この前、「CMのメッセージ性」を巡って、ある人物を思い出し、こういう話をかいた。
この人物は、まもなくまた命日がやってくるジョン・レノンのIMAGINEに絡んで紹介したこともある。
この記事を書いたあと、LINEでこんな話をした。
某氏 ブログに出ていた「朝堂院大覚」って、何か聞いたことがあるな、と思い記憶を辿ると、たしか「女帝 小池百合子」にその名が出ていたような。
俺 昭和の武道は政財界の裏人脈に続くチャンネルでした
※ちなみに、はてなAiが「あんた過去にこれかいてるよ」と教えてくれた。すっかり忘れてた
m-dojo.hatenadiary.com
某氏 調べてみると、YouTubeでいろいろ唸っとるな
俺 なつかしい、一昔前の『怪人』ですよ
某氏 いい歳こいて、この人知らなかったわ 未熟よのお
某氏 (略)…身の振り方を考えていたときに、友人が「紹介するからフィクサーになったら?」と言われたなぁ。
俺 『高校生のための フィクサーになるには』
某氏 「フィクサー(非常勤) 募集 要普免 経験不問 試用期間10年」
まさに、このへんのギャグっぽさを描いたのが古典となっていい、ほりのぶゆきの「黒幕さん」ですわな。
しかし、昭和の時代は、現実はもとより、エンタメの中でいろんなことを都合よく収めるためのご都合主義的デウス・エクス・マキナとしての右翼黒幕・フィクサーが登場したし、逆に最終ラスボスでも座りがよいものでした。
ビジュアルとしてもだいたいの統一感があった。

藤子・F・不二雄大全集 中年スーパーマン左江内氏/未来の想い出
- 作者:藤子・F・ 不二雄
- 発売日: 2012/02/24
- メディア: コミック
この種のキャラを画像としても集めてみたいところ。影のソーリってやつね。
だが80年代末に田中芳樹「創竜伝」が書かれたとき、第1巻におけるラスボスが「鎌倉の御前」で、子供心に「ちょっと…古くない?」「まだいたの、そーゆーひと!!」と、「番長」が登場する漫画を見るような感覚になったことも事実だ。
現実として、こういう見た目の「黒幕」は今なおいるんでしょうか。桜で失脚する流れだとは思うけど、へたしたらアベシンゾーさんがこの「黒幕」に収まるかもなんだぞ!!
じいちゃんの見た目はそれらしかったが、「妖怪三世」を襲名したとき、ビジュアル的に黒幕フィクサー役がつとまるんでしょうか。
見た目という点では、現実には左派どころか心情的アナキストである天本英世が映画「ブルークリスマス」で、車いすに乗ってほぼ無言の「黒幕」役を演じ、名演というか名存在感を見せていた。その車いすを押す「側近」が岸田森なんて完璧すぎない??
※あれ?探した画像の範囲では、車いすじゃなくて歩いてるな、黒幕…
#あなたにとってクリスマス映画といえば
— 伊勢アカフク (@t_k1970) 2019年12月13日
青い血になる竹下景子や沖雅也より、数分の出番の岸田森と天本英世(セリフ発するシーンなし)の方が遥かに宇宙人っぽい、特撮の無いSF映画・・・(;^ω^) pic.twitter.com/Sp0oju8bPj
ブルークリスマス!やっぱり何回観ても天本英世氏と岸田森氏が謀略をしきってる状況は、もう何をしても抗えない感満載ですね。このツーショットが一つのフレームに収まるとすごい説得力ですよ。 pic.twitter.com/S0RnANSw
— まつまるたかひこ (@Doratimus_Prime) 2012年12月25日
そのついでに、最後に小松左京「明日泥棒」を紹介したいのだが、時間ないので別建てにするかも。