―― 左派に限らないでしょうが、ネットだと実態以上に「敵」が巨大な存在に見えてしまうという部分もあるのかもしれませんね。
津田:ただ僕は、安易に「右派も左派も両極化しててどっちもどっち」みたいなことは言いたくないんですよね。だってそこには非対称性があるから。ネット右翼の人たちは、どんなに酷いことを言っても自分たちと価値観を同じくする人は擁護してくれます。擁護してくれて、さらには共通する敵を叩くというある種のエコシステムができている。
ただ左派の場合、最近で言えば安倍政権が終わった際の白井聡さんや石垣のりこさんの発言が批判されましたが、失言をすると右派からはもちろん叩かれるけど、左派からも叩かれる。総攻撃になっちゃうんですよ。杉田水脈さんなんか典型的ですが、右派は何度同じことをやってもずっと守ってもらえる。でも、左派は一度のそういう失敗で大きなダメージを負う。しかも「リベラルのくせに寛容さが足りない」とか言われちゃうわけで。理性的に発言したほうがいいのは確かですが、それでもこの非対称性を無視して左派・リベラルだけ批判するのはフェアではないなと思います。
そうではないと思いますけどね。津田さん自身が、無理筋で仲間を擁護するスタイルだし。
たとえば辛淑玉さんなわけだし、別のところで出てきた白井聡氏も、津田さんがどう「叩いた」「総攻撃した」のかねえ、と思いおこされました。
(一例)
togetter.com
どうするつもりですか?津田大介さん。
— 林 智裕【アカウント休止中】 (@SakezukiKaeru) 2018年4月12日
あなたはそういえば以前、辛淑玉氏と同じ「のりこえねっと」代表の美味しんぼ雁屋哲氏が鼻血デマ広めたときにもこの言説拡散に協力して炎上してましたよね?
辛淑玉氏のドイツ講演についてつまり、あなたはどういう見解で、今後具体的にどう対応するんですか?
あの記事が批判されたのは、まずはそこがスタート地点ですよ。
— 林 智裕【アカウント休止中】 (@SakezukiKaeru) 2018年4月13日
簡単なことです。
「辛淑玉氏のドイツ講演について、結局のところ津田さんはどう考えていて、今後どうすべきだと思うのか。」
まずは、ここを明らかにしないと何もはじまりませんよ。
それとも、お答え出来ない理由があるんですか?
事実ベースで間違っている部分がある、あるいは誤解を与える面がある講演だとは思いますよ。それを指摘したあの記事が全て問題あるとも思いません。とはいえ、指摘の仕方、過度に攻撃的な表現は「ファクトチェック」という機能を超えるものです。その点については芹沢さんも認めて謝罪しているのでは?
— 津田大介 (@tsuda) 2018年4月13日
そうですか。
— 林 智裕【アカウント休止中】 (@SakezukiKaeru) 2018年4月13日
しかしながら、津田さんは今回の辛淑玉氏の講演に多数のデマが含まれていたということはもうご理解頂けたかと思います。
これを放置すれば、福島に暮らす次世代への子供達への差別を容認することになります。
津田さん自身は、この辛淑玉氏の件について具体的にどう対処しますか?
表現に稚拙なところがあったことと、「多数のデマが含まれていた」という林さんの認識はイコールにはなりません。ただ、彼女の講演が様々なハレーションを起こしたことは事実であると思うので、彼女と直接話す機会があるときにそのあたりは話そうと思ってます。
— 津田大介 (@tsuda) 2018年4月13日
てか、いまなら「トーンポリシング」と言われるな、この時の津田氏の弁明(辛淑玉氏の発言は問題があったが、それへの指摘の仕方が悪い、過度に攻撃的な表現だ、という弁護の仕方だもの)
とりあえず、保存しておこうかと。