【トンガ噴火お見舞】INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「犀の角のように ただ独り歩め」~おかざき真理「阿・吽」が完結(最終巻発売)


自分は「2014~2015年マンガ10傑」のときに、色々書いた。

野球、料理、政治がテーマなら「ライバル物語」をマンガで描きやすいだろう。しかし、ここで描くのは空海最澄、日本史上最大の「思想のライバル物語」なのだよ!
無理ゲーだよ!編集者止めろよ!
しかし…やっちゃたのである。
 
こういう無謀な旅をするだけあって、作者は伝説の剣をそうびしている。つまり、悪魔的とさえ言える画力。
描く2人の人物は基本「聖人にして狂人」。それを二つながら描く。
そして、仏教が仏教である限りに持つ弱点と、僕が思うものがある。
それは
「仏教は、すばらしい教えかもだが、フツーの人はついてけないんとちゃう?」と。
思想史的には、空海最澄もまさにこの問題と挌闘し、そして異なるアプローチをしていった。
ここには「弱い」帝王たる桓武天皇も絡むかもしれない。
そのテーマに至る伏線らしきものも感じている。

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この読みが、その後どうなったかは実際に読んでもらうとして、上のツイートに添付された画像。

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阿吽「犀の角のようにただ独り歩め」

実にうつくしい絵。

この「犀の角のように ただ独り歩め」は、仏教哲学の神髄でもあるし、
さらに、孤独な歩みを続ける者たちに対する普遍的な励ましでもあり……そうでありつつ、シンプルに

「諺や比喩って、その国・地域のお国柄が反映されるよなー」

というのを実感して好き(笑)
仏教は、やはりインドから生まれたのだ、と。サイの角のように、と言ったってさ、サイが居なければ実感もできまいよね。


仏教の地獄に「ぞうさんにお酒を飲ませて暴れさせた罪」がある、というのは「鬼灯の冷徹」でもツッコまれた話
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から孫引き

http://comicbob.blog.fc2.com/blog-entry-15.html
地獄の定例会議ーー
鬼灯たちは、地獄がより地獄たるべくルール改正を推進しています。
例えば、対象者がたった1名の「象に酒を飲ませ暴れさせた罪」の地獄について。
『何をどうしたいんだ何を!?』

必要ない地獄をばっさり切り捨てる鬼灯。


アフリカのことわざ「この世はニワトリの尻」と、それを紹介した星野ルネ氏の本を思い出す。

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