【水曜日のテレビ】
— 歴史情報局 (@rekishi_info) August 2, 2022
英雄たちの選択 (NHKBSプレミアム 20:00~)
『「“犬公方”の孤独 徳川綱吉と生類あわれみの令」』https://t.co/WKKUdSgdy9#英雄たちの選択#nhkbsp
「“犬公方”の孤独 徳川綱吉と生類あわれみの令」
初回放送日: 2022年8月3日
人間よりも犬を大切にする悪法として名高い「生類あわれみの令」。しかし本来は、民をいたわり、弱者を救うはずのものだった?将軍・綱吉の政治はなぜ暴走していったのか。
徳川幕府5代将軍・綱吉。人よりも犬を大切にする“犬公方”と呼ばれたが、近年は、幕府政治を法律や制度尊重へと転換した、有能な君主として再評価が進む。民をいたわり、弱者に優しい社会を目指した綱吉。ところがある事件をきっかけに変わっていく…。そして登場した「生類あわれみの令」。人や動物すべてをいたわるための法令が、やがて、犬を傷つけた人を処刑にするほどにエスカレート!綱吉政治はなぜ暴走していったのか?
8月3日(水)午後8:00 ほか 放送予定へ
何度も書いている話だが、講談時代劇のたぐいで言われる「生類憐みの令で民を苦しめた愚かな犬公方」というのは昨今、すでに定説の座を追われ、少なくとも「生類憐みの令のような”劇薬”が無かったら、人が人を平然と殺す、いわゆる”戦国の気風”を改めることはできなかったのでは」という見方のほうが優勢になっている。
もちろん、だからといって理想のヒーローとするべきではなく、それが劇薬である以上副作用もあったし、そもそもその種の啓蒙専制的な政治というものは、色々と面倒も生むものだ。
だれだったか、啓蒙専制君主と言っても、多大な成功を収めたフリードリッヒ大王と言うよりは、それに憧れ(敵国の王なのに)、真似をしようとしたら急進的な政策に人民がついていかず「一歩目より先に二歩目を踏み出す王」と呼ばれたヨーゼフ二世に似ている、と。
そうかこのへん、この過去記事で書いてたよ。
m-dojo.hatenadiary.com
その記事は、かつて人気の高かった「kousyoublog」の綱吉記事を紹介するていでかいたのだが、年年歳歳、そのブログはいま終了だか移転だかしてた。
いまは、そのブクマが、記事をしのぶよすがである。
https://b.hatena.ne.jp/entry/kousyoublog.jp/?eid=2963
この話も何度も書くが、そういうことをひっくるめて、ややヒーロー、主人公的に綱吉を描いた「フィクション」の決定版が出ないか、と思う。
「大奥」もぶっちゃけ、このへんは旧来の俗説イメージに乗っかってたし。