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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「中核派」記者会見で殺人肯定…「それでも、言論を違法としない」ということ/国旗損壊にも繋がる話

ゲリラ活動を繰り返してきた過激派「中核派」の最高指導者で、去年9月に51年ぶりに公の場に姿を現した清水丈夫議長(83)が、27日、都内で記者会見しました。

 「今ほど社会がめちゃくちゃになってきている。コロナとかけあわせることで、新自由主義の危機がとことんまでいっちゃう」(中核派 清水丈夫議長)
(略)

 ただ、警察官が殺害された渋谷暴動事件などについて問われると・・・。
 「どうしても必要な闘争であったと思います。大きな意味を持ってたと思います。否定なんかしません」中核派 清水丈夫議長)

news.tbs.co.jp




 昭和46年、沖縄返還協定反対闘争で中核派などが東京・渋谷の派出所を襲撃、警察官が殺害された渋谷暴動をめぐっては、反対闘争の取り組みを組織的に主導したことを認めたが、人命が失われたことについては「どうしても必要な闘争だった。仕方がない」との見解を示した。
news.yahoo.co.jp

ここまで正面から、警察官殺害を肯定する発言を公に行った中核派

ぶっちゃけその人物の影響力はさておいて(笑)、発言自体はトランプ氏よりよほどひどい。いや影響力だって、まがりなりにも数多くの事件を起こした強力なる組織であり、そのトップである。


だが、それでも。
こういうどうしようもない、歴史のごみ溜めに捨てられるであろう迷妄な発言、あれらの殺人は必要な闘争で仕方ない、という狂気の思想……であっても、この発言や、その発言を報じて広めること自体を、違法不法とすべきかというと、それは避けたほうがいいだろう、ということだ。
これはぎりぎりながら、「明白かつ現在の危険」とか「満員の映画館で火事だと叫ぶ」とかとみなすのはやめたほうがいいということ。 

以前、中核派の機関誌は規制もされず、ふつうに一般書店「ジュンク堂」で売られていたが、それと同様にである。
 

それが自由のしんどさに耐える、ということだろう。

中核VS革マル(上) (講談社文庫)

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中核VS革マル(下) (講談社文庫)

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追記 世の中の動きに合わせ読まれる過去記事シリーズ

これが「注目記事」に浮上した
m-dojo.hatenadiary.com





国旗損壊の話とつながるが

過去記事をかなりの分量書いたので、正直飽きがあるというか、これの繰り返しなんで…
「国旗損壊」での検索結果からテキトーに飛んで

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んで、こんな話ともつながる。
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これが上記の「殺人事件を肯定する中核派トップの発言ですら、その発言を違法や不法とすべきではない」と繋がる話だ…というのは説明不要につき、これで(了)