ふむう。
アマゾンプライムビデオに入ってる〈然色映画〉に驚く。
— 吉田伊知郎/モルモット吉田 (@molmot) January 20, 2021
松竹がやったのかと思いきや、PDになったものを誰かが自動カラー化させたものらしい。本編も勝手に編集してるし、断りもいから、オリジナルと思って観る人もいるのでは?
小津がカラーを撮るまでの経緯を思えば『麦秋』に色を付けなんて……。 pic.twitter.com/BNG5bGq0a4
はて、小津映画のパブリックドメイン状況はどうなっているのだろうか。パブリックドメインならとりあえずは「皆の自由。以上。」で終わるけど。(その上で「俺は小津安二郎映画のカラー化なんて『嫌い』だ!」というのもまた自由。)
『大阪の宿』は1954年なので著作権は切れていない。ほかの作品も著作人格権(うち同一保持権)は有効。東京新聞に投書したけれども採用されるかどうか。
— kimata kimihiko (@kimata_kimihiko) 2021年1月20日
これだこれだ
なんだ「然色」って。「きみは然色」?これについての詳しい解説はこつら
或いはこちらからの連ツイである
映画の著作権保護期間の考え方はなかなか複雑で、1953年公開の『ローマの休日』や『シェーン』は2003年末に保護期間が切れて現在はパブリック・ドメインになっているけれど、1952年公開の『ライムライト』(チャールズ・チャップリン)や『おかあさん』(成瀬巳喜男)は2022年まで保護期間が続く。 pic.twitter.com/NNjh3XborG
— 伊藤弘了 (@hitoh21) 2019年2月5日
・
・
・
(中略)
・
・
・
相対的に早くに亡くなった小津安二郎(1963年)の場合は、死後38年の保護期間が2001年に満了して、1953年までに公開された映画は2003年に満了になるので、『東京物語』(1953年)までがすでにパブリックドメイン、『早春』(1956年)以降は公開から70年後までが保護期間になると考えられる。
— 伊藤弘了 (@hitoh21) 2019年2月5日
自分もかなり、映像作品も含めての著作権保護期間およびその終了を追ってきた。
たとえば、そもそもディズニーの超初期作品は(日本では)キャラクターも含め権利消滅してんじゃね?とかさ
m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com
あと、これはいろいろ調査のついでに、実際のとかげに角などを「メ―キャップ」して恐竜っぽくした、最初期の怪獣映画「失われた世界」や「キング・コング」第一作がパブリックドメインらしい、ということも学んだな。
m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com
けど、そういうものがここに行けば全部見られる!!という
映像作品の「青空文庫」もあってはいいと思う。
それをカラーにしたほうがよりいいのか、悪いのかの判断はつきかねる。
最近、ウィキペディアにて「この(作者の)作品はパブリックドメインです」という項目を入れてます。
小津安二郎も、本日その記述を加えた。
ja.wikipedia.org
これを見て影響された…というか、思い出してアカウントのパスワードをいろいろ試したら、「なんか入れなくなったなー、まあしゃあないか」と思っていたアカウントが復活したので、時々作業を行っている。
m-dojo.hatenadiary.com
タグの使い方や各種ルールが俺にとっては偉くむつかしく、少しずつだが…
で、活動のひとつが、「この作者は、作品はパブリックドメインとなっている」という一文を付け加えることだ。それなりに没年から計算すればわかる話ではあるが、その情報が飛び込んでくれば、パブリックドメインなら活用しようという動きを後押しできるかもしれない…と、考えている。
気が向いた時…たとえば、その項目をチェックしたついでに行うことが多いので、子母澤寛や「姿三四郎」(富田常雄)に。
ja.wikipedia.org