Saddened to learn that legendary Norwegian knockout artist @JoachimHansen had to retire from #MMA after suffering a stroke last month. pic.twitter.com/frQb3ECDyo
— Tim Leidecker (@TimLeidecker) 2016年12月28日
ヨアキム・ハンセンが引退。先月に脳卒中で倒れていたようです https://t.co/iEyUEHYNze
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) 2016年12月28日
HERO'Sで宇野薫をヒザでKOしたあと、勝利を確信してくるりと背を向けるシーンや「下からのパウンド」を有効に使うさま、アルバレス、青木真也を下してDREAM戴冠など、想い出は多い。
母国ノルウェーはまったくMMAの文化的、経済的基盤がなく、DREAM王者になったことすら誰も知らない状況だという。
なにしろ、ボクシングだって最近解禁されたばかりなのだ。
プロボクシングを「暴力・犯罪」だと禁止し続けたノルウェーが解禁!それでも否定的な報道が相次ぐ(鐙麻樹) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/abumiasaki/20161005-00062897/
……この国では、プロボクシングは「暴力」であり、相手を殴るボクサーは「犯罪者」だとして、これまで禁止されてきた。2014年、右翼政権の主導で、国会でプロボクシングが承認され、その33年の禁止の歴史が幕を閉じることとなった。
ボクシングが解禁されることは、北欧ボクシング界の顔ともいえる、女性ボクサー、セシリア・ブレークフス(Cecilia Braekhus/ウェルター級65キロ、冒頭写真の黒髪の女性)が、母国で合法的にリングに立てることを意味する。
(略)
でも、逆に言うと、
そういう場所からでも、独学の仕方や努力と才能次第で、一個の天才は生まれ得る、
ということである。ボクシング女性王者とMMA王者が誕生するのだから。
体一個で戦うからこそだろうか。
これがポリコレ最前線……というのはたやすいが、一方で「脳震盪」の医学的研究が進み、それが不可逆的な損傷では?という知見なども得られはじめた。
こうなると、さらに一種の法哲学的思考や議論が求められ、その結果としての規制が格闘技のみならずラグビーなどコンタクトスポーツの一部に広がることも十分あり得る
脳震盪とスポーツ。未知の領域だった【脳震盪】の知見が重なると、格闘技は禁止になる未来があるかも… - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141109/p3
「KO(脳震盪)の後遺症で病気が発生する」という説が、アメフトと格闘技に与える影響は - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110728/p2
ヨアキム選手の現役後半は、はっきり打たれ弱くなっていた気がする。ただ、それを含めた競技生活と、引退理由が「脳卒中」と報じられたこととの因果関係、は、これまた簡単に決めつけられるものではない。
まず、今は、この報道が事実であるなら「お疲れ様でした」とまずはいいたい。
またくMMAが市民権を得ていなく、その功績を知らない国から来た選手に、一度は世界の「中心地」であった国のファンから。