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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

韓国で議論されてるという「ナマモノBL規制論」への雑感。/「いしいひさいち規制法」になるかならぬか。

そういえば自分で進歩(?)を実感したのが「ナマモノ」と聞いて意味が分かったことだった。SNSのどこかで、それ言われて「ナニソレ?」と聞いて解説してもらったことがあったんだよな…(笑)


今回もブクマ、過去記事へのリンク、ツイートなどを集めれば言いたいことはだいたい足りそうだ。

まず注目記事
anond.hatelabo.jp

サイゾー」にも類似記事が出てた
www.cyzo.com


ブクマ
b.hatena.ne.jp
おいらの、最初のブクマコメント(※現在はこの記事の紹介文に差し替え)

げんしけん」第8巻・試し読み部分を紹介 https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/107590/A000031159/ /「実在人物のモデル化」自体が問題なのか、それが「性的モチーフ」の場合(に限って)は問題なのか。前者ならいしいひさいち /


そう、げんしけん8巻のちょうど冒頭部分がそのテーマの描かれる回なので、ちょっとドラマ仕立てで問題を理解できるのだ。

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げんしけん8巻 ※実在人物のキャラ化は原則自由だが、稀に例外がある、その一例

ebookjapan.yahoo.co.jp

このエピソードを以前紹介したことがあるが、それは「AI美空ひばり」に関する話題だった。

あれから

あれから

m-dojo.hatenadiary.com
↑ぶっちゃけ、この過去記事で、かなりの部分は言い尽くしているので、これを読んでもらうと理解が早いと思う。
その一文
『というか、誰かが誰かを物語化、キャラ化するのは原則的に自由で、ごく例外として肖像権や名誉毀損などがあるのだよ。その原則に従えばいいだけ』
他の例として
宮崎駿風立ちぬ」での、一応「実在人物」のキャラクターの言動
大川隆法の実在人物の「霊言」
も、挙げており枡。


twitterでの今回のやりとり

ほんの数分前にしたばかりだが(笑)



いったん遡って、「AI美空ひばり」の時の記事から抜粋。

(略)…やはり「夢の中のシーン」とか「霊が言った」といえば、それは大きくまとめて「(法的な意味では)おとがめなし」ということでいいんじゃないか。それは社会が、「保護する」のではなく「一段下に置く」という意味。

要はその発言、内容を受け手がどう受けるかが重要であって、夢の中とか本人の霊(含む守護例)がしゃべった、という本を見たらば…「あー、はいはい」「アレね、アレ」と、受け手一般がそう評価すればいいのだろうと。

そう、めぐりめぐって、どこかの誰かが今日も量産する「霊言」も、まぁ同じカテゴリだ(笑)
どれかだけ排除するのもよろしくない。こういうもので排除されるのは、ある種の例外中の例外となるのだ。


この「例外」の候補となりえるのは、おそらくいま法哲学的議論もされている「ディープポルノ、フェイクポルノ」であろうし、それはちょっと技術レベルを低くしつつ、「げんしけん」で荻上さんがオタク趣味を隠し自己嫌悪するようになった中学時代の一件も候補になるのだろう。

なぜ、「性的なもの」だけ例外にし得るかというと、それは表現の自由とは言い条、世界のほとんどの地域で全裸で出歩くことには何らかの法的な規制があるし、性行為や性的表現物がそのまま規制なしのところもない、というところに尽きよう。
なぜそれがそうなのかといえば…これは近親結婚の議論でも描いたが、突き詰めていくとたぶん根拠がなくなるので「伝統」を持ち出すしかないだろう。そして持ち出せば話はそれであっさり収まる。性的な表現というのは、なんらかの規制自体はどこかでかけざるを得ない、それは隠れて寝室その他で行うべし…というのが、なぜか世界中で基本はそうなっていたのだ。その規制が、たとえば性的雑誌のコンビニ販売はだめなのか、ポスターに描かれたキャラクターの体型までに及ぶのか、美術館の裸像に布を掛けるべきなのかは知らぬ(笑)

上にも書いたように「ディープポルノ」は規制がかかったしかかりつつあるし、またこの前海外で、著名な未成年の環境活動家を模した性的な人形が、商業的な物か風刺的なものか知らぬが作られて批判を浴びた云々という話があったはずだ。

で、もう一度自分のツイートから自己抜粋するけど
A:「実在人物を、自分の創作・物語の中で自由に動かす」こと自体に問題があるのか
B:「Aに、『性的な描写がなされる』ことに(だけ)」問題があるのか

ここを明確に切り分けるのか、そうではないのか。
韓国の議論もそうだし、今の「ディープポルノ」規制もそのへんはどうだろうか。

んで、最強にして最極端、「いしいひさいち」漫画は?

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あらためてすごい、いしいひさいちの風刺(公明党創価学会小沢一郎

※今の政治状況からすると、小沢一郎公明党創価学会が同じ陣営であるというシチュエーション自体が「?」なのかもしれんが、そういう時代がホントに一時期あったの!今日は勤皇、明日は佐幕、昨日の敵は今日の友なの!!

実在の人物を「洗脳」したしない、あそこの「尊師」と同じだ同じでない…みたいな話をふつーにやっているわけだが、これは実在の人物に性的なことをさせるのと、どっちが上か下か、実のところ本格的に議論すると、かなりヤバイかもしれんよ。
政治家や、それに準じる人は権力勾配で例外?といってもねえ。どこからどこまでや?
また、性的描写以外にも、バイオレンスな描写も問題になろう。はいここで阿弖流為二世とかいうなよ。画像貼るなよ。

だから貼るなって言ってんだろよ。
渡邉恒雄ことナベツネなんか、ライバル新聞に載ってた「ワンマンマン」をどう思ってたのかね。

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ナベツネ博士 いしいひさいち

ナベツネ博士、ってのも登場してたか。


ついでに飛び火させるが、

ほりのぶゆきの爆笑野球(阪神?)漫画選集「猛虎はん」 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100905/p5

猛虎はん

猛虎はん

こういうのも、才能がある人を選んで論じたい。やくみ…とかは、まあ語る価値もないでしょ。
ほり先生、野球以外でも、えなりかずきが楽屋の裏を暴力で仕切るボス役だとか、パンチョ伊藤の本体がヅラだとか、さんざん書いているしなー。

実在スポーツ選手を、物語の中で闘わせる、とかもね

さらに言えば、実在人物を物語の中で闘わせて、勝手に勝ったり負けたりさせてしまう、「ナマモノ格闘モノ」なんか、超隣接ジャンルやんけ。うわーーーん


物語の中で性的な行為をさせられるのと、銃で「だぼっ」と額を撃ち抜かれるのと、封印技「マンハッタン・トリニティ」をアンドレにかけられてボロボロになるのと、どれが一番人権侵害になるか、これも議論で定めがたくはありそうだ。
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ちなみにこれは大相撲協会の報告書に基づいている実話なのでセーフ(だよね?)

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…つうか、そのへんの格闘ものや、ポリティカルなやつっていうと、最後の最後に思い出したが、俺自身が創作者だよ(笑)!!!

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さあ、どうなりますかね・・・・・・・

用語メモもしておこう。「アルペス」「RPS(=Real Person Slash)」

サイゾー記事より

韓国で男性アイドルを素材とした性的な創作物「アルペス」(RPS=Real Person Slash)を規制すべきとの声が高まっている。アルペスの詳しい説明は他に譲りたいが、簡略に説明するならば、ここで言うアルペスは実存するアイドルを主人公や登場人物とした、ファンが自作する性的・同性愛コンテンツ(小説、画像、マンガ、動画)を指す

という用語がある、とメモしておこう。はてなキーワードウィキペディアに載せてもいいくらいだ。なんで「アルぺス」となるのかわからないけど、韓国語の略称か何かなのかね?

最後に

この記事へのセルフブクマ、なんかいいこと言ってたんで自分でメモしておく(笑)

本質を突き詰めると「物語」は本来ただのウソ、虚構であり現実世界には、少なくとも直接的には影響をしない…という枠組みで近代の法の大枠は作られてるけど、実際はそうでもないからぎくしゃく、ってことなのかも。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4697225868478013890/comment/gryphon