編者が佐高信氏だから、期待すべくもないが、資料にはなるかと読み始めた
例によって編著を単相した佐高氏が、雑多で雑な議論をしていくため、賛否の前に論のとっ散らかった本だが、そのとっ散らかりによって思わぬ歴史の証言を得ることができる。
一応、国民新党の流れで非自民をずっとやっていたということで亀井静香が対談に呼ばれて、あれこれ語る中で過去の自慢話をする。
そこで、自分の埼玉県警捜査二課長時代の話になっていったのだが…
亀井 (略)…私は埼玉県警の捜査二課長時代に暴れまくっていて、市長を逮捕したもんだから、保守の市政がどんどん潰れ たんですよ。
佐高 自民党の市長を逮捕したわけですね。
亀井 そう。だから亀井の指導力を止めるためにといって、自治省から埼玉県の地方課長に武村正義が送り込まれてきた。武村とは非常に親しいんですが、彼がしたことと言えば、私はそれほど色きちがいでもない のに、夕方五時頃になるとハイヤーで来て、「亀ちゃん行こう、行こう」と。
佐高 聞かなかったことにしよう(笑)。
亀井 これは本当だから。武村は性豪だから三軒はしごする。私は二軒目で、もうおしまいです。
( ゚д゚)
……本人には悪気はない。ただ、とってもオープンマインドすぎて、若き日のこれは”武勇伝”ぐらいにしか思ってないし、彼の行状暴露も「友人の、ほっこりエピソード」としか思ってないわけです(笑)。
そういう人間と友人だったということを、武村氏は不運と思ってあきらめるしかない。
でもそれにしても、「色きちがい」「性豪」の武村正義氏が、3軒はしごしたってどういうお店なんでしょうね(笑) というか「私は二軒目でもうおしまい」っていうのもアレだ。
もう、「武村正義」の名前を知らない、忘れたって人もいるのかな?平成政治史の重要人物ベスト50には入ると思うけど。
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追記 2024年、自民党派閥裏金問題で語る
亀井静香ぶっちゃけすぎて笑う pic.twitter.com/OCzeuV3e6U
— ミスター (@hahaha8201) January 22, 2024