ゲリラ活動を繰り返してきた過激派「中核派」の最高指導者で、去年9月に51年ぶりに公の場に姿を現した清水丈夫議長(83)が、27日、都内で記者会見しました。
「今ほど社会がめちゃくちゃになってきている。コロナとかけあわせることで、新自由主義の危機がとことんまでいっちゃう」(中核派 清水丈夫議長)
(略)ただ、警察官が殺害された渋谷暴動事件などについて問われると・・・。
「どうしても必要な闘争であったと思います。大きな意味を持ってたと思います。否定なんかしません」(中核派 清水丈夫議長)
中核派、最高指導者の議長が記者会見で半世紀ぶりに姿 渋谷暴動「必要な闘争」 https://t.co/JjOl4FUuyT
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) 2021年1月27日
昭和46年、沖縄返還協定反対闘争で中核派などが東京・渋谷の派出所を襲撃、警察官が殺害された渋谷暴動をめぐっては、反対闘争の取り組みを組織的に主導したことを認めたが、人命が失われたことについては「どうしても必要な闘争だった。仕方がない」との見解を示した。
news.yahoo.co.jp
ここまで正面から、警察官殺害を肯定する発言を公に行った中核派。
ぶっちゃけその人物の影響力はさておいて(笑)、発言自体はトランプ氏よりよほどひどい。いや影響力だって、まがりなりにも数多くの事件を起こした強力なる組織であり、そのトップである。
だが、それでも。
こういうどうしようもない、歴史のごみ溜めに捨てられるであろう迷妄な発言、あれらの殺人は必要な闘争で仕方ない、という狂気の思想……であっても、この発言や、その発言を報じて広めること自体を、違法不法とすべきかというと、それは避けたほうがいいだろう、ということだ。
これはぎりぎりながら、「明白かつ現在の危険」とか「満員の映画館で火事だと叫ぶ」とかとみなすのはやめたほうがいいということ。
以前、中核派の機関誌は規制もされず、ふつうに一般書店「ジュンク堂」で売られていたが、それと同様にである。
それが自由のしんどさに耐える、ということだろう。
国旗損壊の話とつながるが
過去記事をかなりの分量書いたので、正直飽きがあるというか、これの繰り返しなんで…
「国旗損壊」での検索結果からテキトーに飛んで
んで、こんな話ともつながる。
m-dojo.hatenadiary.com
思うに、「国旗」←→「コーラン」を代入すればいいと思うのです
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2016年11月30日
国旗を焼く自由を認める人はコーランを焼くのも認めるだろうし、その逆もしかり。https://t.co/i53e4W3BXY
片方のみ認める、という人はその理由を教えてくれ。@VoQn @Temp002a
これが上記の「殺人事件を肯定する中核派トップの発言ですら、その発言を違法や不法とすべきではない」と繋がる話だ…というのは説明不要につき、これで(了)