩というありさま。駆けつけた元老・伊藤博文(伊東四朗)も、思わず「打つ手打つ手が面白いように外れていくね」ともらす。謝ることもできず、開き直れば開戦…という危機の中、事態は混迷の一途をたどる。明治政府の最大の危機に直面した松方総理とその仲間たちは、日本を救えるのか!?男たちの夜は更けていく。
いま知った。
三谷幸喜作品の中で、僕が個人的に好きな
・史実をベースにした喜劇
・何かをごまかすため、適当にその場でつじつまを合わせたら、別の問題が発生し問題がさらに大きくなる…という、当方命名するところの「取りつくろいもの」。
という二つの要素を併せ持っている作品らしい。未見だが、題材や伝え聞くストーリーはけっこう面白いです。愛国主義、実力行動主義の「市民」の暴発に、実はそんなに深みもすごみもない支配層が大混乱…という構図も何かを暗示しているかもね。