時々、話題にしながら、肝心の部分の資料を見つけられなかったんだが、最近蔵書の中から出てきたので紹介しておきたい。
・島本和彦先生の出した「同人誌」の一環である。
・表題は「アウェイホノオ」。撮影現場、制作現場では原作者の俺が「アウェイ」だったとの意味。
アウェイホノオ とは漫画の仕事場からドラマの撮影現場におも向いた漫画原作者の立場からのレポマンガ
— 漫画家島本和彦 (@simakazu) August 7, 2014
と言う意味です(笑)!!!!!!
※全4巻らしい

・当然ながらアオイホノオの放送年…の発行だったと思う。奥付ちゃんと確認しないと
・当時、当方の知人にコミックマーケットの参加者がいて、送ってくだすったもの。そこ以外でいま、どうやったら買えるかどうかはわかんない…
自分は、ここで読んだ挿話を
「他人のフィクションや設定、あるいは見聞きした他人の言動を、自分の物語に登場させる」
「その時に許可を得る」といった事例に関して、何度も便利な「観測地点」の一つとして思い出すのです。だからここに保存したいし、皆さんも共有したい……
さて…本来なら猛烈に面白くてぜんぶ紹介したいし、ほんとは全部紹介しないと話がつながらないんだけど、そこはやむを得ず
・島本の仕事場に、福田雄一がやって来た。
・島本視点「この男はいつも私の作品を映像化したいと言って、実現せずに私をぬか喜びさせる男だ!」(※でも「逆境ナイン」の実写化実績は当時あったんです)

・前代未聞の発想だが、日本の巨悪(笑)デンツーからも「是非」とのお願い。
「一番手っ取り早いし。そもそもみんなの連絡先知ってるし(福田)」

・岡田斗志夫の反応。まず「自分を出演させろ」って話になり「そもそも了解なんですか」と(笑)

・芸大の同級生・高橋さんは、ドラマ登場の許可とかより原作中の、1号ライダーのマスクの色に関する言及のほうが気になったらしい(笑)。いやどうでもいいよ(笑)

その他、これまた最近の話題につながるが、福田雄一氏はメディアの話題を番組に向けさせるため、記者会見で島本和彦氏の言動をおもしろおかしく膨らませることを辞さなかったらしく、ね(笑)

しかし、あらためて見ると、「原作は島本和彦氏の人脈・人徳あってこそ許されてる。もう一度許可をテレビ東京や福田雄一、電通サイドからとろうとしても難航必至だろうから、島本氏が『直接』再度許可を取ったほうがいい」
というのは実に何というかリアリズムで、こんな大胆な(そして厚かましい)ことを思いつき、実行した福田雄一氏のプロデューサーとしての手腕に、再度敬意を覚える。
許可とか容認とか黙認とか(笑)、こういう関係性がないと何もできないよ、ということでもあるのだろうな。
そういえば最近、異世界なろうものでも「自分の得意なのは魔法とか武術でなく『人脈』なんです」みたいな昭和サラリーマンみたいなやつがあるらしい
あ、これだ
一方で、アメリカ映画では「実録映画は本人の許可がそもそもいらない。それがフェアユースだ」という原則が有り、その結果数々の傑作が生まれているのだから、それもまた一つの道だろう。
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— kei kunihiro (@kunihiro_kei) October 2, 2025
早く観たいです#スマッシングマシーン#ドウェインジョンソン#マークケアー
榊原信行を演じる大沢たかお pic.twitter.com/sowDRozJv4
— たこの見解 (@taconokenkai) October 2, 2025
RIZIN榊原代表役で話題の大沢たかお、映像公開に「そっくり!?」「なんかマッチョ」の声https://t.co/bIpKTpTeDj#TheSmashingMachine #大沢たかお #榊原信行
— eFight(イーファイト)格闘技&フィットネス情報 (@efight_twit) October 4, 2025
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「PRIDEの映画を撮りたいんですが!登場する選手やスタッフの許可が必要なので!」
みたいな話になったら
「石坂徳州先生にやっていただくのが一番手っ取り早いんですよ!!」って話になっちゃうがな(解説は略す)

