トランプの弾劾裁判(二度目)が無罪になったからと言って、それはほとんど政局的な力学の結果であって議論するに足らぬ(ましてやトランプの政治家としての資質のアレさとも、無関係だ)。
ただ、弾劾裁判において「最終弁論」を行った弁護人(まぁたぶん、それなりの一流どころであろう)が、最終弁論においてどのようなロジックを展開したのか、これは確かに知りたいところではあるんだよ。
全文があれば、とりあえず機械翻訳にかけてみたい。
しかし、それなりに一生懸命さがしたが見つからなかった(※その後、変化あり。最後のほうを参照)
英文でもかまわないので(というか英文しかないだろうが)、トランプ第二回弾劾裁判における弁護団の最終弁論、テキストがどこかにありませんでしょうか?情報募集中
そんなものあっても少なくとも自分は全く歯が立たないが、動画・音声でもこの際かまいません(※最後の方を参照)
興味がある部分は、やはり表題に書いたところだ。
問題になっているトランプ演説は一応、全文が文字になりUPされていたが、どの表現をもって扇動と定義し得るのか、という問題(品位の問題じゃありませんよ。品位なら最初から最後までトランプはセーフだったことがあるか、だ(笑))
「地獄のように戦う」
「死ぬ気で戦わなければ、この国を失うことになる」
「選挙は盗まれたのだ、正義を取り戻せ」
などなどがあるが、それを、直接的な意味での、議会突入を促すものと定義し得るか、って話である。
これは最終弁論ではなく、その前の話だそうだが…
弾劾裁判4日目の12日、トランプ氏の弁護団は、民主党も演説で好戦的な言葉を使用しているにもかかわらず、演説で支持者を扇動したとしてトランプ氏を弾劾訴追することはダブルスタンダード(二重基準)だと反論した。
弁護団は、民主党のハリス副大統領やウォーレン上院議員、ヒラリー・クリントン元国務長官らが「戦う(fight)」という言葉を使った演説を集めた約10分間の動画を流し、民主党議員に対し「これは普通に使われる言葉で、あなた方は何も悪いことはしていない。ただ、偽善はやめてもらいたい」と述べた。
また、米国で昨夏広がった人種差別に対する抗議デモでは、一部の民主党議員が暴力を「促し、支持」したとし、それもダブルスタンダードと主張した。
news.yahoo.co.jp
実のところ、重要な話なのだが……演説において、表現が”戦闘的” ”過激”だったり「直接行動、街頭行動」を促すのは、一般的には朝堂・朝廟に在る側でなく、「野」に居る側が多いわけだ。トランプもまさに、「野」に追いやられることが決まった時に、そういう演説をしたわけでな。
そこでトランプ演説を起点にして「演説で、こういう過激なレトリックを使うのは、”暴力の扇動”に当たるもので、罰されるべきだ。直接的な暴力と、その種の過激な発言に因果関係を認めるべきだ」というロジックが、特によその国では、あらぬ方向のほうに、とばっちりが行く可能性も高いんじゃないか。
m-dojo.hatenadiary.com
※2007年教育基本法改正時に
togetter.com
※2012年の反原発集会
togetter.com
m-dojo.hatenadiary.com
※2015年の国会前大集会
あるいは、こういう話ですよ。
m-dojo.hatenadiary.com
続報 コメント欄にて教えてもらう―そして、別記事へ
aa
https://www.rev.com/blog/transcripts/trump-lawyer-michael-van-der-veen-closing-argument-transcript-in-2nd-trump-impeachment
ここに書き起こしと元動画がありました。
trump closing argument transcriptでgoogle検索したら見つかりました。