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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

AI美空ひばりの「倫理的問題」とは『風立ちぬ』か『げんしけん』か…?

※超眠いので骨子だけ描いてあとで補筆したいと思います



すでに一度NHKスペシャルで放送されているのに、やはり注目度・知名度紅白歌合戦ほどではないんだね。

dot.asahi.com


togetter.com


このプロジェクトそのものは10月のNスぺで番組化された。
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余談ながら、NHKはAIで名力士を復活させ、相互に戦わせる番組も放送済みだ
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で、本題に戻ると…自分はブクマでこんなふうに書いた

故人の意志を無視して喋らせる「AI美空ひばり」は倫理的な問題をはらんでいるのか? - Togetter

というか、誰かが誰かを物語化、キャラ化するのは原則的に自由で、ごく例外として肖像権や名誉毀損などがあるのだよ。その原則に従えばいいだけ

2020/01/01 17:20
b.hatena.ne.jp
『というか、誰かが誰かを物語化、キャラ化するのは原則的に自由で、ごく例外として肖像権や名誉毀損などがあるのだよ。その原則に従えばいいだけ』




その例として、この作品を挙げる

『風立ちぬ』予告編特別フィルム 4分13秒

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そこから抜粋しよう

風立ちぬ」だが。
こんなシーンがあります(ややネタバレ注意)

http://onemore01.blog.so-net.ne.jp/2013-07-29

……カプローニ伯爵と少年堀越二郎が夢の中で伯爵の設計した飛行機とともに登場するCM(略)…
さて、今回は二郎の夢の中で語り合うカプローニ伯爵。実際には出会っていないのですが、奇抜なというか、夢のあるデザインの飛行機を何機も製作したこのカプローニ伯爵と堀越二郎の二人を共演させることで少年二郎の飛行機への夢をふくらませる手法は流石、宮崎駿監督

http://ghibli.jpn.org/report/kaze-real/
ジブリ」という名前も、カプローニ社の飛行機の名前から由来している。

ジャンニ・カプローニについて、宮崎駿監督はこのように話しています。

宮崎駿
ジャンニ・カプローニというのは実在の人物で、今でもその親族が伯爵として残っています。
実は「紅の豚」を作った後に、ジャンニ・カプローニのひ孫にあたる人が、カプローニ社の飛行機の構造物がいっぱい入ったものを送ってくれました。それがカプローニとの出会いでした。…第二次大戦の時には役に立たない飛行機ばかり作っていた会社…

志…「夢」を共有する仲間は、ホントに夢を見ているときに夢が合体し、距離や時間を超えて語り合える…という設定は非常に秀逸で、この設定を流用していろいろとやれるんじゃないか、と思った、というのを、自分は映画を見た直後の雑感に書いてました。
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だけど。
「飛行機はのろわれた夢だ」
とか
「ぼくたちは本当は戦争の飛行機を作りたいわけじゃない」
とか、まさにかなり重要な思想、テーマが「夢の中に登場する実在人物の発言」として語られてるわけだが…どこまで彼らの実際の思想に即したものだったんだろう。
……これはこれで、「これがOKならなんでもありじゃね?」と思ったのも事実で、ついでにO川隆法(仮名)の霊言本を思い出したのも事実だ(笑)
もちろん、O川さんは「ホントウに霊が降りてくる」で、M崎…いや仮名にせんでいいわ(笑)、宮崎駿さんは当然「そこはフィクションである」と認める大きな違いがある。またおそらく、子孫との関係を考えれば彼らが宮崎映画に曽祖父が登場することを歓迎、了承しているであろうことは想像に難くないし、問われれば「第二次世界大戦で彼の会社の飛行機が役に立たない、という史実から類推した」と回答できるだろう。
対象者の了承も根も葉も資料的な傍証も、ついでに霊の降臨もおそらくない(※個人の感想です)本とは違う。
資料との矛盾も「霊界で考えを改めた」で済むこともあるらしいし(笑)

だが、
そんな差とは別に…
やはり「夢の中のシーン」とか「霊が言った」といえば、それは大きくまとめて「(法的な意味では)おとがめなし」ということでいいんじゃないか。それは社会が、「保護する」のではなく「一段下に置く」という意味。

要はその発言、内容を受け手がどう受けるかが重要であって、夢の中とか本人の霊(含む守護例)がしゃべった、という本を見たらば…「あー、はいはい」「アレね、アレ」と、受け手一般がそう評価すればいいのだろうと。

そう、めぐりめぐって、どこかの誰かが今日も量産する「霊言」も、まぁ同じカテゴリだ(笑)
どれかだけ排除するのもよろしくない。こういうもので排除されるのは、ある種の例外中の例外となるのだ。


この「例外」の候補となりえるのは、おそらくいま法哲学的議論もされている「ディープポルノ、フェイクポルノ」であろうし、それはちょっと技術レベルを低くしつつ、「げんしけん」で荻上さんがオタク趣味を隠し自己嫌悪するようになった中学時代の一件も候補になるのだろう。

げんしけん(8) (アフタヌーンコミックス)

げんしけん(8) (アフタヌーンコミックス)

笹原と荻上の仲を進展させるべく画策する大野。そんななか、現視研メンバーによる軽井沢2泊3日の旅で、荻上がオタク嫌いになったきっかけというべき事件が発覚!! そのトラウマとなった出来事は5年前、彼女が中3のときまでさかのぼる……。――サークル部屋から広がる楽しい大学生活を等身大で描く、アキバ系青春物語!!

つまり、これが議論の極北ではある
booklive.jp

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げんしけん8巻 ※実在人物のキャラ化は原則自由だが、稀に例外がある、その一例