【DDT】秋山準「3試合連続で脳振とう」の過去告白 〝急所攻撃〟の再発防止を緊急提言(東スポWeb)https://t.co/oS3ubk3do1
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) June 15, 2022
「(コーチ役を務めるDDTでは)いつも若い子たちにビンタや脳にダメージを与えるようなことは気をつけろと。人間の顔にも急所があって脳が揺れてしまうことがあるから、やるなら急所を外すようにとは言ってきた。ただ、防御などに関してちゃんと遠藤に言ってあげられなかったのは俺のミスかもしれない」とも付け加えた。
ここまで頭部のダメージを危険視するのは、秋山自身の経験が大きく影響しているという。
「デビュー2年目か3年目に3試合連続で脳振とうを起こしたことがあってね。最初はあごに技が入って、翌日は普通に技を受けたけど脳が揺れやすくなっていた。そして中1日空いて最後は完全に記憶を失って、気づいたら救急車の中だった。今では考えられないけど」と衝撃の過去を明かした。
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週刊モーニング27号の医療漫画「アンメット」で 、プロレスを舞台にした脳震盪問題が描かれたばかり。https://t.co/wabMD5pQ9Y pic.twitter.com/XApezB2LSN
— INVISIBLE DOJO (@mdojo1) 2022年6月15日
そうそう、講談社系はいまやほとんどが「単話売り」があったっけ。この回。
comic-days.com
(小さなエピソードが重なるストーリーらしく、この話はこの回だけで実質終わっているようです。)
この流れは、多少の長い蓄積がある当ブログだから紹介できる過去の経緯もある。
ざっくりいうと
・脳震盪というのは見た目的には、たしかにそこから復帰したら、まったく元に戻っているように見える。
・なので、脳震盪から復帰してそのまま試合や練習を続ける、次の試合や練習にも出る、それが根性だ!…というのが、ほぼ全競技で行われていた
・だが脳震盪は外から見た以上に危険な状態、その後も含めて…という新しい知見が2000年代になって積み重なった
・下手したらそれは不可逆的なものかもしれない…との研究まで(どうなったんだろうこれ?)
・それによってアメフットの世界では、大規模な集団訴訟まで発生した
・2014年に羽生結弦が練習中に他の選手とぶつかって脳震盪になった時、そのまま大会本番にも出たことは大きな議論を呼んだ。
・今では高校柔道やラグビーなどでは「脳震盪になった選手は(たとえばチームが勝ち進んでも)もうそこから出られない」と明文化されている。
…という話を断片的に、2011年から以下の記事で書いてきました。いま、引用元の記事が読めなくなってしまったものも多い……
m-dojo.hatenadiary.com
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よその記事では、2014年のこれが一番変化の流れをトーレスしてるかな。
羽生選手は、倒れてから10分後には練習に復帰した。そして、さらに本番にも登場した。本番は転倒をくり返しながらも、幸いにしてなんとか演技を終えることができた。
さて、ここで最大の問題は、その姿を、マスコミや観客、視聴者は、「感動した」「涙が出た」とたたえたことである。
羽生選手側にもさまざまな事情はあっただろう。今回はそのことは置いておくとして、この事案から、脳震盪の怖さと日本のスポーツ文化のあり方について考える必要が
こんなふうに医学界の知見がそもそも大きく変わった問題なので、過去の状況と比較してもしょうがない。それは「なんて過去は野蛮だったんだ!」という意味でも「昔の人は根性があった、今は甘い!」という意味どちらでもだ。
まず第一には医学的な情報が変わったので、新情報を知って、常識化しないといけない。
ただ、「ショーマストゴーオン」と「ムチャをするのがプロレスラーだよ(あるいは武道家だよ)!」な分野とは、またかなり相性が悪いだろう、ここが一番、実際問題として対策として遅れるだろうと思うのだ。
三沢光晴逝去の6月13日から一日違いの12日に起きた、アクシデント。