本来は毎取組ごとに紹介したいんだけど。派手な試合で勝っても負けても沸かせるファイターが”ショータイム”と呼ばれるようになったのはいつ頃からだったか。
以前は相撲動画を「NHK大相撲」Xアカウントが載せていて、埋めこめたんだけど、いまはこうするしかないか
世間的にも話題になったのが多かったよね

大相撲初場所4日目の15日、業師の宇良が珍手「伝え反り」を昨年の初場所千秋楽以来、1年ぶりに決めて観客を沸かせた。高安の左脇に頭を入れてからくぐり抜けるようにして後方へ体を反り、鮮やかに倒した。得意の反り技で2勝目を挙げて観客を喜ばせたものの、本人は決めた感触などについて「分からない」と繰り返した。
2敗目の高安は悔しげな表情で無言を貫いた
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NHKテレビ中継で解説を務めた西岩親方も思わず「驚きましたね。しかもきれいに決まった伝え反りですね」とコメント。「私もやったことがないので、何て解説していいかわからないような、そんな相撲。ただ、宇良は反り技は得意技の一つ。これだけきれいに決まるとは驚きました」と話した。

人気業師で西前頭4枚目の宇良(32=木瀬部屋)が関脇・若元春(31=荒汐部屋)との取組で土俵を縦横無尽に駆け回り、館内を大いに沸かせた。
立ち合いすぐに相手の右腕をたぐった。これがすっぽ抜け、相手に背中を見せて土俵に詰まる絶体絶命のピンチ。若元春に背中を押されながらも、こらえて俵伝いに逃れた。土俵中央でオールドスタイルのボクシングのように背筋を伸ばし拳を胸の前に構えた。中に入ろうとしたものの、相手得意の左四つに組み止められた。後退しながら相手の左脇に頭を入れ、土俵際で今場所4日目の高安戦で見せた「伝え反り」に似た動きで逆転を狙う。しかし、そのまま相手の左突きで押し倒された。
ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・大乃国の芝田山親方は「土俵は運動会の会場じゃないんですけど」と宇良の動きに驚きと称賛
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両者が見合う場面で、宇良はボクサーのようなファイティングポーズを見せた。その後は左を差されて寄られる。土俵際で逆転の伝え反りを狙ったが、押し倒された。敗れたものの、大歓声を受けた。
SNS内では「ファイティングポーズ」がトレンドーワードになり「かわいかった」「可愛すぎた」。最後に土俵に座り込んだシーンには「くまのプーさん座りになってましたね」などの声が寄せられていた。
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対峙する一山本に立ち合いから低い体勢で構えた宇良は土俵際に追い込むと、最後はそのままの勢いで押し出した。カメラの位置もあるが、ABEMAの中継では頭突きしているようにも見え、さらに宙を浮いている姿には「エドモンド本田かよ」「スーパー頭突き」などの声がファンから上がった。
この取組を受け、解説の元横綱・若乃花の花田虎上氏は「レスリングをやっていたので、相撲にもない独特な当たりをするんですよ」…(略) 大いに館内が沸いたこの取組。視聴者も「タックルやな」「宇良ちゃんマン、今日も跳ぶ」「気持ちいいくらいダイブしてるな」「ウラトラマン」などと盛り上がっていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
NHKでラジオ解説を務めた舞の海秀平氏(56)=元小結=は今場所の業師について「宇良らしさが出てますね。反り技も見せてくれますしね、攻めても守っても本当に動きが他の力士と違ってコミカルでお客さんを楽しませてくれますね」と評価した。
続けて「やっぱりお客さんに伝わるんですね、この宇良の相撲に対するひたむきな姿勢ですよね。そして何とかして勝ってやろうというね、その思いが宇良の動きからお客さんに伝わってくるんでしょうね」と強調していた。