これか、すげえな。 https://t.co/cMSkbCDDu8 pic.twitter.com/kQ8F9QfC7Q
— 熟田津 (@jpzmui) March 27, 2022
他人に高圧的な態度を取ることで有名な鈴木宗男(当時、自民党議員)が、国際交流基金へ電話をかけ「国会議員の鈴木だ」と名乗った際、応対した高円宮がひれ伏した態度を取らないことに激昂し、相手が高円宮とも知らずに「俺を知らないのか! 貴様、名前を名乗れ!」と喚き散らした。高円宮は冷静沈着に「高円宮憲仁親王と申します」と返答した。後日、電話の相手が本当に高円宮であったことを知った鈴木は謝罪したい旨を第三者を介して申し入れたが、高円宮は一切受け入れずに断っている[8]。
高円宮憲仁親王 - Wikipedia
この話、自分もどこかで聞いていて、ここでも取り上げていたような気がしたが、見つからなかった。
真偽の部分でも、どこの話がソースだったかな…と思ったが
光文社刊『週刊FLASH』 2002年3月12日号で暴露された話。
— 稻本義彦 (@zinofrancescatt) March 27, 2022
まあ、非常にいい話だし、なんなら鈴木氏がモラハラ/パワハラ野郎だというのは故西部邁氏も暴露している…(西部氏、たくさんムネオからお金もらってるのに)
期待を裏切らなさすぎるだろ。
「先生、これ、赤字でしょ」
「先生、そのX分の一は僕が引き受けます…先生にY円、差し上げるように」
(略)
「なにー、こらあ、バカヤロー。ちゃんとやれっていっておいただろう。そんなこともできないのかバカヤロー、バカヤロー、バカヤロー」
そんな鈴木宗男について、数日前にtwitterで触れていた。
これは直レスで言っておかないと。山口二郎先生も、少し「恥」を知ってくださいよ。その安倍の対ロ失敗外交でも重要な役を演じ、今回も暴言を連発する鈴木宗男。その復権に一役も二役買ったのが貴方ですね?本は出すわ、ムネオ雑誌に寄稿するわ、応援演説までしたでしょ!https://t.co/6TG1jqxCGQ pic.twitter.com/f4wcFMKprH
— INVISIBLE DOJO (@mdojo1) March 24, 2022
さて山口二郎氏の、ムネオに対する媚態を恥じての、謹慎蟄居はあるか。ムネオに騙されたのか。
— INVISIBLE DOJO (@mdojo1) 2022年3月24日
ちなみに、ムネオマガジンの原稿料ってどれぐらいの水準だったのかも微妙に気になるところ。https://t.co/bPtG61HkNU
おッとさらに本日…
プーチンにたらしこまれた人たちというテーマでコメントしてほしいと「週刊ポスト」から電話が来た。森喜朗や安倍晋三が挙げてあるが、鈴木宗男と佐藤優の名はない。忖度してるのかと尋ねたら、彼らは確信犯だからとの答え。そんな変な企画には応じられないと断ったが、誰が考え出したのか?
— 佐高信 (@satakamakoto) March 28, 2022
すばらしい!
— INVISIBLE DOJO (@mdojo1) 2022年3月29日
『佐藤優や鈴木宗男を取り上げるべきだ。そしてやつらにたらしこまれて2人を「国家の圧力に耐えて筋を通す」「人権派のヤワな部分を鍛える貴重な存在」とか褒めちぎった佐高信という人間がいるのだが…』https://t.co/uR4jyD589t
とかおっしゃったんですか?https://t.co/atKzBFWkKt
に、しても、さすがにここまで手放しの賞賛してたひとはめずらしいと思うぞ。
といった話で……つまり、鈴木宗男という男、まさに表裏比興の男で……とくに、もう10年以上前の話になるわけだが、自民党から民主党への政権交替前夜と、さらにはその政権交代真っ最中の時に、華麗に「民主系」とでもいうべきポジションにひらりと身をひるがえし、「政界・メディアの人気者」というか、何かなかなか味わい深い…居心地のいいポジションに居座ったのでした。そして、また北海道地区に一定の勢力を維持していて、ムネオ勢力「新党大地」がどちらかにつくかで北海道の勢力図ががらりとかわるという、「蝦夷のひとりフェザーン(また銀英伝のたとえかよ)」だったのです。
民主党が恐れる鈴木宗男 最高裁判決 (ゲンダイネット)
●衆院選の波乱要因8月30日に決まった総選挙。もはや政権交代が確実視されているが、民主党が密かに恐れているのが、「新党大地」を率いる鈴木宗男(61)の最高裁判決だという。
つい先日、外務省分析官だった佐藤優(49)の懲役2年6月、執行猶予4年という最高裁判決が確定したばかり。
斡旋収賄罪に問われ、1、2審で実刑判決を受けた鈴木宗男も現在、上告中だ。もし、選挙前にそのまま有罪判決が確定したら、収監されてしまう。そうなったら、北海道の選挙が激変するのは確実だ。
「北海道9区の鳩山由紀夫が民主党の代表に就いたこともあり、地元は『北海道から総理大臣を』と盛り上がっている。自民党は最悪の場合、小選挙区は0勝12敗の全滅といわれています。町村信孝、中川昭一、武部勤......皆あぶない。民主党が強いのは、鳩山効果もあるが、なんといっても地域政党『新党大地』との選挙協力が見込めるからです。地元の宗男人気は圧倒的。前回の郵政選挙でも、比例ブロックで43万票も獲得している。一選挙区あたり3万6000票です。しかし、もし最高裁判決が選挙前に出たら、民主党がアテにしていた票が消えてしまう。まさか、最高裁がそんな政治的なことをするとは思いませんが......」(地元関係者)
総選挙まであと50日間もあるだけに、何が起きても不思議ではない。
その結果、結構な人物たちがムネオを「ちやほや」した。
単なる党派の話でもなく、たしかにムネオにある種の愛嬌、キャラクター性があったのは間違いない。
それは政治性の極めて少ない佐々木倫子のテレビ番組バックステージ漫画「チャンネルはそのまま!」でも、愛嬌あるキャラとして登場させたことでもわかる
(ただ、その愛嬌の裏に徹底したメディア操作への欲望と技術があり、それを活かしてテレビを手玉に取る様子を描いたあの作品は別に賞賛一辺倒ではなく、逆に今から再評価さえできる凄みがある!!!!)
し、これもまた間違いなくノンフィクションの書き手としては一級の佐藤優が、その著書だけでなく行動全体で称賛した鈴木宗男に「じゃあ彼に、テレビで語ってもらいましょうか」という雰囲気にも確かになったのだろう。
しかし、そもそも…これはテン年代に表裏比興を発揮し再度くっついた自民にも同じことは言えるんだが、司法的には鈴木宗男は犯罪を犯し、収監させて受刑し、罪を償った人物ということである。
こちらは執行猶予がついたが、その点では佐藤孝行氏や辻元清美氏と変わらない。(ただし鈴木宗男氏は、「再審請求」を現在も行っているので、そういう点では決着していないとも言える)
ただ、この時期に民主党政権と、その取り巻く言論人が、そんなちやほやが昂じて、鈴木宗男さんは自民出身者としてはめずらしいリベラルで穏健なる憂国の士、真の愛国者、逮捕されたのは国策捜査…とほめそやす路線に行ったのだった。
まあ小沢一郎氏の金銭疑惑も(陸山会事件一件は司法の無罪判決になったが、その他の周辺の話である)、赤旗では徹底追及し、政治家失格と批判しておきながら、いま志位和夫氏と小沢一郎はある意味で盟友関係なのだから、こちらも表裏比興といやそうだ
辻元氏、鈴木宗男氏に陳謝 「疑惑の総合商社」発言
2009年11月19日16時59分社民党の辻元清美国土交通副大臣が2009年11月18日の衆院外務委員会で、02年の衆院予算委員会で証人喚問された鈴木宗男氏を「疑惑の総合商社」と呼んだことを陳謝した。当時辻元氏は、ケニアへのODA事業に関して鈴木氏が口利きをしたのではないかと追求していたが「裁判でもその事実は出ておらず、そのような言葉遣いをしたことを反省している」と話した。
「疑惑の総合商社」発言、今は反省 辻元氏
2009年11月19日11時35分印刷ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録
鈴木宗男衆院議員を「疑惑の総合商社」と呼んだことは、今では反省している――。辻元清美国土交通副大臣が18日の衆院外務委員会で、02年に海外利権疑惑などで鈴木氏を国会で追及した際の発言についてこう口にした。自民党の小野寺五典衆院議員の質問に答えた。外務委員長の鈴木氏は受託収賄などの罪に問われて最高裁に上告中だが、辻元氏が取り上げた疑惑では起訴されていない。感想を差し挟むこともなく、淡々と議事を進行した。
辻元氏は鈴木氏追及後、自らの秘書給与詐取疑惑が発覚、議員辞職も経験した。「国会論戦では熱くなったり、言い過ぎたりということも経験し、それが自分にはねかえってくることもみんな理解している」と振り返った。
小野寺氏もかつて有権者に線香セットを配ったとして、公職選挙法違反容疑で書類送検され、議員辞職。辻元氏は「小野寺議員もいろいろ苦労された」とちくり。小野寺氏も「お互いに様々な経験をした仲間ということで」と返した。(東岡徹)
しかし、巡る因果の糸車…
自作のこのコラ、われながら好きだなあ。
「この鈴木宗男が、裏切った!」
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) January 31, 2016
新党大地と衆参選挙協力を 首相、自民幹部に指示 民主・鈴木氏の離党視野 pic.twitter.com/1rhteDxxDV
まとめ
今回の「プーチン戦争」で、過去のロシアとの関係…というより今回の戦争への論評で常軌を逸したような発言が多い鈴木宗男氏(および、直近の対ロ外交で彼を重用した安倍晋三氏)を批判するのは非常に有意義だが、その際は、ゼロ年代後半からテン年代初頭にかけて”メディアと政界で盛り上がった”鈴木宗男のビッグ・カムバックへの検証も不可欠なんじゃないか?有罪判決直後にこう書いた。
問題は「国策捜査だ」とかいう形で批判する鈴木宗男という人物の主張が、どれだけ受け入れられ、メディアおよび世論、世間の中でどんな位置を彼が占めるか、ということだよ。つまり「世間法廷」という第0審の判決
m-dojo.hatenadiary.com
なぜ、一度司法の場で有罪になった鈴木宗男が、あれほど肯定的な形でメディアの寵児になり得たのか。そこに光を当てるのは不可欠だろう。
有罪判決もものともせず「メディアの寵児」である、ちょうど対になるようなあのかたは、今度衆院の大阪選挙区から転じて参院全国区に挑戦することでもあり。
そしておまけ
佐高信は、今現在佐藤優と「決別」している(実際に裁判でも争っている)ことを強調するが、ふつうのひとなら、「Aを以前は評価尊敬していたが、いまは決別した。その反省を込めて…」は通用する。
しかし佐高氏はこれまで「騙された責任がある!!」と言って他者をずっと論難し続け、そんな本まで出してたんだから、自分が過去に評価していたこと、「騙されたことの責任」はどうなんだって話である。あと、そういう時は蟄居閉門、自主的に活動を止める人間を佐高氏は評価してた(井上成美、今村均など)ので、そことの矛盾もある。
「彼の方が変わったから、今は「決裂した」」で済むなら、アベシンゾ-だってプーチンに関してそう言うよ(笑)
しかし、さらにどうでもいいけど、「決裂」の資料として検索していたら、佐高信氏がつい最近ラジオで語った「外交」論が……これなら、「それでも佐藤優のほうが何倍もマシ」だよ、そりゃ。
「佐藤さんとも2冊共著を出している。その後決裂した。与党寄りにずっとなっていった。自公政権を擁護する。そうすると、私とは離れる。また、余計なことをしゃべると、訴えられちゃうけど(笑)」
大竹は、佐高信に現在の日本の状況について尋ねた。
「日本とロシア、ウクライナ、アメリカ、EU。まさかという状況になっている。岸田さんが色々頑張っているが、世界に比べて行動が少しバンと行かない。それでも、西側にくっついてやっている。でも、踏み込むとロシアの暴発が怖くて動けない」
これに対して佐高は、こう語る。
「馬鹿な大将というのは非常に怖い。戦争は独裁と結びつく。色々な形で寄り集まって抑えるしかない。日本の場合は、経済安保といって中国を封じ込めようとしていが、アメリカよりも、中国の方が貿易相手として上回っているわけだから、現実的な手段ではない。そういう算数を知らない人間が内閣の要職を占めている。中国との関係が日本にとってはポイントになる。アメリカを牽制するためにも、中国とパイプを持たなければならない。中国とロシアは究極的には一緒ではない。そこに楔を打ち込む形でロシアにも適当なことを言いながら、中国にも適当なことを言う。外交というのは、基本的に八方美人。そういう対応をしないといけない」