この記事のタイトルが直球過ぎておもしろい(笑)
なぜ感染者数は急減したのか? 再拡大防止に不可欠だが…専門家が挙げる5つの仮説でも解明しきれず
2021年10月4日
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が明け、人の流れや街の活気が戻りつつある。ただ、感染者急減の理由は明確に分かっていない。専門家は5つの仮説を挙げるが、決め手に欠ける。リバウンド(感染再拡大)を防ぐには、感染過程とウイルスの特性の解明が不可欠だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/134673
「宣言解除は妥当」…でも感染急減の理由は「分からないことだらけ」
2021年9月28日 06時00分
…これほど急速に感染が縮小した理由は諸説ある。27日の専門家組織会合では、感染者数の激増や医療逼迫の報道による人々の「不安感」が外出機会を減らし感染を抑えたと分析。また、ワクチン未接種者が多い30代以下が夜の繁華街を避けていることも、感染減少の一因になったと仮定する。政府によると、20~30代の2回接種率は35%前後にとどまる。
「いくつか推測はあるが、はっきり確信は持てない。なぜか解析したいが、分からないことだらけだ」。専門家組織の釜萢かまやち敏・日本医師会常任理事は率直に語る
https://www.tokyo-np.co.jp/article/133401
余談ながら、やはり菅義偉首相が8月25日に語った「明かりははっきり見え始めている」という言葉は、結果から見て「正しかった」のだろう、と評価されざるを得ない。もはや確定したといっていい。
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上の記事につけたブックマークを再現しよう。
この『理由が不明』であることと、仮説の林立は実に面白い事態。/ただ、思うのは『減少理由がこれだけ不明なら、増加の理由も誰もわかっちゃいねえんだろうな』と。
いや、本当にそう思うのは、9月下旬からの低下傾向って、かならずワイドショーでも話題になる(ただ「減った」が話題になるのは、ネットより2拍子ほど遅れてたが…)んだが、医療関係で呼ばれたコメンテーターも含めて、この話で理由を聞かれるととつぜんにふわっとした説明…ではなく、或る者は自分で認めていたがほとんど「憶測」なわけよ。素人というか、レギュラーコメンテーターはさらに輪をかけて…(笑)
そりゃまあ、行政の部会に呼ばれてるような専門家が、そういう場で理由を言えないぐらいなんだから、ワイドショーで根拠のある話を言えるわけはない。そりゃそうなんだろう。
しかしその代わりに出てくる言葉がさあ…、たとえば、今までコロナ拡大を特に批判してた人とかね、そういうひとが減少理由になると「マスクや手洗いを着実にやる、日本人らしさ」とかを理由に挙げててね…おもしろいもんで、拡大理由は政治の悪さ、的なニュアンスで言ってた人が、減少理由を政治に結びつけたくはないので、逆に「普通の日本人の日本人らしさ、努力と頑張りで感染減少になった!!」となる…そして、過去の麻生太郎発言と重なる(笑)
mainichi.jp
で、ほんとに「諸説」が多いんで、誰がどんな説を唱えているかを誰かまとめてほしい。
最初の記事が喜ばれた(ブクマ多い)のは、それを部分的にも行ってるからだと思う。
①危機感 各自が感染対策?
②夜の街 若い世代が避けた?
③ワクチン 接種率向上の効果?
④クラスター 高齢者守られた?
⑤気候 換気や降雨が影響?
しかし、まだ足りぬ……ワイドショーの発言なども含めて、論者を網羅してくれればなあと思う次第です。
ウイルスのなんとか、みたいな説もあるし。
たとえばひとつだけ、…当時は自分がこういうまとめを作れるんじゃないか、と自信過剰に思ってメモしたものだけ残しておこう。
たとえばこの文字起こしなんてとても無理だし
【メモ】 # 朝生 01:55、藤井聡氏が「行動計量学の立場から見て、コロナの収束と人流の間には何の関係もないと断言できる。それでも行動を規制するのは憲法違反の疑い」(大意)と語った。
— INVISIBLE DOJO (@mdojo1) 2021年9月24日
そして、この話・・・・・・減少の(多分増加のもだ)理由が不明なら、不明だという前提で、たとえば政治宣伝に対峙しよう。
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今回、コロナの感染が収束したことも、その前の拡大も、過剰に政治と結びつけるのは、まず大前提としてそれが事実かわからないはず。
この視点がないと、ファクターXだかYだかZだかによって左右される、コロナの数字によって、われわれの貴重な一票も左右されてしまう。
余談だが「理由は不明だが、なぜか危機が去った。助かった」だと、助かった側もモヤモヤするよな
あー、ネタバレだけど気にしない。古典作品のアレ、あくまでも推測なんだよね。推測だが、無双を誇ったあのタコ野郎の脅威は、それで去る。
モンゴル軍がワールシュタットでヨーロッパ連合に大勝し(そんな戦は実はない、の説もあり)たんだけど、急遽故国で指導者の死去と後継者争いが勃発して退いた、とかの場合も、当事者はかなりぽかーんだったんじゃないかな。
フビライの元寇も、秀吉の唐入りもそれに近い・・・後者は一応和平交渉的なものはあったとはいえ、どれだけ庶民が知ってたのかな…
こういう場合、脅威が去ったかどうかわからんから、ファイティングポーズ自体はずっと続いたりするので…この話、あとでいつか続きをかくかも。