第一報が流れたあと、論評がいろいろあったけど、まだ正式発表もなく、バンダイの公式の売り上げ発表や視聴率から類推するしかないようだ。
いろいろな報道
news.livedoor.com
下矢氏は、シリーズが長年続いてきた背景として、テレビ放送で人気を獲得し、関連グッズ、特に「合体ロボット」のおもちゃの売上で制作費を回収するというビジネスモデルがあったと説明する。しかし、この盤石な仕組みが近年崩れつつあると下矢氏は指摘。テレビの視聴率低下に加え、子供たちの興味の対象が多様化したことで、グッズの売上が低迷しているという。具体的に、同じ特撮ヒーロー番組である「仮面ライダー」シリーズのグッズ売上が年間約220億円であるのに対し、「スーパー戦隊シリーズ」は約50億円と、4倍以上の差が開いている厳しい現実
www.asagei.com
関連する玩具やグッズを販売しているのはバンダイナムコホールディングスだ。同社は他のアニメ作品を含めた、作品別の売り上げを開示している。
今年5月の発表によると、「仮面ライダー」が昨年通期で307億円だったのに対し、「スーパー戦隊」はその5分の1ほどの64億円にとどまっている。
作品別のトップは「ドラゴンボール」。海外市場でも展開しており、1906億円だった。テレビ朝日では「プリキュアシリーズ」も79億円で「仮面ライダー」には遠く及ばないが、
「実写ではなくアニメなので『スーパー戦隊』に比べて経費がかからない。打ち切りはなさそうです」(テレビ朝日関係者)ちなみに「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」の10月26日放送回の平均世帯視聴率は1.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、すっかり低迷している
smart-flash.jp
「仮面ライダーやウルトラマンなど、現在も継続している特撮番組シリーズに比べると、売上は低迷していたようです。グッズ販売を手がけるバンダイナムコホールディングスが発表している作品別の売上推移を見ると、スーパー戦隊は2019年に売上100億円を割り込み、2025年3月には売上64億円。307億円を売り上げている仮面ライダーの5分の1ほどになっています。
きけばウーム、と腕を組まざるを得ない部分もある。
また謎もある。なぜ、同じような時間に放送される特撮ヒーローものが、ここまで子供たちが買うおもちゃの売り上げに差がついたのだろうか?と。なんなら合体ロボットが売れる戦隊の方が構造的に有利なんじゃないか?
とか思う。まあ平成後半や令和のライダーも戦隊もちゃんと見てない、過去からしか話ができない人間は、この部分については「問う側」であり、答えは待つだけだ。
ひたすら、自分は個人的な思い出や評価を、自分の見た範囲で語ろうかいな。
【注意喚起】ただ、俺はいいんだけど、もしSNSで戦隊シリーズ終了の話から思い出を語ると、人によっては、↓のような理屈で年齢が大まかに特定される、絶好のプロファイリング材料になることもあるので気を付けて
(もちろん、見てた年齢が常識的類推から外れれば逆にカモフラになることも(笑))特撮もの、戦隊シリーズは特に「見ていた時期」で年齢がおおまかにバレる(例外あり)
自分の個人的「戦隊」経験と、そのバイアスに基づく評価
ま、そんな当方はゴレンジャーを見ていたっちゃ見ていた。
実家のタンスの引き出しにはミドレンジャーのシールが貼ってある。だがおこさまの意味不明なムーブで、なぜかミドレンジャーの顔にお星さまのシール(ラジオ体操とかで1日1枚もらえそうなやつ)が張られてるという謎の状況でな(笑)

隣が「カリメロ」のシールだし、一体何なんだか。まあ、それぐらいのアレなので、覚えてるのもワンシーンだけ。
それはキレンジャーがカレーを3杯だか5杯だか注文し…4杯らしいな、店主が「うちのは大盛だぜ、二杯にしておきな」と忠告するがその忠告を聞かず注文、はたしてぺろりと食べたシーン。ほんとに意味不明だが、ここだけ覚えてる。
ブレードランナーとの類似とか、そんなことは後付けで
ほんとに純粋に、ここだけ覚えてるんだ。
ちなみにカレーが当時それほど好きだったわけではなく(味がからかったので)、あんな辛いものをそんなに食べるなんて珍しい人だねえ、的なイメージだったな。
ゴレンジャーの第1話でキレンジャーがカレーを頼むシーンがあって4杯か2杯で店主と揉めてたけど、ブレードランナーでデッカードとうどん屋の店主が4つと2つで揉めるのを思い出した。「2つで充分ですよ」のやつ。 pic.twitter.com/ePwHPp5M9Q
— スミマサノリ (@sumimachine) December 30, 2024
本日1月22日は「カレーの日」。
— 図解博士_高速バスター ミナル 電子版発売 (@skull_bear) January 22, 2025
カレーを注文する
キレンジャーこと大岩大太。
第1話初登場でマスターと
4杯2杯問答を展開するんですが
コレって『ブレードランナー』に
多大な影響とか与たりしてるんですか⁈#カレーの日 #今日は何の日 pic.twitter.com/D6Wk3CY4iz
ヲタには有名ですが、ブレードランナー/1982「二つで充分ですよ」はキレンジャー引用説あり。秘密戦隊ゴレンジャー第1回/1975、キレンジャー「カレーライス大盛4枚!」江戸川総司令「うちのは正真正銘の大盛、4枚は食えないよ。2枚にしときな」キ「4枚お頼み申す」江「頑固だねえ本当に食べるね?」 pic.twitter.com/cRchGkdYzH
— 黒太 (@6262kurota) March 13, 2020
そしてジャッカー電撃隊は…みてないかもしれない。ただテレビマガジンかなんかかなあ、それで出てて、トランプのカードのマークそれぞれに意味があるという話を、その雑誌の活字経由、ジャッカー電撃隊経由で知った記憶がある。あと重力とか磁力の力がそれぞれあったでしょ。
そういう力がべつべつにある、ということもこれ経由で知った。
そして、きちんと記憶があるのはバトルフィーバーJから。ここからきちんと記憶があるし、きちんとみるようになったし、主題歌をリアルタイムで歌えるようになったのもこのシリーズからだ。
ただ、子ども心に「等身大の怪人がやられて、同じ形状でサイズが違う『弟ロボット』が毎回出てきて、そいつが暴れて戦隊もロボットに乗り込むって不自然じゃない?悪も弟ロボット最初から出して、等身大の戦隊をぷちっと踏みつぶせちゃうじゃん」とか思ったから、なんというかある種の「子供だまし」は当時から内包してたし、ぼくの頭が良かったとはいえ(笑)、子どもが見破りました(笑)
ただ、ロボットが最後に戦うのは良かったか悪かったか、と言えば嬉しくは有った。毎回同じ技でやっつけちゃうのはバトルとしてどうなの?とは思ったけどね(笑)
「名乗りポーズ」の不自然さも感じていた。
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ウルトラマンだって怪獣の倒し方はそれぞれ工夫があったでしょ。
そのへんのマンネリズムが、やはりいまの売上低下にもつながったのかな。
しかし!!
バトルフィーバーは正直悪の組織まで覚えてないけど
デンジマンのバンリキ魔王
サンバルカンのイナズマギンガ―
みたいに途中で出てきて、たったひとりで5人を追い詰め、その一方で悪の組織の力学の中に不協和音を持ち込んで最後は内部分裂にまでいたる…いわゆる「第三の悪役」についてはその複雑微妙な作劇を多いに楽しんだものだった。
いまだに正義と悪の対決を軸とした長編エンタメでは、こういうやつが出てこないかなーと思いながら見たりする。(たとえば医局の葛藤を描く医者ドラマとか、新製品開発の企業ドラマとかでも)
この第三の悪役についてはその後も相当に興味が続き、このブログでもわざわざトーク形式にして記事にしました。
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あとまとめもつくった。何やってんのかねおれ。
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しかし、ここから、ひとつのブーストがかかる(俺目線)。
それは、特撮雑誌「宇宙船」創刊も含む、いわゆる「第三次怪獣ブーム」だ。そしてこの第三次怪獣ブームというのは、そもそも存在したのかしないのかで学説がわかれ・・・・・・・・・・
「らしい」の話だけど、ウィキペディアには第一次、第二次怪獣ブームの項目はあるが、第三次怪獣ブームはないらしい…
ja.wikipedia.org
ja.wikipedia.org
ピクシブにはあるが冒頭で「このブームは存在しないという説もある」と書いてある(笑)
dic.pixiv.net
あるのか、どうかの記録。ここのコメント欄の賛否が面白いので抜粋
posfie.com
怪獣ブームとは違うかもしれないけど、80年代中盤の・ゴジラ(84)・レンタルビデオの普及による視聴ハードルの低下・ゴジラ伝説やキングのサントラ集・東宝SF特撮映画シリーズなどの書籍 などによる特撮映画ブームはあった気がする。ていうかぼくの中ではあった
ウルトラシリーズの再放送はあってよく見ていたが、ブームと呼ばれるほどの盛り上がりは無かったというのが当時子供だった自分の実感(個人の感想です)
いわゆる第2次のあたりはもう途中で怪獣ブームから変身ヒーローブーム的なもんにスライドしてたと思う。で第3次はリバイバルブーム的なもんの一環で、もう「怪獣」ブームじゃなかったんじゃないか。80の頃には下火になってたけどアニメ方面を中心に今でいうオタク市場ができあがっていってて児童層と大きいお友達の市場がほぼ別れた感覚。
あと、スルーされがちな当時のサンプルとして例示されてないのは「スターウルフ」と「西遊記」(制作国際放映、協力円谷プロ)かな。
1980年代は所謂「ガンダム・ブーム」が起きた時代で、特撮界は1970年代終盤から始まったSF(スターウォーズ)・ブームで「宇宙からのメッセージ・銀河大戦」「スターウルフ」などが産まれたものの、「ウルトラマン80」等はその中に埋もれた形であったなぁ。
80年代後半~の記憶がある世代だけどあの時代マジで特撮は冬の時代だぞ。自分たちの前の世代と後の世代(平成ライダーだ平成ウルトラマンだなんだ出てきて再ブーム)は思いっきり特撮あって男の子=特撮好きあるあるみたいなの共有してるけど自分たちの世代はマジでわからない世代だからな。子供世代がライダーだウルトラマンだ言っても全くわからない。
そのへんからもう特撮は東映の等身大ヒーローが主流になるしアニメもあるし海外映画は特撮っちゅうよりSFXになっていくしで(特撮的な)怪獣はモンスターとしてもうちょい先にゲームに取り込まれるまでどうも存在が透明化しちゃってたかなーという感じ
Yabe_MiHiRo 西遊記IIの第1話の敵が「ネッシーと恐竜のアイノコ」だったのは影響でしょうねえ
『僕は十代後半で特撮や怪獣から離れていた時期なんだけど、盛り上がりはまったく感じませんでしたからねぇ。』と発端になったツイートをした方が当時についてリプしてた。超能力者でもなけりゃ離れているジャンルのことはわかりませんでしょうね https://twitter.com/morinaojapan/status/1452097582906298368
70年代生まれの体感としては第三次怪獣ブームというよりも、(怪獣ものを含めた)特撮文化がこの辺りで「世の中に定着した」、「市井に溶け込んだ」というイメージかなぁ。
同時代の漫画に与えた特撮の影響
posfie.com
自分は揺るぎない実感としてこのブームは「ある」と見なすし、その証拠を示せ、と言われたら雑誌「宇宙船」と「ウイングマン」がその証拠だ、というさ。
予想通りウイングマン視聴者の反響でデンジマンがトレンド入り
— 血尿@大阪・関西万博43回全館コンプリート㌠ ストフェスはちいかわ㌠改 (@k2nyo) October 22, 2024
桂先生がデビュー前に戦隊好き過ぎてサンバルカンがヒロインの漫画を2本も描いてた桂正和コレクション一巻をご覧下さい。
敵方の生徒会と教師がデンジマンとバトルフィーバー
再現度から狂気すら感じる愛情
全部載せれないのが口惜しい… pic.twitter.com/UY9kZnYLUz
とにかくヒーローものが大好きだった。
高校生に始まった戦隊もの、特にデンジマンに感動した。影響を受けて2時間ぐらいでウイングマンを描いた。デンジマンはデザインに統一感があってスタイリッシュだった。
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なにしろ全く途切れずにシリーズが進んでた訳で、だからこの第三次怪獣ブームにも戦隊はあり…だが、どの戦隊シリーズがブームの恩恵を受けたかは議論が分かれよう。
サンバルカン~ゴーグルV~ダイナマン~バイオマン~チェンジマン
あたりだと勝手に見なすが(ブーム5年も続くかよ)、個人的にはゴーグルVはなぜか見てない。ただ「あーブラックなんて出てきたんだね」というのは知ってた。
ダイナマンも…これ確か後付け。ファンタスティック・コレクション(知らないだろうけど宇宙船の別冊でそういうムックがあったの)に全話の文章でのレビュー再現があり、そこには出渕裕の怪人キャラデザインがあった。
これ、すごく頭のいい編集者がいたらしく「レインボー造形企画が実際に作ったジャシンカ怪獣、メカシンカ怪獣より、ブッちゃんのメカデザイン画のほうがかっこいいわ!!」と気づいて、それを入れたんだろうな。効果てきめんで俺も騙された(笑)
そのころは戦隊ものの「再放送」もあったわけで、それを後に見ました。
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そして、永遠に輝く金字塔「超電子バイオマン」の放送が始まる。これも出渕メカが毎週登場するが、
実に重厚で、ドラマ性に満ち、そしてシリアス度が高めだった。これもまた第三次特撮怪獣ブームの爪痕だろう。あのころは「ドラマや設定をシリアス、リアルにすればするほど、特撮ドラマは高度になっていくのだ!」的なイデオローグが沢山いて、その路線を突っ切っていったのだ。
これ、むしろ「機動戦士ガンダム」が起こした革命が、アニメ国の国境を超えて特撮国に波及したんだわ。
第一話が公式で公開されているが、主題歌も含めた冒頭3分を見てよ
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このシリアスな演出、音楽、設定・・・・・・だがすべてこれ、「ガンダム風」と言えば言えるな。いまになって気づいたよ(笑)
だからこれは一種のあだ花というか、特異例であり………その後特撮の撮影技術はぐんぐんと高度になったし、設定も探せばいろんなSF的な匂いはしみこんでいるが、ある時点で「やっぱり子供向けらしく明るく!」そして「悪役にも愛嬌と笑いを!」な部分が多めになった。
だからバイオマン的な路線に行くことはこの後はあり得ず、バイオマンやダイナマンはオーパーツ的なものになった……というのは、個人的世代的なひいき目かもしれない。
事実を持って否定されるかもしれない。だがそれを承知で、俺の脳内でそう認定しておく。
いまだに1990年代の全日本四天王プロレスが!新日本ジュニアが!いや猪木プロレスの殺気こそが!
とかと同じレベルで「バイオマン」が戦隊の最高傑作であると。
何かこの記事はそれを言うために書いた感じが。
何故かわからないが「銀魂」の作者が、別に代替わりを喩えるなら原作執筆時点で遥かな過去作だった「バイオマン」「チェンジマン」の名前を挙げたのはそういう意識なんだと勝手に思っている。
バイオマンが終わりチェンジマンが公式配信された今こそ銀魂のこの画像を貼るときなのではwww pic.twitter.com/GcTJtmAlgr
— セロリー (@tirofinire) December 1, 2018

この2シリーズの「第三の悪役」もシリアスでかっこいいダークナイト&シルバ。
「宇宙船」には当時ガレージキットと呼ばれた(今も?)フィギュアの写真が並び、欲しかったものです。
いま「シルバ」も「ダークナイト」も、他の名詞に紛れて出てこないな、商品画像が(笑)
東映スパイダーマンのライバルで特撮風ヴェノムが出た話。昭和の東映ジャージスーツに加えて敵だけにあった裃のような肩のシルエットになっているあたり、かなり造詣の深さを感じる。シルバ(バイオマン)とかダークナイト(ダイナマン)ぽくていいね https://t.co/urGOZwiVoH pic.twitter.com/JtbfbWf0WG
— ムッチー/村上矛智 (@hell_z_syouji) July 21, 2025
出渕裕さん傑作デザインの一つのダークナイト(ダイナマン)も渋い(´ω`)#ダークナイト#出渕裕 pic.twitter.com/D2DBpLOEzJ
— 西部警察Evolution☆(公式) (@pEtPFf0j1Imn5eg) November 15, 2023
バイオマン41周年‼︎
— 監督 (@mi20211217) February 4, 2025
個人的にこの作品もすごく好きで、宮内ボイスの歌声やシルバのカッコ良さに惹かれたのよ‼︎
それに、重厚な作風で個人的にはもう一回見たい作品の一つだわな pic.twitter.com/uFFFLDlHg2
・・・・ここから先のシリーズは、きれいにわかりまへん(笑)
もちろん、断片的には知ってる。いつからか「追加戦士」が恒例となり、そのような単語が日本語に定着?したことも、女性長官が早くも1990年代に生まれたことも、過去の戦隊シリーズとなんというか「世界線」みたいな設定も取り入れてコラボしたことも、出渕裕がその後もデザインでは活躍し続け、「第三の悪役」でもかっこいい宇宙傭兵サー・カウラ―を誕生させ、それが中島梓の評論本「わが心のフラッシュマン」に結実したことも(なお中島梓は本編を見ていないらしいからすげえ。だから「わが心の」なのだ)
有名な声優・俳優さんらしい(おいら声優世界にうとい)
@joujinakata123 『超新星フラッシュマン』全話拝見致しました。中田さん演じるサー・カウラ―格好良過ぎです!!お声も今と変わらず渋イイお声で眼福&耳福でした(*T∇T*) 武器のムチに打たれたいでs…(自重) pic.twitter.com/vLjWC27RxY
— 一葵さやか【10/9新連載開始】 (@ituki_sayaka) October 21, 2016
ここまでが、個人史おおめの偏り歴史語り。以下総括
【総括】
一度はジャンルを再定義し、世界にはばたいた。そして40年以上続いた。それだけで偉業この上ない。

らーめん再遊記ではこのせりふのあと、一例として大谷翔平を出す。大谷は記録や記憶だけでなく、野球というスポーツそのものに「二刀流もありだ」という「ジャンルの再定義」を強制した。
戦隊シリーズもそのように、ジャンルを再定義したことは圧倒的に多い。チームで戦う、ヒーローは巨大ロボとセットで最後はそれで決着・・・・・・
そしてかなり偶然な面も多かったらしいし、
よくあるパターンで権利ごとあっちが大半を持ってしまって二次的な利益もみんなあっちへいったらしいし、
何より「シリーズがその後、手を変え品を変えて続く」ということもなかったらしいが、
ジュウレンジャーがパワーレンジャーと名を変えてアメリカを、世界を席巻したのは語り草だ。ニューズウィークまで特集記事組んだし。
そして何より、その後「戦隊シリーズ」が生んだお約束を踏襲することで、パロディというかなんというかの、一連の派生作品群ができた。これこそまさにジャンルの再定義、というかジャンルそのものの創設だ。自分はそれを高く評価する。
過去記事で見ると……
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もう、本当にこれ自体がとんでもない成果だと思うのですよ。
ライセンス、著作権が効かないレベルで(笑)物語や設定の類型が共有され、他の作品が描かれ、「お馴染みのあの〇〇」みたいな形で説明不要で話が進んだり、行政とかのマスコットとかになる。
いわば「指輪物語」や「スターウォーズ」級の偉業と言っていいわけで。
上の中で昨年だか一昨年だかアニメ化にまで至った「戦隊レッド、異世界にいく」(東映は絡んだのか…?)は、ただの戦隊設定…突然巨大ロボが飛んで来るとか、そういうのだけでなく「レッドだから熱血で、裏表のない正論を振りかざして、友情とか愛とか正義とかをストレートに言う筈だ」みたいなステロタイプを軸に話のネタにしていた
(そういうレッドって実在するかどうかはおいとけ。黄色の戦隊戦士で本当にカレーが好きな人は少ない云々だ)そういうこと自体が、繰り返すが、100万も200万もある創作物の世界で到達できるものがほんのひとにぎりだ。
もちろん忠臣蔵や曽我兄弟、股旅もののような物語だって、耐用年数はあり、このまま作られなければ衰えていくだろう。
いま思い出したけど、おなじように1年に1度模様替えをしつつ、シリーズとして継続するってドラマが昔はあった。「ケンちゃん」や「あばれはっちゃく」ね。あれもいまパロディにしては通用しないだろうし、そもそも戦隊シリーズの十分の一、数分の一しか継続し得なかった。
そういうものとくわべても、凄さがきわだつ。
だから、本当に戦隊と銘打つかどうかはともかく、このコンセプトを受けついだ何かが再度企画案として浮上し、オンエアされること自体は十二分にありえるだろう。
石油王が出資か権利を買収するかもしれないし(笑)、実際、まだ少子化が緩やかな海外のほうで話が進むかもしれない。
この方面には全く疎いし、そんな発想はひとつもなかったのだけど「1年間、素人に毛が生えたような若手俳優を継続して演技させ、お茶の間に浸透させる媒体」という面が近年はあったという。横浜流星も吉岡亮もそうだと聞いてひっくりかえったよ。
note.com
「国宝戦隊」の結成まじかだ。
そして、そういう層を狙った面もあるそうで(若いお母さんも子供とみてるから一石二鳥だと)。
もしそのへんがビジネスとして成り立つなら、そっちに振り切った再編成も可能だろう。アイドルがそのまま戦隊とか、5人の戦士がみんな歌舞伎町で接客業をしているとか……ダメか
あと、戦隊のみならず日本特撮が海外に与えた影響みたいなものも考えているが、それは後日にして、とりあえず筆を置こう。
(了)






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