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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「強殖装甲ガイバー」1冊33円の電書セール。/80年代の「特撮オマージュ漫画」が話題に

からーまで、33円ぐらいで買える…つまり全巻買って1000円ちょっとなのだ。

すげーすげー いま買った。

んでさ、この作品からこういう話題になってる
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重機甲兵ゼノン(1)

重機甲兵ゼノン(1)

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ほかはこんな感じになるのかなあ



なんつうか、これは同時代的感覚があればわかる(ないとわからない)が、1980年代、その初頭に、いまでもあったのか無かったのか論争が続く、特異な形態としての「第三次怪獣ブーム??」があり…、
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そしてヤマトやガンダムの大ヒットと進化を見て「特撮もああいうふうに”大人向け”、リアルに寄せて設定や描写をすればいいのに!」という革命運動が、確かにあった。

このブクマが、100字で端的に語っている

「ガイバー」「ゼノン」「バオー」「ウイングマン」…1980年代『特撮ヒーローを漫画的に再構成する』挑戦があった

と言うより、アニメがガンダム等で視聴者年齢が上がり、スターウォーズ等で大人をターゲットにした特撮映画が出てきた一方、ヒーロー番組の脚本演出に進化が無くて、じゃあ漫画で表現しようという流れが文字数

2023/07/29 07:07
b.hatena.ne.jp



だけど、この革命は未完というか失敗というか…本丸としての特撮もののリアル化はあまり進まず、それで業を煮やした一部の層が「こんなふうにアップデート(当時そんな言葉はないが)すればいいんだよ!ええい漫画で先行して見せてやる!」と、一連の作品を描いた、と、そんな見立てをしている。


そんな、80年代の特撮・ヒーローものの刷新を狙った「未完の革命運動」に興味を持たれた向きは、朝日ソノラマの雑誌「宇宙船」の古本を探すとよかろう______


例のハリウッド版90年代ゴジラに対して「すまん、『ミサイルが効かないより、敏捷に動いてミサイルをよけるほうがリアルだ』と言ってたのは俺たちだ!実際にできたらイグアナだった!」という懺悔をした層ともるつながるような(笑)

一方でアメリカのハリウッド映画は90年代から、「バットマン」をそれなりに金をかけ…「ジャック・ニコルソンをジョーカー役にしたギャラに一番金をかけた」とも聞くが……、それなりにリアルに描いて大ヒットさせ、アメコミ原作ハリウッド映画をドル箱にした。ある意味で革命はそちらのほうで成功、先行したという(笑)



そんな懐かしい話だけど、実はそれがシン・仮面ライダーにもつながってると思うのだ。(そもそも庵野秀明はずばり同世代人だし)

その話に後日繋げるための序章……